日本財団が、アスリートと共に社会課題解決の輪を広げていくことを目的とした「HEROs〜Sportsmanship for the future〜」(以下 HEROs)において、地球規模で広がっている海洋ごみ問題や気候変動といった環境問題に対して、その原因のひとつである使い捨てプラスチックごみをなくしていくために、スポーツ界を横断して削減に取り組むプロジェクト「HEROs PLEDGE」(以下、本プロジェクト)を 2024 年 3 月 28 日(木)に始動しました!
本プロジェクトの始動にあたり、 3 月 28 日に日本財団ビルにて行われた、「日本財団『HEROs PLEDGE』発表会」において、参画アスリートらが登壇しプラスチックゴミを削減する重要性を語りました。
使い捨てプラスチックごみ削減プロジェクト『HEROs PLEDGE』とは
日本財団が提唱する「HEROs Sportsmanship for the future 」。社会課題解決の輪を広げるためのプラットフォームです。アスリート達の社会貢献活動を推進することで、スポーツでつながる多くの人の関心や行動を生み出します。共感と行動の輪を広げ、社会課題解決に取り組む人を増やし、社会貢献活動を行うことが世の中の当たり前になっていくことを目指すプロジェクトです。
今回の『HEROs PLEDGE』は、環境破壊の原因の一つである、“ 使い捨てプラスチックごみ ”の削減プロジェクトです。現在の地球は気候変動や海洋汚染が進み、世界では自然の脅威にさらされています。スポーツ界を見ても、特に自然環境に左右される競技では大会が開催できないケースも増えてきています。そこで「スポーツ界から使い捨てプラゼロに」することを目標に、アスリート自身が削減の行動を起こすだけでなく、その競技を運営する協会や連盟、さらにそれを取り巻くファン層、スポンサー企業などに働きかけ、スポーツ界において使い捨てプラごみを削減する活動をアスリートから広げていくのが、HEROs PLEDGEの取り組みです。
井本直歩子さん(競泳)「課題解決のために本気の取り組みをしていきたい」
「日本財団さんと一緒にずっとこのプロジェクトを準備してきました。
今日のような華々しいプロジェクトの始動を迎えられたことにワクワクしていますし、ここからスタートできることを嬉しく思います。
自分には環境問題についての知識がない、周りに声をあげている人がいない、自分が何をしたら良いのかわからない。そういった方がまだたくさんいらっしゃいます。
みんなで学び、一緒に声をあげていくことで多くの効果が出せるのではないかと感じているので、日本財団、そしてアスリートやスポーツ団体の皆さまと課題解決のために本気の取り組みをしていきたいと思います。」
都築有夢路さん(サーフィン)「海を守りたい気持ちでいっぱい」
「サーフィンという自然とすごく密接なスポーツをしていて肌で感じる自然の素晴らしさであったり、海がないとできないスポーツなので海を守りたいという気持ちが強くあります。
ごみの分別や、マイボトルの持参、ビーチクリーンなどの取り組みをプロサーファーの一人として自分が実施していくだけでなく、このプロジェクトを通じて発信していくことでたくさんの人に自然環境を考えるきっかけを与えられれば嬉しいです。」
渡部暁斗さん(スキーノルディック複合)「活動の輪を広げていきたい」
「仲間がいるというのは心強いことであって、みなさんから受けたインスピレーションを自分の活動に還元したり、自分が協力できることをみなさんに還元したりして、手を取り合って気候変動問題に対して向き合っていきたいですし、こういった活動の輪をどんどん広げていけたらと思います。」
根木慎志さん(車いすバスケットボール)「スポーツ界から大きなムーブメントを起こしたい」
「ここにいるアスリートは、多くの勉強会・現地視察を経て今日を迎えました。華々しくワクワクする気持ちでいっぱいです。
今日登壇している12名のアスリート以外にも参画しているアスリートがたくさんいます。アスリートだけでなく勉強会の中で講師としてお話をしていただいた方や、共に活動するメンバーの方も多くいます。
本当に今、環境問題が待ったなしの大変な状態になっているのは、みなさんご存知だと思いますが、こういう時だからこそ、アスリートの力で問題を解決していけるように、今日この日を迎え、まず宣言をし、スポーツ界から大きなムーブメントを起こしていきたいと思います。」
『HEROs PLEDGE』今後のアクション予定
一⻫アクションキャンペーン(4 月 13 日〜5 月末)
千葉ジェッツ(バスケットボール)やヴァンフォーレ甲府(サッカー)などパートナー団体によるホームゲームでのファン参加型のごみ拾い・分別イベント(計 9 イベント予定)
アスリートの活動
井本直歩子氏:国内バドミントン大会でのごみ廃棄量の計測(Rethink)
一ノ瀬メイ氏:国内パラ競泳大会におけるウォーターサーバーの導入(Reduce)
田渡凌選手 :所属する福島ファイヤーボンズでの廃棄グッズのアップサイクルとファンへのごみ問題の啓発(Recycle, Advocate)
「HEROs〜Sportsmanship for the future〜」の今後の動向から目が離せない。
公式HP:https://sportsmanship-heros.jp/
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