東京女子プロレスの新年最初の試合は1月4日の後楽園ホール大会と言うのが恒例である。
何かと見所の有る大会になりそうだが、そんな中で2人の練習生がデビューする。
HIMAWARIは短期間ながらアクトレスガールズに在籍しデビューまで到達したのだから、他の練習生より時間を掛ける必要がなかったのかも知れない。
ただアクトレスでデビューした際、受け身などの基礎中の基礎の行為も出来ていなかったらしく、かなりの酷評をもらったみたいだが、その辺もやり直してクリアしたので出来たんでしょうね。
デビュー戦がシングル、しかも愛野ユキが相手と言う点でも他の練習生とは違う扱いなのかも知れない。
一方の上原わかなは遠藤有栖とのタッグで、宮本もか&長野じゅりあとの『空手ガールズ』を相手にデビュー戦に挑む。
大食いで『有吉ゼミ』等の番組で活躍していた彼女は、『夢プロレス』という企画でプロレスと出会う事となる。
夢プロレスは夢グループとは無関係で、タレント4名がプロレスのミッションをこなして行き、1位になった者だけが自身の夢を叶える…というザックリとしたもので、私も勘違いしていたのだが、彼女達は夢を叶える為の手段でプロレスをするのであって、レスラーになる事が目的ではないと言う事だ。
だから彼女達がデビューしてくれたら…なんて期待するのは本来は筋違いな事なのだが、そんな中で上原がプロレス継続の意思を示したのには驚いたし、早々にデビューが決まったのには2度驚かされた。
上原わかなの方が他の練習生より早くデビューするとなると、彼女は夢プロレス以降も秘密裏に練習は継続していたのだろうと推測する。
余談だが、上原と一緒に夢プロレスに参加した真中ひまりはヘルニア等の原因で芸能界を引退し、現在は就職している。
凛咲子(りさこ)もプロレス継続の意思を示していたそうだが、『サンスポGOGOクイーン』でグランプリを獲得したので、グラビアでの仕事が多くなりそうだ。
デビューのパートナー遠藤有栖は奇しくも2年前のイッテンヨンで鈴芽相手にデビューしている。
翌年のイッテンヨンで悲願の自力初勝利。
何かが起こる(⁉️)遠藤有栖のイッテンヨン。
また相手の長野じゅりあは3月の両国国技館大会で宮本もかをパートナーに鈴芽&遠藤有栖組を相手にデビューしている。
デビュー戦をしてもらう立場だった長野じゅりあが、今度はデビュー戦の相手を務める。
時間の過ぎるのは早いですね。
有栖のパートナーが鈴芽から上原わかなに変わっただけで、言ってみれば両国国技館大会の顔触れと同じようなカードだが、意味合いは少しずつ違って来るんではないか?
デビュー以降はじめて後輩の相手をする長野じゅりあは、後輩の前でみっともない試合は出来ないはずだ…まして有栖ならともかく上原に白星を献上したなんて、なりたくはないだろう。
遠藤有栖は国技館では長野じゅりあを迎える側で、しかも鈴芽がリーダーシップを握っていたから、どちらかと言うと立場的には楽なポジションだったが、今度は上原を引っ張る立場に回る事になる。
しかも上原はデビュー戦。
上原を上手く試合の波に乗れるようにコントロールして、なおかつ勝利をもぎ取らなくてはならない。
有栖にとって、かなり肉体的にも精神的にも疲弊する試合になるんだろうなぁって思います。
国技館では宮本もかが今回の有栖のようなポジションで動いていたのを見た時には「これは相当大変だったろうなぁ」って感じました。
だから、あの試合は鈴芽から宮本がピンフォールを奪われたんだけれど、疲労困憊で返す気力も無くなっていたんでしょう。
今回は対角線での有栖を見て「自分も国技館の時には、こうだった」なんて感じながら試合をする…なんて余裕は無いですわね。
上原のデビューを最良のものにするために動き回るであろう遠藤有栖。
そんな上原に先輩として意地を示したい長野じゅりあ。
その長野とのタッグで『ふたりはプリンセス”Max Heart”トーナメント』参加が決まり、好発信したい宮本もか。
誰にとっても意味があって、得るものの多い試合である事を切に願う。
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