Wリーグは10月19日にトヨタ自動車 VS ENEOSの対戦で幕を開ける クィーンビーズのWリーグ2022-23シーズンは10月22日、秋田県横手市での対アランマーレ戦が初戦。 リーグ戦の開幕を1週間後に控えたマネージャーの髙橋ありさ(コートネーム リョウ)は今季からチームのマネージャー業務に加え、Wリーグとの調整窓口も兼務しているため、パソコンに向かう時間が大幅に増えている。 事務所を訪れた日も机に広げた沢山の書類と睨めっこしていたリョウ。
「そう言えば、クィーンビーズに来ることになったきっかけを聞いたことなかったな」と思い、彼女の業務の合間に、そんなところから話を切り出してみた。
今回はクィーンビーズのマネージャーとして5シーズン コロナ禍で振り回された3シーズンも含めチームを陰から支えてきた髙橋ありさが、この5年間でのチームの変化、そして今季のクィーンビーズについて語ってくれた。
学生時代に学生連盟に所属し、強化部としてマネージャーを経験したリョウは、この仕事の魅力を心の中に残したまま大学卒業後一旦は教職に就く。しかし、クィーンビーズがマネージャーを探していることを知ったリョウは、心の中に残っていた「マネージャーという仕事への魅力」を追求するため生まれ育った東京を離れて山梨へ。
「山梨は良いですね。フルーツは豊富だし、今まで移動はずっと自転車と電車だったけど、車社会にも慣れてきた。山梨でのお気に入りは景色、そして空気感も含めての河口湖。車だと朝起きて天気が良ければチャチャっと行けちゃう」と話すリョウだが、現在の悩みは「事務仕事が増えた分、練習を行なっているフロアにいる時間が取れなくて、昨シーズンまでに比べると、選手たちとのコミュニケーションを取る時間が大幅に減ってます。それを補うため練習の前後には選手への声かけ積極的に行なってます」と限られた時間の中で工夫を凝らしているようだ。
今季大幅にメンバーが入れ替わったクィーンビーズ チームの雰囲気を聞いてみると
「来てくれた若い選手たちが、みんな明るくて前向きで昨シーズンから在籍する選手たちも、その明るさに乗っかっているように感じます。チームの雰囲気は先シーズンよりも一層明るくなったと思う。だから私も遠慮なく前向きな言葉をかけることが出来ています」と今季のチームについて語るが、この5年間でのチームの変化はどのように感じているのだろう。
「以前は、対戦相手によっては『このチームには勝てないな』という雰囲気を試合前から感じることがあったけれど、今は勝ち負けに拘っているし、全員がプレーオフを目指している。『どうやっても勝てない』という相手は無くなっていると思います。昨シーズン、プレーオフの会場へ行ったとき感じた独特の雰囲気。このコートに『皆んなが、そこに立っている姿を見てみたい』と改めて思いました」と今後のチームの躍進を楽しみにしている。
コロナウィルスの影響も薄れつつある中ではあるが、屋内競技はまだ規制が多い。間も無く始まるリーグ戦に向けてリョウは「コロナに翻弄された3シーズン、クィーンビーズは地域密着型のチームで応援してくださる皆さんの後押しで選手も力が発揮できています。試合会場での応援の声もなくなり、ファン・ブースターの皆さんとの接触もなくなり寂しい3年間でした。先日、J2リーグヴァンフォーレ甲府の試合会場で久しぶりに鳴り物に合わせて声を出しての応援を聞いて『やっぱり良いな』と思いました。クィーンビーズのホームゲームでも以前の雰囲気が戻ってくる日が待ち遠しいです。 今シーズンも声出し応援は難けれど、その分選手がコート内で声を出せば会場内はきっとハリセンで応えてくれる。ファン・ブースターの皆さんと一体となってプレーオフまで走り抜けたいです」と語る。
クィーンビーズの今季スローガンは「CHEMISTRY(化学反応)」
選手、ファン・ブースター どちらもが発信元となって、アリーナ全体を巻き込む化学反応を起こすことが出来たなら、それは巨大な力となってリーグに旋風を巻き起こすことになるだろう。
クィーンビーズの開幕まで残り1週間!!
久々の投稿となってしまったことをお詫びいたします。
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