前回の記事で天皇杯近畿ブロックステージでの惨敗をお伝えしてきたが、そこからV.LEAGUE 2021-22のシーズンが始まる2021年12月4日までに行った練習や練習試合について。
練習
近畿クラブスフィーダを始めとするV2及びV3のチームには、専用体育館なんてものは存在しない。V1のチームですら、ごく一部のチームが所有している状態である。
専用体育館以外の、一般の体育館を借りての練習となるため、時間的にも金銭的にも、長期間の練習をすることは難しい。
また、ほとんどの選手が仕事を持っているため、多くて週に2~3回。1回につき、2~3時間の練習しかできない。もちろんそれ以外に個人トレーニングを行っている選手は少なくない。
しかし、近畿クラブスフィーダの学生部員である近畿大学体育会バレーボール部の練習量はそれの数倍である。
このようなこともあり、大学チームが社会人チームに迫ることが多いのも頷ける。
さて、近畿クラブスフィーダ。10月9日の敗戦から、リーグが始まる12月4日まで、毎週のように練習と練習試合を行っていった。
練習試合は学生部員が大学の秋リーグ中ということもあり、社会人部員と大学の秋リーグに出番のない学生部員のチーム構成である。
近畿クラブスフィーダは、大学のリーグに出場できない選手の活動の場と1つになっている。
奈良ドリーマーズ
2021年10月17日 V2に所属する奈良ドリーマーズさんとの練習試合を行った。
参加選手は
- #1 山本映樹 OP 社
- #2 中村洸稀 MB/OH 社
- #3 河戸俊亮 MB 社
- #8 谷口晴彦 OH 学
- #9 北村宏樹 L/OH 学
- #10 西野維吹 L 学
- #11 本多駿 OH 社
- #12 中田雄大 S 社
- #13 那須野裕進 MB 社
- #20 松浦陣羽 L 学
- #21 武田大直 S 学
- #32 東影夏海 MB 学
- #34 大手一真 OH 社
対戦相手の奈良ドリーマーズさんは、2020-21シーズンでは同じV3に所属し、勝率は1勝1敗。S2ライセンスを取得し、2021-22シーズンからV2に参戦することになっていた。
近畿クラブスフィーダから、レンタル移籍として中西武琉選手と丸尾翔太選手が参加していた。
近畿大学体育会バレーボールのV.LEAGUEへの参加目的が、若手育成・高いレベルでの経験などでもあるからだ。
第1セット 23-25 セットカウント0-1
- #3 河戸俊亮 MB 社
- #13 那須野裕進 MB 社
- #2 中村洸稀 OH 社
- #34 大手一真 OH 社
- #12 中田雄大 S 社
- #9 北村宏樹 OP 学
- #20 松浦陣羽 L 学
第2セット 25-19 セットカウント1-1
- #3 河戸俊亮 MB 社
- #13 那須野裕進 MB 社
- #34 大手一真 OH 社
- #9 北村宏樹 OH 学
- #1 山本映樹 OP 社
- #12 中田雄大 S 社
- #10 西野維吹 L 学
第3セット 22-25 セットカウント1-2
- #3 河戸俊亮 MB 社
- #13 那須野裕進 MB 社
- #2 中村洸稀 OH 社
- #34 大手一真 OH 社
- #12 中田雄大 S 社
- #11 本多駿 OP 社
- #20 松浦陣羽 L 学
第4セット 25-23 セットカウント2-2
- #13 那須野裕進 MB 社
- #32 東影夏海 MB 学
- #2 中村洸稀 OH 社
- #34 大手一真 OH 社
- #12 中田雄大 S 社
- #11 本多駿 OP 社
- #10 西野維吹 L 学
第5セット 25-16 セットカウント3-2
- #3 河戸俊亮 MB 社
- #13 那須野裕進 MB 社
- #2 中村洸稀 OH 社
- #8 谷口晴彦 OH 学
- #12 中田雄大 S 社
- #9 北村宏樹 OH 学
- #20 松浦陣羽 L 学
途中で選手交代などを行い、参加した選手全員が出場をした。
バレーボールは、選手たちがそれぞれの役割を果たし、他の選手の動きを把握し、ボールを落とさないスポーツである。
このように他の選手の動きを確認し、できること・できないことを把握する、それも練習試合の目的の1つである。
この動画の最後に、本多駿キャプテンからチームへのコメントがある。
このコメントを聞くと彼のチームへの熱がわかると思う。
きんでんトリニティブリッツ戦
きんでんトリニティブリッツとも練習試合を行った。
きんでんさんはV2に長年所属しているチームであり、V3に属する近畿クラブスフィーダとはリーグで対戦することはない。
近畿クラブおよび近畿大学出身の選手が多く、和気あいあいとした練習風景の中、試合の時だけは皆真剣なまなざしをしていた。
練習風景の動画をスローを添えて。
全体練習
もちろん近畿大学体育会バレーボール部の試合のない時に行う合同練習では、参加できる社会人部員と学生部員が集まり、30名以上の合同練習となる。
こうして近畿大学体育会バレーボールは全日本インカレと天皇杯、近畿クラブスフィーダはリーグ開幕に向けて、調整を行っていった。
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