毎月1回開催している弊社主催のeスポーツ大会‟TeNY杯”ですが、10月に新たなコラボレーションによる大会を開催しました。
まだまだ暑い暑い9月はじめのこと…着馴れないスーツに身を包んだ2人の若者が弊社ロビーに現れました。その2人は新潟大学(新大)eスポーツサークルの代表と企画担当。「APEX LEGENDSの学生大会を開きたいのでTeNY eスポーツ部さんにご協力をいただけませんか!?」…と熱い熱い想いをぶつけられました。
APEX LEGENDSとは、世界中で最も人気の高いFPS(一人称視点で撃ち合う)タイトルの一つです。TeNY杯でもこれまでに何回か大会を開いていて、視聴者の方からも開催の要望を多くいただいています。実は…ことし5月にも大会の開催を進めていたのですが、諸般の事情で断念(涙)し、それ以降は開催のメドが立てられていませんでした。
そんなタイトルだけに、内心は「難しいかな…」と思っていましたが、2人の情熱と行動力がハードルを越えてくれるかも…と期待を寄せながら、私たちが困っているポイントをお伝えして、最初の打ち合わせを終えました。
2人はこれまで大会を開催をしたことはもちろんありません。ですが、それからおよそ2週間後―関係各所との調整を行い、私たちが越えられなかったハードルがクリアできたという連絡が入りました! こうして2人の尽力のお陰で、正式に10月末の開催が決定したのです。
TeNY杯で「共催」という形をとるのは初めての試み。サークルとの役割分担を行い、主に大会で使用させていただくeスポーツコミュニティサイトとの連絡・調整やゲスト解説者の出演交渉、大会ルール作成などをお願いすることになりました。
中でも最も苦労されていたのがゲストの出演交渉。出演してほしいストリーマーを何名かリストアップし、いろいろな方法で連絡を入れたそうですが、返答がなかったり、うまくやり取りが進まなかったり…という中で出演を快諾いただけたのがNebula e-sports所属のストリーマー・inkyaさんでした。
inkyaさんは自身のYouTubeチャンネルで、APEX LEGENDSを中心に多数の動画を配信されているストリーマー。2人は、中でもショート動画「APEXあるある」シリーズを見て、inkyaさんのキャラクターやAPEXへの造詣の深さを感じて出演をお願いしたそうです。
また2人には参加者集めにも尽力いただき、いろいろな他大学のeスポーツサークルなどに声掛けをして、ほぼ満枠となる学生19チームの参加が決まりました。
そんな苦労を経ての大会当日。配信の冒頭では、川井代表が「新潟のeスポーツシーンをもっと盛り上げたいと思って今回の大会を企画しました!」と視聴者へ挨拶をしました。川井さんの熱い想いが詰まった大会をぜひご覧になってみてください!
そしていよいよ試合開始!! 19チームの選手たちが戦いを繰り広げる中、inkyaさんも選手たちに負けない熱量で解説していただき、配信視聴者からも「わかりやすい!」とコメントが届いていました。
当日、サークルのスタッフには、参加者への連絡、試合のジャッジや順位判定などをお願いしましたが、初めてとは思えないほど手際よく進めていただき感謝でした。弊社スタッフとの連携もスムーズで、いっそ毎回一緒にやらせていいただきたいくらいです。
企画を立ち上げ、私どもやinkyaさんを巻き込んで、いっぱい調べて、いっぱい連絡して、お弁当も食べられないくらい緊張して、そして大会を成功させた2人。大会終了後に、参加者から「めちゃくちゃ楽しかった」と連絡があり、「泣きそうになるほど嬉しかった」と話していました。
2人は現在3年生で、大会が終わったらいよいよ就職活動に本腰を入れなければならないそうですが、「やりたいことをやれば実績になると思うので、この大会を一回、全力でやってみた」と話す表情には、一つの‟仕事”を成し遂げた充足感と安堵感を感じました。
2人はeスポーツをきっかけに、とても大きな「実績と自信」を収穫されたんだな、と思います。そんな実りをサークルの後輩たちにも伝えて、これからも繋いでいってほしいです。
そして、またぜひ一緒に大会をやりましょう!
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