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「フットサル戦術クリエイター」横澤直樹監修 ”パドロン”【フィニッシュ陣形】トリアングロY編
特徴
特徴①~⑤を紹介していきますが、パドロンを効果的に使用するうえでは、必ず理解しておかなければならないことであり、他のローテーションと比較されたときに、目立つ部分となります。
独自のパドロンを創るためには、特徴を明確にする必要があります。
独創性があれば、自分も楽しめ、その理論が伝達された人と、独自のパドロンの楽しさを共有できます。
独自のパドロンをつくるときに、自分が理想とするフィニッシュから逆算し、特徴がある理論を含めて過程を構成すると、フィニッシュに至るまでの過程も楽しめますので、ぜひとも自分の世界観をつくりあげていただきたいです。
それでは、一緒に勉強していきましょう!
Vamo lá!!
アタッキングゾーン内の攻撃①
アタッキングゾーン内の攻撃は、相手に脅威を与えます。
ブラジル代表の試合を観たことがある方には、わかると思いますが、相手陣でのポゼッションが多いですよね。
その時の守備側の心理状態を説明すると、対面する1対1においては、シュートコースをつくられた時点で、失点に直結する可能性が高いので、一瞬たりとも気を抜けない状態です。
仮に、その状況を、一試合通して、継続されたら、どうなるのでしょう?
脅威ですよね。
ですので、アタッキングゾーン内のポゼッションは有効なのです。
アタッキングゾーン内の攻撃②
では反対に、自陣でのポゼッションは、いけないことなのでしょうか?
前線にスペースをつくり、そのスペースを有効に使用した攻撃を目的とするならば、多少は、理解できますが、それでもリスクは背負います。
なぜなら、前線にスペースをつくるためには、攻撃ラインを下げ、自陣のゴールへ近づいた状況でプレーをしなければならないため、仮にボールを奪われた瞬間に、ゴールへ直結した攻撃を受けてしまうからです。
だから、できるだけ早く、攻撃ラインをあげて、アタッキングゾーンへ移動することがリスクを回避するうえでも、有効なのです。
アタッキングゾーン内の攻撃③
仮に、アタッキングゾーン内の攻撃を失敗した時は、どうなるのでしょう?
例えば、ボールを奪われて、カウンター攻撃を受けたとします。
自陣ゴールまでの距離は、最低23mあります。
23mあるならば、対策は可能だと思います。
それに、アタッキングゾーン内のにて、攻撃を受けている時の守備選手の状態は、シュートコースをつくられないよう、必死になった状態であり、カウンター攻撃を考えられる状態ではありません。
そして、守備に徹している選手の体勢は、ほとんどが、後ろ重心です。
ですので、例えボールを奪ったとしても、カウンター速度が遅くなるのです。
特徴①(まとめ)
上記で紹介した特徴①「アタッキングゾーン内の攻撃」は、攻守の原則(ゴールを奪う/ゴールを守る)を、最短ルートで実行できます。
パドロン【特徴①】から、期待される効果は以下です。
相手に継続した脅威を与える
決定機の増加
ゴールの確率が上がる
攻撃失敗後のリスクマネジメント
失点の確率も下がる
一見、カウンター攻撃を受けそうな、無謀に思えるアタッキングゾーン内のポゼッションは、実際の試合においては、心理的にも、理論的にも、実際は有効なのです。
そして、アタッキングゾーン内のポゼッションには、ワンツー攻撃の連係プレーがあります。
コンビネーションであるワンツー攻撃が、計画的なローテーション攻撃として、連係されたとしたら、対戦相手としては、連続された脅威を受けますよね!
次回は、【特徴②】ワンツー攻撃で構成について説明していきます。
Bom sucesso(成功しますように)
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