【Vリーグ】2021-22 近畿クラブスフィーダの軌跡③~リーグ開幕12月4-5日板橋大会~

前回の記事でリーグ開幕までの練習試合等をお伝えしてきたが、2021年12月4日 V.LEAGUE DIVISION 3 MENが東京の板橋体育館で開幕した。
近畿大学体育会バレーボールは全日本バレーボール大学男女選手権大会(通称 全日本インカレ)の試合と重なり、遠征に参加できるメンバーは、近畿クラブスフィーダの社会人部員と全日本インカレに出場しない大学生部員であった。

目次

2021年12月4日(土) トヨタモビリティ東京スパークル戦

開幕戦を戦うトヨタモビリティ東京スパークルは、近畿クラブスフィーダと同じくV3がスタートしてからずっとV3に出場し、上のカテゴリーのライセンスを取っていないチームである。前年度(2020-21シーズン)はコロナで欠場をしており、その前のシーズン(2019-20)では、近畿クラブスフィーダは5勝1敗という成績であった。

2020-21 欠場
2019-20 1勝14敗
2018-19 2勝18敗
2017-18 0勝18敗
2016-17 0勝21敗
2015-16 2勝16敗
過去5シーズンで5勝87敗のチームだが、そのうち近畿クラブスフィーダから2勝をあげている。
近畿クラブスフィーダとしては、気を抜けないチームである。

近畿クラブスフィーダトヨタモビリティ東京スパークル
MB 河戸  俊亮MB 岩阪  健太郎
MB 那須野 裕進MB 西岡  泰成
OH 本多 駿OH 紅林  宏輝
OH 中村  洸稀OH 西河  孝太
OP 大手 一真OP 新山  駿
S 中田 雄大S 為我井  太也
L 久門 伸司L 野田  雄介

近畿クラブスフィーダは、すべて社会人部員で揃えたメンバー。
トヨタモビリティ東京スパークルは、新人選手が加入し、2年ぶりのリーグ戦。
第1セット 14-25
第2セット 22-25
第3セット 20-25
セットカウント0-3で近畿クラブスフィーダのストレート負けである。

近畿クラブスフィーダトヨタモビリティ東京スパークル
アタック決定率42.1%49.3%
ブロック セット平均2.003.00
サーブ効果率-1.8%8.1%
サーブレシーブ成功率60.2%77.7%

すべての項目でトヨタモビリティ東京スパークルが近畿クラブスフィーダが上回っている。
V.LEAGUEで初采配を振るった能登 栄輔監督は
「コロナ禍での調整不足は言い訳にはならない。不本意なゲーム展開で完敗である。」
とコメントを残している。

昨シーズン出場できずに、この試合を楽しみにしていたトヨタモビリティ東京スパークルの選手たちの熱量が勝った試合であったと思う。

2021年12月5日(日) 長野GaRons戦

開幕戦をストレート負けで落とした近畿クラブスフィーダ。翌日の対戦相手は、V2からV3にやってきた長野GaRonsであった。
長野GaRonsは前のシーズン(2020-21)ではV2で11チーム中6位と、成績を見るとV3にいるのがおかしいぐらいのチームである。しかし、V3は成績でV3にいるわけではないチームばかりであり、このシーズン(2021-22)まではV2とV3に戦力差は殆どないと言っても過言ではない。

2020-21 10勝10敗
2019-20 2勝18敗
2018-19 4勝20敗
2017-18 9勝9敗
2016-17 12勝9敗
過去5シーズンで37勝66敗。近畿クラブスフィーダは5年間で5戦5勝と相性の良いチームである。しかし、若い選手が多く、過去の実績はあまりあてにならないチームである。

近畿クラブスフィーダ長野GaRons
MB 河戸  俊亮MB ⽯坂 ハスナヌ
MB 那須野 裕進MB 柳⽣ ⼤成
OH 本多 駿OH 浅⽥ 潮
OH 中村  洸稀OH 松下 祐太
OP 大手 一真OP 福池 凌太
S 中田 雄大S ⾼井 ⼤輝
L 久門 伸司L 新関 忠稀

近畿クラブスフィーダ・長野GaRonsとも、昨日と同じ布陣。
両チームとも昨日の試合を0-3のストレートで落とし、前日の課題点を修正し、なんとか初勝利を掴みたい。
そんな両チームであったが、結果は
第1セット 15-25
第2セット 21-25
第3セット 20-25
セットカウント0-3で、またしても近畿クラブスフィーダのストレート負けである。

近畿クラブスフィーダ長野GaRons
アタック決定率37.2%50.6%
ブロック セット平均3.003.67
サーブ効果率6.9%9.9%
サーブレシーブ成功率53.7%56.7%

昨日の疲れが残っているのか、アタック決定率、サーブレシーブ率とも下がっている。
そして、すべての値で長野GaRonsよりも下回っている。

2021年12月4-5日 板橋大会まとめ

結果としては、開幕2連敗。
例年近畿クラブスフィーダは、初戦や前半戦を落とすことが多く、これから今年度のチームを成熟させていくことが、勝利への鍵となる。
しかし、この2連敗が後半の優勝争いのカギになってしまった。

次節はホームゲームである2022年1月9-10日の大阪 豊能大会。
それまで1ヶ月近くあり、全日本インカレ、天皇杯が終わった大学生部員が参加することもあり、今回とは違ったチームになる。

近畿クラブスフィーダはチームメンバーが多いこともあり、メンバーが固定化しない。
対戦相手にはそのことで、対策が取りにくいとの話があるが、
自チームでもメンバーが固定されないことで、連携等の確認が難しい場合がある。

しかし、多くの経験を積んだベテラン選手が、若手学生部員をリードし、今までもリーグ上位に居続けている。
若手の進化とそれを上手く引っ張り上げるベテラン。
そんなチームが近畿クラブスフィーダである。

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この記事を書いた人

多幾山 周三のアバター 多幾山 周三 近畿クラブスフィーダ 広報

バレーボール V.LEAGUE DIVISON3に所属する 近畿クラブスフィーダ の広報担当。
オフィシャルサイトやYoutubeチャンネルなどを運営。
2021/2022シーズンでは、ほとんどの出場試合をYoutubeでライブ配信。

近畿クラブスフィーダ
一般社団法人日本バレーボールリーグ機構に所属するバレーボールクラブチーム。ホームタウンは大阪府東大阪市。
社会人選手と近畿大学体育会バレーボール部所属の学生選手とで構成されるV.LEAGUEでも珍しいチーム。

2005年からV.LEAGUEに参戦
2020-2021シーズンはDIVISION3(V3)優勝
2021-22シーズンは準優勝

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