長野県須坂市で行われたアイシンティルマーレ戦から翌々週。
今度はアイシンティルマーレのVリーグ初のホームゲームとなる碧南市臨海体育館でのアイシンティルマーレとの連戦。
コロナ禍のため、土日開催ではなく日曜日だけの開催。
大阪から車で3時間ほどと、コンディションもそんなに悪くない中、対戦成績1勝1敗のアイシンティルマーレ戦が行われた。
近畿クラブスフィーダ | アイシンティルマーレ |
---|---|
MB 那須野 裕進(社) | MB ⽔野 将司 |
MB フランシス ムヤカバング(大) | MB 井澤 ⼤輔 |
OH 本多 駿(社) | OH 斎藤 総⼈ |
OH 大手 一真(社) | OH 岡森 怜夢 |
OP 江⼝ 颯人(大) | OP 新保 遥⼰ |
S ⼩磯 智紀(大) | S 久保下 航平 |
L 荒⽊ 琢真(大) | L 鈴⽊ 康平、安⽥ 剛 |
近畿クラブスフィーダは、MBを河戸・フランシス。アイシンティルマーレは井澤を佐々木へと変更。
近畿クラブスフィーダの高さに合わせたアイシンティルマーレのメンバー交代であったように思われる。
近畿クラブスフィーダ | アイシンティルマーレ | |
---|---|---|
アタック決定率 | 51.1% | 48.9% |
ブロック セット平均 | 1.33 | 2.33 |
サーブ効果率 | 4.9% | 4.1% |
サーブレシーブ成功率 | 64.4% | 71.4% |
高さを生かしたブロックが得意な近畿クラブスフィーダだが、ブロック数は3セットで4本。
ブロックがまだ機能していないフランシス選手が入ることにより、ブロックシステムがあまり機能していなかったのかもしれない。
身長2m6cmのフランシス選手を使った高さのある攻撃は脅威である。しかし、まだまだチームのシステムに馴染んでいない感はあり、全く対応できないことはない。
フランシス選手は高校入学時に日本にバスケットボール選手としてやってきており、本格的にバレーボールをプレーするのは大学に入ってから。まだ2年ぐらいである。今後の成長如何で、手のつけられない選手になるかもしれない。
そんなフランシス選手は、2022-23シーズンから近畿クラブスフィーダを退団し、奈良ドリーマーズに移籍する。(外国人選手にはレンタル移籍制度がなく、退団処理になる)
試合結果は
第1セット 23-25
第2セット 24-26
第3セット 22-25
セットカウント0-3のストレート負けであるが、各セットとも僅差であった。
サーブの強化とフランシス選手を使った攻撃に切り替えた近畿クラブスフィーダに対して、途中から新保選手と交代した新人の岡本選手の働きと高さよりもスピードを効果的に使ったアイシンティルマーレがVリーグ初のホームゲームを勝利で飾ることができた。
フランシス選手は2022-23シーズンから奈良ドリーマーズに移籍し、再来年は4年生となり、近畿クラブスフィーダでの出場はないかもしれない。(近畿クラブスフィーダでは、他チームに移籍希望を出す選手は、出場しないことが多い)。
そこで、フランシス選手のパワーあふれるプレーを見ていただきたい。
2022-23シーズンも、大学生選手が多い近畿クラブスフィーダには数多くの引退・移籍選手がいる。有力な選手であっても、1シーズンしかV3でプレーしない選手も多いので、ぜひ会場で彼らのプレーを見ていただきたい。
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