東京女子プロレスを見てハマった身からすれば、やはりスターダムに対しては意識的になる。
スターダムには負けたくないし、負けて欲しくない。
そんな気持ちがオレの頭を駆け巡った。
誰に語りかけたのかは知らないが、「スターダムを倒しましょう❗相手は女子プロレス界のトップランナーだけど、強い相手こそ倒し甲斐がある。オレでよかったら、幾らでも力を貸す」
日頃は『君子危うきに近寄らず』『長いものには巻かれろ』を地で行くように生きてきた人間が、初めて強いものに立ち向かう気持ちになった瞬間だった。
それはまるで、巨人に立ち向かった星野仙一氏や江夏豊氏になったような感覚だった。
気持ちを高揚させて悦に入ってるところに、もう1人の自分が声をかけた。
「お前は関係者でもないのに、何をイキってるんだ?」
無関係な人間が1人気持ちをたぎらせても、どうにもならない事に気付いた。
当たり前の事だが、団体の乱立する現在は相手を潰すとかより、ファイトマネーの未払い等の事が無いよう各々の食いぶちを守りながら続けて行く方が賢明なのかも知れない。
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