【平川正城】が説きたい「徹底的に長所を磨く」ことの重要性 

相変わらず暑い日が続きますね。熱中症やコロナやで体調不良とか大丈夫ですか?

ウルトラスポーツの僕の記事ですが、おかげさまで非常に多くの方々にお読みいただいている様で嬉しいです。今回も是非、お楽しみください。

また、余談ですが、8月17日(水)に東京都の品川区にて、小学校3年生〜中学校3年生のゴールキーパーを対象としたゴールキーパートレーニングセレクションを開催します。

このゴールキーパープロジェクトのメインコーチには、 昨シーズン(2021年)までJリーグで大活躍、そしてあの今話題のスポーツマネージメントを題材にしたドラマ「オールドルーキー」に出演して、世の中をざわつかせた「秋元陽太」が直接、指導します。

今回の記事にも関わる話ですが、ゴールキーパー達の長所を伸ばす事に長けている素晴らしい指導者ですので、ぜひトレーニングを受けてくださいね!

あと、僕は8月21日から9月までスペインのバレンシアへサッカーで向かいます。日本全国から様々なイベントセレクションにて選ばれたこども達を連れて、未知なる体験を選手達にしてもらってきます。こちらも次回の海外セレクションが、9月25日(日)にあるので、もしご興味がございましたら参加してみてください。

さて、8月14日(日)の記事テーマは「徹底的に長所を磨く」ことです。最近のこども達は、足元の技術などボールを蹴らせたら上手なんですよ。すごい上手。これは海外から来たコーチ陣も、日本人のスキルは高いとよく言ってます…。スキル “ は ” …笑

何か、モヤモヤが残る言い方ですよね。しかし、理由を聞いて納得しました。僕も昔からそれは感じてたから。

「みんな同じ選手に見える」

最近のこども達は平均して上手なので、特徴がわかりづらいんですよね。

ひと昔前だと、チームの中でサッカーはあまり上手でないけど、走らせたら犬よりも早い選手(とあるレジェンド笑)がいるなら、その選手は走らせたら誰にも負けないし、ものすごいパンチのあるシュートの感覚が優れている選手がいるなら、サッカーで組み立てて、ゴール前でその選手が仕事を出来る様に工夫したら点を取ってくれてチームが勝ったり、他の選手より抜けた能力がある選手って、サッカーの中では重要なピースになっていました。

もちろん、今でもその様な選手がチームにいる場合、やはり相手からしたら脅威であり、厄介なプレーヤーだと感じるだろうけど、ここ最近は “ 持っている身体の能力 ” に特徴を感じられる選手が少なくなりましたね。

最近はロングスローを投げれる選手などがポツポツ現れましたよね。そうゆう話です。

やはり、そういったその選手の “ 長所 ” は、その人の「個性」であり、他の替えがきかない。

正直、シュートが上手い、ドリブルが上手い、ディフェンスが強いと言った部分は、スキル的な話で、前者で話した通り、上手い選手はたくさん居るから、替えようと思えば、他の選手に替える判断はしやすい。

自分の長所を理解して、更にそこを伸ばす努力は絶対に必要。

これは僕の意見ですが、長所の反対の短所。

短所を無くす為に、色々な時間やお金をかけてる方も少なくないと思いますが正直、僕は短所を埋める時間があるなら、長所を伸ばすことに時間を費やした方がいいと思ってます。

現に多くの場所で、小さい頃から長所を伸ばすではなく、短所を無くそう、埋めよう!と、取り組む所は沢山あります。もちろん、その意識は素晴らしいと思います。しかし、ここ数年はそれだけが原因ではありませんが結果、今の日本人選手の特徴にもなりつつある”平均的プレーヤー”の印象が生まれたと思う。

昔、元サッカー日本代表の名波浩さんが言ってた言葉で「左足が言うこと聞くから、俺は右足で蹴れなくても大丈夫」と話してくれた事があって、当時は、プロ選手のその言葉に衝撃を受けましたが、いざ指導者の立場になり、世界各国の育成年代の指導者達と関わり、日本人選手を比較して見える様になった時に色々と気付けた事が多かった。

もちろん、昔と違い、日本のサッカーも成長し、変わってきているから一概にこれがいい!と、言い切れないけど、根本を考えたらプレーしているのは「サッカー」で変わりはない。

そのサッカーの中で、特徴的な部分に自信を持ち、堂々とサッカーで活かせている選手が居た時は、たまらずスカウト達は「なんかあいつ、他とは違うな」と、わかる人達の目につくよね。

だからこそ、長所をガンガン伸ばして行った方がいい。サッカーは個人スポーツでは無いから、短所となる部分はチームでカバーすればいい。

育成年代のこども達ほど、短所をどーこうじゃなく、自分の強みを自分自身でしっかりと理解をして、そこを更によく出来る様に日々、チャレンジしてほしいかな。

〇〇と言ったら、俺っしょ!って、言えるぐらい突き抜けちゃって欲しいよね。

これが出来ない、あれが出来ないを考えたり、悩んでる選手がいたら、そんなの気にする必要は無い。

出来ない事をするより、自分の出来る(得意)を伸ばす努力をすればいい。

わかりやすく言うと「誰にも負けない武器をつくる」ってことかな。

大切なのは、その長所を極限まで磨き上げ、「誰にも負けない武器」を作っていく事。

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この記事を書いた人

平川 正城のアバター 平川 正城 マサキスポーツアカデミー(株式会社MSAグローバルマネージメント代表)

平川正城(ひらかわまさき)神奈川県出身。
ユース年代は「清商」の愛称で親しまれたサッカー名門校、清水商業高校(現清水桜ヶ丘高校)から、湘南ベルマーレへ。湘南-草津-Y.S.C.C.-SC相模原とJリーグクラブを渡り歩き、地域リーグクラブを経て現役を引退。
スポーツを通して、日本の子どもたちと世界の架け橋になることを目的とした「MASAKI SPORTS ACADEMY(MSA)」を2013年に設立。

現在は海外仕込みのメソッドを日本人向けに改良した独自の「MSAメソッド」を確立し、日本全国のMSAにて子供達へ伝えている。

JFAこころのプロジェクト「夢先生」も務める。

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