【D.LEAGUE】2023-24 ハイライト 熱狂のダンスの祭典を刮目せよ!

目次

『D.LEAGUE 23-24 ROUND.4』SEGA SAMMY LUX今季初勝利! CyberAgent Legit 4連勝!

これこそ究極の非日常空間!

先日、Dリーグ取材のため東京ガーデンシアターへ。

Dリーグはaudienceにも勝敗へ参加する資格があり年間会員5票、有料会員2票、無料会員1票とファン参加型のリーグとなっている。

1st Match. 「Valuence INFINITIES」 vs 「SEPTENI RAPTURES」

Valuence INFINITIESのテーマは「破壊」。美しいものをぶち壊し、ブレイキンを軸に自分たちのスタイルを存分に使うダンス

一方、SEPTENI RAPTURESのテーマは「200%アイソレ」。肩・胸・腕・手など自在なアイソレーションをいかし繊細なボディーコントロールで勝負。

結果はSEPTENI RAPTURESが5対1で見事勝利!

2nd Match. 「FULLCAST RAISERZ」 vs 「KADOKAWA DREAMS」

FULLCAST RAISERZのテーマは「脳内」。持ち味のクランプをほとんど使わず、ネオンカラーのグローブやシルバーの衣装だけでなく、メイクも顔だけでなく舌まで塗る徹底ぶり。突発的な動きや突発的な音へのアプローチを意識。

一方、昨季王者KADOKAWA DREAMSのテーマは「ONNA?」。MINAMIを中心に女性メンバーでカポエラの要素を取り入れるなど独創的なパフォーマンスを披露。

結果はKADOKAWA DREAMSが0-5とSWEEPで勝利!

「この作品は元々、男女MIXでやる予定だったんですが、『男がやっても普通でしょ』とディレクターからの指摘があり、今回は男の子がやっている技を女の子のみで挑戦するという挑戦の作品になりました。結果はついてきたんですけど、技とかでミスもあり悔しい部分もあるので次に活かしたい。作品としてはSPACE TRAVELERS、UDOチャンピオンシップという海外の大会に出て、そこで得たもので刺激を受け、次は世界に向けた作品をと作ったんで、作品としては強かったと思うんですが、もっと技が成功して、質の良い作品を届けたかった。作品は7,8割自分が作らせてもらっているんですが、この作品はSPACE TRAVELERSを超える、チャンピオンシップを超えるという目標で作った作品で、元々開幕戦でやる予定でした。KADOKAWA DREAMSはタイミングとか流れやチーム力を大事にしていて、チームが向かいやすい作品と苦手な分野もありチームとしては難しいタイミングもあり、そういう事を色々考えながら最初この作品をMONOLIZさんに当てようとしていたんですが、今回あちらが男性チームということがわかっていたので、そこにあえて女で挑むのは面白い対決になるのではということを想定してDリーグを楽しんでもらおうということで挑みました。結果もついてきて嬉しかったです。自分達は小道具は元々好まないし苦手」(KADOKAWA DREAMS)

3rd Match. 「avex ROYALBRATS」 vs 「KOSÉ 8ROCKS」

avex ROYALBRATSのテーマは「COMPLICATION」。音楽ではなくシンプルなリズム音、いわゆるカウントのみで集団行動のような要素を取り入れた。

一方、KOSÉ 8ROCKSのテーマは「SPIRIT」。ダイナミックな動きと繊細な表現で勝負。

結果はavex ROYALBRATSが4-2で勝利!

「基本的には、ラウンドが始まる前に対戦相手を見てネタを作るんですが、今回のラウンドに関してはSP Choreographer Kenichiさんに頼むって決まっていたので、今回に関しては凄い作品を持ってきてくれるのは間違いないので、それをちゃんと僕達だけで消化させようという意識だけで動いていました」(avex ROYALBRATS)

4th Match. 「SEGA SAMMY LUX」 vs 「dip BATTLES」

SEGA SAMMY LUXのテーマは「NEW CLASSIC」。クラシックからインスパイアされた曲に自分達のスタイルであり得意なHIPHOPを融合。普段バイブスを大切にしている彼らがステップから後半効果的にアニメーションなどを入れメリハリをつけるなど繊細なダンスを表現者集団として届ける。

一方、dip BATTLESのテーマは「ダンサーによる人間の進化」。グルーブを込めダンサーだからできるロボットを超えた新しい人間の進化に挑戦。人間離れした独特な世界観を披露した。

結果はSEGA SAMMY LUXが今季初勝利。KANAUは目には涙が浮かべ
「何度もチームで話し合いを重ねて掴んだ今日の1勝は大きいです。ここから流れを変えるのでこれからもついてきてください」
と語った。試合後のインタビューでも
「自分達は原点に返るじゃないですけど、自分達の踊りってNYスタイルっていう古いダンススタイルで、クラシックで。そのクラシックっていう音楽からインスパイアさせて、CLASSIC x CLASSICでNEW CLASSICを生み出せればと思って。ただDリーグを通じて初心を忘れている部分もあったんで、もう一度思い返せればと思って作った作品です。正直やっと勝てた。昨シーズンを思い返しても勝ててなくて、後半から負けが続いてチャンピオンシップも負けて、不甲斐ない気持ちがずっとあって。メンバーも悩んでて俺も考えて夜も眠れないこともあって、限界を迎えていたんで今日は絶対勝たないという思いで勝利につながって良かった。ただここで気を抜かずにやっていかないと、勝利の意味がなくなるので頑張っていきます」
と安堵の表情を浮かべつつ先を見据えた。

5th Match. 「Benefit one MONOLIZ」 vs 「Medical Concierge I’moon」

Benefit one MONOLIZのテーマは「ART of LIFE」。今回はVOGUEを封印し、HEELSでDリーグに立ち続けている彼女達の生き様をテーマに舞う。後半にはワックを入れるなどジャンルや性別を越え10cm以上のピンヒールを履いて自分達のスタイルを表現する。

一方、Medical Concierge I’moonのテーマは「内なる美」。人間誰もが持っている美しさを自然と出すべく、ボディーコントロールとJAZZの要素をふんだんに取り入れ、グルーブで音ハメをしJAZZスタイルの可能性を広げた作品に。

美しさ真っ向勝負となったこの対決、結果は3-3のdrawに。

6th Match. 「CyberAgent Legit」 vs 「DYM MESSENGERS」

3連勝中で暫定首位のCyberAgent Legit。今回のテーマは「音夢(リズム)」。リズムマスター・akihic☆彡に振付を依頼。ダンスは本来エイトカウントが主流だが、今回はその中に2拍、3拍、5拍そしてポリリズムといった特殊なリズムを取り入れアイソレーション、グルーブ、POP、ロック様々なテクニックを駆使し展開する。

一方、DYM MESSENGERSのテーマは「BOP」。BOPとは革新性や即興性という強い意味のある言葉。疾走感あふれるスタイルでどこまでが即興でどこまでが作り込まれているかのスリリング感で勝負。今回はこれまでのHOUSEではなくビバップで踊る。このテーマを作品に落とし込めることができるのはキャリアのあるメンバーが揃っているからこそできる芸当だ。

結果は、CyberAgent Legitが4-2で勝利しこれで4連勝。暫定首位を守った。

「僕達は毎回ラウンドが始まる前に、必ず相手チームを意識した作品を作っていて、今回DYM MESSENGERSさんは音楽性や説得力があって、相手の良い意味で揃ってない強さに対抗するために、自分達も説得力を出すためにテーマ性という意味で、エンタメというよりは考えさせるような革新的なテーマを取り入れて、逆にきっちり揃える所で勝負した。DYM MESSENGERSさんは個々のレベルが高くて、前の試合で勝っていて勢いもあるので誰をどう止めようかと。今回からディレクターでakihic☆彡さんが入ってくれてその楽曲で勝てた」(CyberAgent Legit)

MVPはSEGA SAMMY LUXのTAKIが獲得!

とにかく、非日常空間という部分に関してはスポーツの中でDリーグに勝るものはないであろう。

各チームのダイジェスト動画はウルスポshortsにて近日公開致します!お楽しみに!

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この記事を書いた人

南 英博のアバター 南 英博 ULTRA SPORTS 編集長

世界初のクラウド型スポーツメディアである「ULTRA SPORTS 」WEB版の編集長に就任。当サイトはアスリートのセカンドキャリアを応援し、将来的に様々な競技の参加者同士が自由に交流できるプラットフォームとすべく日々奮闘中。ライターとしての顔も持つ。フットサル、高校野球の取材経験あり。高校野球は主に埼玉担当。

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