ストロークを正確に打つには、上半身の力が抜けた状態で準備しなければなりません。
しかし、バドミントンでは動かされることが多く、緊張したり、シャトルに対する距離感がずれると思うようにラケットを調整できません。そして、上半身の力が抜けるには何よりも下半身にバランスよく乗っていることが大切になります。
「上半身を安定した下半身に乗せて力が抜けた状態にする」
これは実は非常に難しい技術になります。例えば30分くらい立つことがあったとしても、「疲れない姿勢」をわかっていないとなかなか難しいことです。
合気道家の藤平信一氏は疲れない姿勢について以下のように述べられています。
そして、この立ち方をバドミントンに応用するには、少し姿勢を低くする必要があります。そうなると大切になってくるのは股関節の感覚です。股関節がある程度脱力していると、上半身の重みを感じることができるようになります。緊張していると重みは感じにくくなります。
普段立っているときから股関節に上半身を乗せている感覚を感じ、それが感じにくいときはまず肩を思いっきり上げてすっと落として上半身の力を抜き、また股関節の感覚に集中する。これらを繰り返すことで徐々に感覚が研ぎ澄まされていきます。バドミントンの練習時以外でも立ち方や姿勢を意識するだけで疲れにくい姿勢に変わっていきますので是非ご参考に。
ただ、感覚が鈍る最大の原因はストレスやお酒による「睡眠不足」です。体や頭の調子が整わない状態では、感覚に集中することは難しいので、まずは食べ物、生活習慣、ストレス解消方法の改善を見直すところから始めてください。
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