ハイボルテージ・スケートボーディングの「ナヲ」です。
突然ですが皆さんは、「動画」と聞くと何を思い浮かべますか?
YouTubeやtiktokなど、ここ数年で流行している「SNS」を思い浮かべる方が多いでしょう。
私達もこういったSNSを利用して、動画を配信しています。
今や、「動画を撮って編集してアップロードするなんて、当たり前」
このように、動画は皆さんにとってもすぐ身近な存在になっていると思います。
しかし、SNSがここまで流行する以前は、動画はここまで身近な存在ではなかったでしょう。
・映画やテレビを見る。
・DVDを見る
・旅行やイベントの思い出を残す。
せいぜい、このくらいの存在だったと思います。
ですが、「スケートボード」に関しては、その昔から「動画」と密接な関係がありました。
スケーターにとって、動画はどんな意味を持つのでしょうか?
という訳で今回の記事では、
・スケートボードカルチャーと動画の話
について、執筆していきます。
スケートボードはカルチャー
まず初めに、スケートボードはスポーツなのかどうか?という話が出てきます。
スケートボードは、スポーツと扱われる反面、「芸術」や「カルチャー」だとされる事もあるのです。
少し具体的にお話しすると、オリンピックやXGAMESの様に得点を競い合い勝敗を決めるという部分では、サッカーや野球と同じように”スポーツである”と言えるでしょう。(賛否両論は、あると思います。)
しかし、スケートボードには大会で勝つこととは”別”に、『自身のスケーティングを映像として撮りためて残す文化』があります。
撮りためた映像を繋ぎ合わせて作られた映像作品は、「ビデオパート」なんて呼ばれ、『スケーターを表現し、スケートスキルだけでなくスタイルをもカタチとして残したもの』であると言えます。
スケーターの中にはこの「ビデオパート」を、
・様々なスポットで長い期間をかけて撮影を行う
・構成やカット、合わせる音楽にまでこだわる
このように、心血を注いで製作する人もいるんです。
ここまでこだわって作られた映像は、まさに「作品」と言えるでしょう!
このようなクリエイティブな側面を持つ部分が、スケートボードが普通のスポーツとは違い「芸術」や「カルチャー」と称される由縁になってきます。
※ちなみに・・・
みなさんも東京2020オリンピックでの華々しい活躍をご覧になっただろう
日本が誇るあの「堀米雄斗選手」も、ビデオパートを残しているんです。
そう、スケートボードの舞台はコンテストだけでは無いのですね!
スケートビデオからYou Tube…そしてSNS
そんな、芸術でありカルチャーでもあるスケートボード。
現在はYouTube等で検索をすれば、手軽にその芸術やカルチャーの一端に触れる事が出来ます。
しかし僕らがスケートボードを始めたばかりの頃は、You Tubeはまだ無く、プロスケーターのパートが収められたビデオ、いわゆる「スケートビデオ」というのが1番の情報源でした。
好きなライダーのパートを何度も観て、トリックに挑戦したものです(できなかったけど…)
その後YouTubeが始まって、プロの滑りやhowtoなんかも手軽に見られるようになり、この頃からスケーターのレベルも一気に高くなりました。
このYouTubeの登場で1番変わった事は、プロ以外のスケーターも自分のトリック・滑りを簡単に発信できるようになったこと。
さらに現在、InstagramやTikTokなど様々なSNSの普及によって、You Tubeよりさらに手軽に映像を発信できるようになりました。
もちろんスケートボードだけでなく、スノーボードやBMXなどエクストリームスポーツ全般で数多くの動画が投稿されています。
しかしながら、撮影の難易度的にもスケートボードはSNSとの相性が抜群に良く、近年のスケートボードの盛り上がりは、明らかにInstagramやTikTokの影響が強いと感じています。
スケート「ビデオ」から、YouTbeやInstagram、tiktokなどの「SNS」・・・
このように、時代によって媒体は移ろいながらも、スケートボードと動画というのは切っても切れない関係なのです。
動画撮影の影には…
スケートボードと動画の話なので、フィルマーについても触れたいと思います
スケートボードの撮影は三脚を使ったセルフィーでもできないことはないですが、スケートボードのルーティン(流しながらトリックなどをやるやつ)だと、どうしても動きが大きいのでフレームアウトしたりスケーターが遠く小さくなりがちになってしまいます。
そこで登場するのが、『フィルマー(撮影者)』という脇役です。
フィルマーは、撮影機材を手に自身もスケートボードで滑りながら、主役のスケーターを追いかけて撮影します。
実はこの記事を書いている僕”ナヲ”も、実はハイボルの中でフィルマーを担っています。
https://youtube.com/shorts/UM6B5iVGpGs
今後の記事では、追い撮りの様子なんかも紹介していきますので、是非そちらも観てみてください☆
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