【MLB】フィリーズ、R・トムソン監督が現在のハーパーの状態やチームについて語る!!

2023 1/20

2023.01.20

フィリーズの監督、ロブ・トムソンは現在カナダ・オンタリオの家でアイスホッケーの試合を観たり、家族との時間を楽しんでいる。
しかし、来月のフロリダの日差しには準備をしている。現地水曜日、トムソンは現地2月16日が投手＆捕手組のスプリングトレーニングが始まる時だが、今月の終わりごろには彼がフィリーズのキャンプ地クリアウォーターにあるスペクトラムスタジアムにいるだろうと語った。また、トミージョン手術を受けたブライス・ハーパーなどについて、トムソンは答えた。

NLCS MVP、ブライス・ハーパーのリハビリ状況

ワールドシリーズ終了後、トミージョン手術を受けたブライス・ハーパーの復帰予定日についてフィリーズは保守的な予測をつけ7月のオールスターブレーク頃との見通しを出した。しかしながら、ハーパーはその予定日よりも早く復帰できるのではないかといったことも話には出ている。
「彼は今簡単なリハビリを行っているし、簡単なコンディショニングを受けている」とトムソンは語っており、「3月の終わりごろにかけてスピードを上げていくことになるだろうと思う」と続けた。

9回のマウンドは誰が投げるのか

トムソンは、チームがワイルドカード3位からワールドシリーズに進出した昨シーズンのように、正式なクローザーがいない状況でチームのリリーフ陣を起用していく計画で「誰かがステップアップし、完全に支配的なピッチングでない限り」とトムソンは述べているが「選手たちには休みを与えさせる必要があると私は思っているし、それにブルペンに層があればとても大きい。我々が行っていた起用方は昨年とてもよく機能したと考えている」と答えた。
シーズン中、9回のマウンドに上がるであろうフィリーズの投手陣はセランソニー・ドミンゲス、100マイルを超える速球を投げるホセ・アルバラードに加えFAで獲得したクレイグ・キンブレルやタイガースとのトレードでも獲得した左腕のグレゴリー・ソトの4人が占め、トムソンにとって強固なオプションが揃っていることになる。

26人枠を巡る戦い

疑いもなく、フィリーズのスプリングトレーニングで最も大きな競争は先発5番手だろう。球団ナンバーワンプロスペクトでMLB公式選出のプロスペクト最優秀投手賞に輝いたアンドリュー・ペインターはそのチャンスがある。またペインターに対してベイリー・フォルターやクリストファー・サンチェスといった投手が戦いを挑んでくるだろう。

他にも、ロスター枠を巡る戦いはあり、フィリーズは前述のタイガースとのトレードでグレゴリー・ソトを獲得した見返りにマット・ビエリング、ニック・メイトンを出したため、バックアップ捕手のギャレット・スタッブスと内野手のエドモンド・ソーサが健康であると仮定した場合、三つ控えで椅子が残っているものと考えられる。ユーティリティープレイヤーのドウルトン・ガスリー、そのタイガースとのトレードで獲得したコディ・クレメンス、外野手のジェイク・ケイブ、昨年AAA級でOPS.857をマークしたダリク・ホールの4人の候補選手が、そのスポットを狙うことになる。トムソンはこのことについて「私は、バランスとユーティリティーの選手についてとても満足している」と口にしている。また招待選手で6年総額2400万ドルの最終年であるスコット・キンガリーについてもトムソンは言及しキンガリーはもう一度スプリングトレーニングで機会を得るだろうと語った。

さらに、ソト、ドミンゲス、アルバラード、キンブレルに加えアンドリュー・ベラッティ、コナー・ブログドン、マット・ストロームが占めるブルペンについてトムソンは、おそらくあと一枠空きがあるとコメントした。「層の厚いグループとなる事だろう」そうトムソンは締めている。