6月9日の東京女子・後楽園大会は
2大タイトルマッチ、
自力初勝利をかけた、七瀬千花vs高見汐珠のシングル対決
アジャコング、志田光やSAKI が華を添え
なかなか面白いカードが揃った。
かつて東京女子はトップと、「他の選手の差が有りすぎる」と言われ、団体もそれではいかんと思ったのか初期メンバーの次世代を担える選手をピックアップして強化を図ろうとした。
荒井優希、鈴芽、遠藤有栖、宮本もか、猫はるな…彼女達の生まれた年度にちなみ『98年組』と言われた(宮本もかは1999年早生まれ)。
徐々に重要な試合で起用される機会の増えた98年組は不定期ながら『98年組vs…』のような感じの試合を組まれるようになった。
①2022年5月5日、大阪大会で当時のタイトルホルダーと8人タッグ。
②2022年5月29日、大手町大会で10分1本勝負のシングルマッチ5番勝負。
そして記憶に新しい
③2023年12月1日の後楽園大会での10周年記念興行で98年組に渡辺未詩を加えて初期メンバーと対決した10人タッグ。
内容も向上していった彼女達は荒井優希がインターナショナル・プリンセス王者、鈴芽と遠藤有栖がプリンセス・タッグ王者、渡辺未詩がプリンセス・オブ・プリンセス王者となり、団体の未来を明るくしてくれた。
ちなみに言ったら98年組の壁になった初期メンバーは決して衰退期ではなく、試合を観ていると今が全盛期とか円熟期なのではないかと言う面々ばかりなので、タイトルホルダーが様変わりしても『世代交代』と言う言葉を当てはめるのは当人達からすると少し違うみたいなようだ。
その98年組の後輩である昨年デビューした6人。
『2023年組』または『(6人のトーナメント大会名にちなみ)ねくじぇね世代』と言われる彼女達も面白いカードが組まれた。
JK(古いかな?)コンビの風城ハルと大久保琉那は第1試合でプリンセス・タッグ王者である『でいーじーもんきー(鈴芽&遠藤有栖)』と対決。
そして、2年前の大阪大会のように…上原わかな、HIMAWARI 、凍雅、鈴木志乃が中島翔子、辰巳リカ、愛野ユキ、瑞希の4名に挑む。
勝てないのは仕方ない。
試合にならないかも知れない。
ただ、6人には今の自分を見せて欲しい。
団体が上記のカードを組んだのは、『98年組』に次いで『ねくじぇね世代』を引き上げようと感じ、それが出来る段階に入ったものだと解釈したからだと推測する。
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