【トレーニング×遺伝子分析】スポーツにおける遺伝子分析の活用その①

目次

感覚・根性論からデータ・エビデンスを活用の時代へ

現代スポーツにおける根性論

日本においては2000年代初頭あたりまで、プロや実業団レベルでも「練習と根性は何者にも勝る」という思想を至上とする指導者や解説者が多く、スポーツ科学やスポーツ医学が軽視されてきた感は否めません。

かく言う私も、サッカー部時代バシバシしごかれてきた世代(40代)の人間です。

試合に勝ちたい気持ち、勝ちたいからこそ目の前のキツいトレーニングをこなすなど、もちろん根性が全く必要ないかと言うわけではありません。

ただ、最近の秀岳館(サッカー部)の件などまだまだ無意味な指導が行われている現状も散見されているのが現状です。

テクノロジーの参戦

近年では2014年FIFAワールドカップでドイツ代表が取り入れた「ビッグデータ分析ツール」が話題になりました。具体的には、フィールド上の選手とボールの動きをトラッキングし、選手やボールのスピード、体の向きや選手同士の位置・距離、パス経路などを詳細に分析することで、指導者の主観だけに頼るのではなく真の原因を分析することが可能となりました。

ちなみにこのデータ解析と、それを元にしたトレーニングを繰り返したことで2006年大会では2.8秒だった平均ボール保持時間が2014年大会では1.1秒にまで短縮されたようです。

イクロス_ジーンの役割

自分を知る

カンビアールの提供しているサービス(イクロス_ジーン)は「最新の遺伝子解析」で自分を知り、思考と感情をコントロールして最適な行動へと導くプログラムです。

意識改革 3つの要素

思考:目標達成のために自分はどうすべきか、勝利・成功を掴むために何が必要か。

感情:モチベーション。嬉しさ・悔しさ→行動の原動力。

行動:目標達成のためのあらゆる行動。練習・食事・生活習慣 etc

大事なのは得た情報をどう活かすか

体質とは

同じことをしても体質が違うことから差が生まれます。

これらの差は「遺伝子」で決まっていて、他人との違いはたったの0.1%

しかしこの0.1%が個性となり違いを生み出しているのです。

この0.1%に着目することが更なるパーソナライズになりニューノーマル時代への適応と考えます。

才能や向いているスポーツが分かるか

残念ながら分かりません。

ただし

先天的特性(遺伝的特性)と外部的環境(体質に合わせたトレーニングや食事など)を組み合わせることにより、持っている資質に的確にアプローチすることが可能となります。

メリット・活用事例

外からでは分からない情報を得ることができ、選手は自分の最適な行動へ、指導者は感覚ではない科学的根拠から指導へ落とし込むことで最適なマネジメントが期待できます。

活用事例としては、J3所属のいわきFCさんが福島県リーグ時代から積極的に取り組んでいます。

リスクを冒さぬ退屈な日本のサッカーを、圧倒的なパワーで変革する。 いわきFCが巻き起こすフィジカル革命 ~その8 後編

引用元:DNS ZONE

日本随一の「テクノロジー」サッカークラブが注目した遺伝子

引用元:News Picks

今回は遺伝子解析のさわりをお伝えしました。

次回からは実際に分析できる項目やその役割などをお伝えしていきたいと思います。

カンビアール

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この記事を書いた人

木村純のアバター 木村純 カンビアール合同会社代表 ストレングスコーチ    パーソナルトレーナー

プロスノーボーダーやフットサル日本代表選手をはじめ数多くのアスリートのパーソナルトレーニングを担当。
2016年にカンビアール合同会社を設立。
パーソナルトレーニング事業の他、個人の体質から最適なトレーニングやライフスタイルをアドバイスする遺伝子分析事業を展開。
フットサル関東リーグ2部所属 FENIX YOKOHAMAコーチ。

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