「フットサル戦術クリエイター」横澤直樹が今伝えたいチーム戦術 ”パドロン”【概念】編

目次

はじめに

掲載にあたり、この機会をくださったULTRA SPORTS様へ感謝いたします。今回は、フットサルの指導者(チーム内の戦略・戦術担当者/フットサルを取り入れているサッカーの指導者なども含む)を対象に、各指導者オリジナルの戦略・戦術の創造と発展に貢献したいと思い、一例として、私の戦略・戦術の一部分を公開させていただくことにしました。

現在、日本のフットサル界では、多くの指導者が、自チームにて、日本代表監督の戦略・戦術を共有している傾向があります。

その要因として考えられることは以下の3つです。

①日本代表の強化の一環

②日本代表選出時を想定し、日本代表監督の戦略・戦術に即対応できる準備

③指導者がオリジナルの戦術を所持していない

要因は他にも様々にあると思いますが、私の見解としては、③が大きく影響していると考えています。

現状、日本のフットサル戦略・戦術のバリエーションは少なく、スペインからの情報が主流です。それ以外の戦略・戦術は認知されがたく、楽しみ方も限られています。

指導者の方々には、もっと独創的に、自由に発想し、真剣勝負の中でも、様々な楽しみ方を見つけてほしいです。

今回の掲載では、奇抜・奇才・理解しがたいなどと言われる、私の戦略・戦術の一部分を公開することで、「実は理論上に成り立っていること」、「指導者の誰もが探求・追求・創造することが可能だということ」、「楽しめるバリエーションは無限に創作できること」を、この機会にお伝えしたいです。

読者の方々が、独自の戦略・戦術の創作を楽しみ、その狙いを理解した選手が楽しみながら体現し、その姿を観た方々も楽しめるような、誇りをもてる素晴らしいものを創ってほしいです。

そして、最終的には、世界一を目指していただくことが、私の理想です。

経歴

フットサルに興味のない方は、私、横澤直樹のことをご存知ない方もいるかもしれませんので、改めてご挨拶をさせていただきますと、フットサル界では、「奇才」「奇抜」「破壊神」など、変わり者として認知されています。おそらく、フットサル選手としては、日本だけでなく、ブラジルやタイランドなど、8年間の海外経験もあり、帰国後は、日本のフットサル界に「大変革」を起こすべく、Fリーグにて監督・選手兼コーチ(アナリストプレーヤー)などの役職で、奇抜な戦略と戦術を使用し、賛否両論の意見をいただき活動していたのが原因だと思います。その他の活動としては、フットサル戦術クリエイターとして、オンライン指導をとおし、指導者の方々のサポートも行っています。交渉術やコミュニケーションにも、活かされているとの評価もいただいていますので、ぜひ一度、お試しください。これまでのフットサルに関する経歴の詳細は以下のとおりです。

戦略・戦術における基本的概念

それでは、戦術・戦略(チーム戦術と個人戦術の融合)について触れていきたいと思いますので、一緒に勉強していきましょう!

Vamo lá!!

最初に、基本的な考えとして、私が使用する戦術・戦略は「チーム戦術」と「個人戦術」の融合により、絶大な効果をもたらすことを認識いただきたいです。

チーム戦術(攻撃)パドロン

まず、チーム戦術(攻撃)については、パドロンを使用します。ブラジルポルトガル語では「padrão」原型・原基・標準・模範などを表します。フットサルにおけるパドロンとは、ピッチ内で原型になるチーム攻撃の構成・継続的なパス回し(ローテーション/ポゼッション)です。

個人戦術(攻守)四路五動

個人戦術については、「四路五動」を使用します。基本的な個人戦術を表現するのにあたり四路五動という考え方があり、攻撃時は「確保」守備時は「阻止」として活用します。相手と対面する「一対一」の攻守の場面において、常時、4つの方向と5つの動きを、攻撃時は確保し、守備時は阻止するということです。

パドロンのマスター後に期待される3つの効果

そして、パドロンをマスターすることで最終的に、3つの効果が期待できます。

①選手(個)のポテンシャルを開花

②指導者のオリジナル戦略の創出

③育成においてフットボール界へ貢献

サッカーの育成にも効果的

パドロンは、フットサルだけでなく、サッカー選手の育成にもつながります。ローテーションの攻撃中、1対1の局面において、状況に適した判断力(パス/ドリブル/シュート/不動)を求められる場面は、サッカーも同様にあります。約9分の1のフットサルコートで鍛え上げられた打開方法には、サッカーコートでは得られないアイデアがたくさんあり、ゴール前や混戦された局面にて、かならず活かされると思います。

まとめ

奇抜・奇才・理解しがたいなどと言われる、私の戦略・戦術の一部分をこれから公開していき、実は理論上に成り立っていることを説明させていただきます。

そして、指導者の誰もが探求・追求・創造することが可能であり、楽しめるバリエーションは無限に創作できることをお伝えできればとおもいます。

読者の方々が、独自の戦略・戦術の創作を楽しみ、その狙いを理解した選手が楽しみながら体現し、その姿を観た方々も楽しめるような、誇りをもてる素晴らしいものを創ってほしいです。

パドロンは、フットサルだけでなく、サッカー選手の育成にもつながりますので、ぜひとも、この機会で、一緒に勉強していきたいです。

次回からは、テーマを細分化し、【攻撃システム】〜【特徴⑤】に分けて、説明していきますので、パドロンを覚えながら、日々の成長を一緒に楽しみましょう。

次回は、本格的にパドロン【攻撃システム】2:1:1(ポジショニング)について語ります。

Bom sucesso(成功しますように)

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この記事を書いた人

横澤直樹のアバター 横澤直樹 Fリーグ デウソン神戸監督 フットサル戦術クリエイター

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依頼者のフットサル戦術(チームにて共有しているパターン)のお悩みごとに寄り添い、バージョンアップを目的として、一緒に解決するサポート『スポットコンサルティングサービス』を提供しています。F2 デウソン神戸の監督に就任。

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