【女子プロレス】西川口浩の素人4流解説~2023.2.11 東京女子後楽園大会~

全国のプロレスファンの皆様、こんにちわ。

さて大手町➡️新宿➡️春日部と全国津々浦々をサーキットしてきました東京女子プロレス『第3回ふたりはプリンセスMaxHeart 』は2月11日、ここ後楽園ホールで決勝を迎えます。

決勝に勝ち残ったのは…

『享楽共鳴』中島翔子&ハイパーミサヲ

(左)伊藤麻希、(右)山下実優

『121000000(ワン・トゥ・ミリオン)』山下実優&伊藤麻希

どちらが勝っても初優勝。

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この両者の勝ち上がりについては、上記ブログを参考にしていただけたら嬉しいです。

試合開始前には

とうが、ハル、ももの3名のデビューやアンドレザ・ジャイアントパンダの参戦など、3月18日の有明コロシアム大会を中心にした話題につながるニュースが発表されました。

とうがはリングネームが『凍雅』に決まり、3月6日新宿FACE大会で、なんと山下実優相手にデビュー‼️

翌週2月18日の名古屋大会でシノ改め『鈴木志乃』のデビューも発表され、アプガ(プロレス)勢によるタッグマッチ‼️

中学生コンビのももとハルは有明コロシアム大会でルーキー6人勢揃いの8人タッグマッチでデビュー‼️

ともにリングネームやコスチュームも決まり、有明のデビューを待ちます。

縁あって東女の門を叩いた選手達には、末長く活躍して欲しいと切に願います。

◇第1試合(15分1本勝負)

◯上原わかな(6分26秒 スリーパーホールド)HIMAWARI

イッテンヨンでデビューした両者は、いずれは当たらないといけないだろうなぁなんて思いましたが、いざ決まると何とも言えない気持ちになりました。

ドロップキックやボディスラム等、技は少ないけれど、持てる技を精一杯表現した新人の第1試合らしい試合になりました。

上原わかなはタレント、HIMAWARI は(短期ながら)アクトレス・ガールズに在籍していた事もあって『見せる』『見られる』と言うのを頭に入れたファイトが出来ているみたいです。

フィニッシュになった上原のスリーパーホールドはHIMAWARI がロープ際へ逃げる寸前で中央に引き戻したり、胴締めで決めにかかるところに新人離れしたところが垣間見えましたね。

翌週の名古屋大会ではHIMAWARI が上原から逆エビで自力初勝利を奪い御返し。この両者を軸にしたルーキー達の奮闘は東京女子に新風を吹き込んで欲しいと願います。

◇第3試合(15分1本勝負)

◯遠藤有栖(9分27秒 キャメルクラッチ)宮本もか

デビューして2年超の遠藤有栖。

成長著しい彼女に付いた有り難くないレッテルが『シングル未勝利』。

個人的には新人に当てて早めにレッテルを剥がしてあげたい気持ちがあるのですが、すでにトップクラスの選手と渡り合える有栖には、そんな安直な真似は出来ないんでしょう。

対戦相手の宮本もかは渡辺未詩のインターナショナル・プリンセス選手権に挑戦したり、アジャコングや志田光が東京女子に参戦した時のタッグパートナーに起用されたり活躍の場数が増えています。

私見ですけど、宮本は誰に当てても何処に出しても恥ずかしくない人材と団体は見ているんではないでしょうか?

加えて長野じゅりあとの空手コンビでトーナメントで2勝して準決勝進出。まだキャリアの浅い長野じゅりあと組んだ事でリーダーシップを身に付けたようです。

空手コンビ2勝目の相手が有栖と鈴芽のコンビ『でいーじーもんきー(でじもん)』。しかも試合は有栖が宮本からフォールを奪われ、試合後には号泣していました。

有栖にはシングル自力初勝利のチャンスは幾度か有ったと思われますが、私個人は6月の鳥喰かや戦や2022年最終戦の原宿ぽむ戦辺りではないかと思っています。

しかし何故かこれらの2試合を落とし、逆に鳥喰にシングル自力初勝利を献上してしまいました。

近くて遠いシングル初勝利…有栖の歓喜は何時になるのか?

この日の試合は序盤は宮本有利。

しかし勝利への執念を見せた有栖がドロップキック➡️バックエルボー➡️ロープに固定してのジャンピングニー➡️Wスレッジハンマーの連続攻撃。

宮本も後ろに倒した後に腹部へ手刀を叩き込む。

宮本が逆落とし➡️グラウンド・コブラに持ち込むが、

有栖も負けじとコーナーからの鶴ケ城。

宮本がグラウンド・コブラ➡️羅生門のパターンに2度持ち込むも、有栖がディフェンスし決めさせない。

逆に宮本の鴻臚館を耐えてから、有栖が水車落とし

有栖がキャメルクラッチに持ち込む➡️宮本がディフェンスの繰り返しが続くが、最後には有栖の意地が勝り宮本からギブアップを奪い、悲願のシングル初勝利。

有栖は初勝利はキャメルクラッチと決めていたのでしょうね。いつもなら攻撃が単発で終わってしまうところもありましたが、この日はキャメルクラッチに行き着くまでの攻めを数多く重ねた事が勝因に繋がったのだと思います。

そして、感涙の有栖を睨み付ける宮本もかは、セコンドの力を借りずに腰を押さえながら自力でリングを後にする…ここに6ヶ月だけど先輩って意地を見ましたし、表情も含めて個人的には印象に残ったシーンです。

◇メインイベント(時間無制限1本勝負)

山下実優、◯伊藤麻希 (25分35秒 伊藤デラックス)●中島翔子、ハイパーミサヲ

序盤はハイパーミサヲのマイクに始まり、ミサヲがコメントの中で「正々堂々」と言いながら不意打ち…しかし、「んな筈がない」ってばかりに121000000が迎え撃つところや、

121000000の組体操みたいな奴をミサヲがスプレーで反撃…と、長年戦って相手を知り抜いた4者らしい攻防が続きます。

試合は享楽共鳴優位で進んだ時にアクシデントでミサヲのマスクが外れてしまいます

しかしミサヲを意に介さず山下に応戦、エプロンでは山下の蹴りを受け止めると脚を鉄柱にぶつけると言う『荒業』を見せます。

痛みに悶絶する山下を尻目に何事もなかったかのように再びマスクを装着するミサヲ。

ミサヲのコンセプトはヒーローに憧れる女性なんだろうと推測しますが、ここまでの流れは、正にヒーローのような格好良さ。

そして鬼気迫る表情で山下に立ち向かうミサヲの表情は、第3試合での宮本もかの悔しそうな顔付きと共に、この日の試合で印象に残りました。

序盤の伊藤への腕攻め、そして山下の脚攻めと享楽共鳴は一気に優位になります。

ミサヲは中島にタッチし、中島も引き続き山下を攻めまくります。

トップロープとセカンドロープの中間に山下を固定して、中島が619を狙います。

だが中島が身体を回転させて蹴ろうとしたところを伊藤が実を挺して自慢の石頭でキャッチ⁉️

今度は中島が膝を痛めてしまい、動きが鈍ってしまいます。

実は中島は準決勝で膝を痛めており、この決勝までの試合を休むかと思いきや、通常通りに出場していたので私は驚きました

21日の武藤敬司選手の引退試合や3月18日の有明コロシアム大会、更にはロサンゼルス大会と、大きな試合が続くだけに無理して駄目にならなければ良いが…と心配していたけど、やはり東女初期メンバーとしての責任感が中島を駆り立てるのかも知れません。

それでも中島は山下を攻め続けますが、何とか山下は脱出し、伊藤麻希に繋ぎます。

しかし伊藤も捕まり、享楽共鳴優位のまま15分経過。

中島のバタフライロックが決まった時には伊藤はぐったりした表情になっていました。

その後、中島と伊藤は互いの手を掴みながらエルボー合戦…さながら、チェーンデスマッチの様相になっていました。

場外に落ちた伊藤に中島がトペ・スイシーダ…しかし、飛び込んで来た中島に山下がキック。

手数は少ないですが121000000が徐々に盛り返し、

気合いの入った山下は伊藤に頭突き。

呼応した伊藤も山下に頭突き。

結果、山下が2発痛いのを食らった形になりました😅

山下はミサヲをスカルキックで排除、

その後ツープラトンで中島にダメージを与えてから伊藤が伊藤デラックスでギブアップを奪い、逆転勝ち。

121000000が悲願の初優勝を飾り、プリンセスタッグ王座への挑戦権を獲得‼️

この時点で現王者チームの『ウェストランド・ウォー・パーティ(WWP)』は米国で防衛戦が予定されていたため、有明での121000000との対決はノンタイトルになる可能性がありましたが、WWP は全米で3度防衛を果たし、有明ではプリンセス・タッグが懸けられる事が決まりました。

判定があれば明らかに享楽共鳴の圧勝でしたが、判定制度のないプロレスでは優勝が果たせませんでした。

素人なりに敗因を考えたならば、前半はタッチワークを巧みに駆使し交代交代で攻めていったのが、中盤あたりからミサヲが山下を止めるのに専念した事で結果的に中島をローンバトルにしてしまった事ではないかと思われます。

あと、白昼夢エタニティのような合体技があったらとも個人的には思いました。

しかし、『享楽共鳴は中島より自分が格落ちなんではないか』と悩む事もあったミサヲが、準決勝と決勝の2試合で存在感を見せ、他のタッグよりと比べても遜色ないタッグである事を観客やレッスルユニバースの視聴者に強烈な印象を与えた事は、享楽共鳴への期待度を増したものと思います。

そして、とんでもなく分厚い壁と言えるWWPを121000000が打破できるのか、有明大会には注目をしたいですね。

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