【ソサイチ】7人制サッカー「ソサイチ」の大会運営を初体験した話

4月30日(土)、5月1日(日)にJ-SPCIETY FOOTBALL PARK調布でソサイチの全国大会「FOOTBALL 7 SOCIETY LEAGUE CHAMPIONS CUP 2021」が開催されました。(※新型コロナウイルス感染症の影響で2021シーズンのチャンピオンを決める大会をシーズンをまたいで開催)

ソサイチ連盟と連盟に関わっている方々とのおつき合いは長いものの、ソサイチという競技を生で見るのははじめて。そして、この大会でtwitterとInstagramの運用という大役にご指名いただきました。

SNSの扱いには慣れているものの、はじめてのソサイチなのでとても緊張して、何回もマニュアルを読んでチーム名や選手名を勉強して迎えた当日。まずはゲートをくぐって会場へ。サッカー界の方には養和の調布グラウンドの並びといえば場所が分かりやすいのではないでしょうか。そう、川沿いです。風が強いです。この日も強風でバナーが大きくはためいていました。

J-SOCIETY FOOTBALL PARK調布のゲート

最初はとにかく漏れがないように、誤植がないように、とドキドキしていたのでじっくり試合を見るには至らなかったけど、ソサイチ初観戦で見た初ゴールはエルアグア東京の加部未蘭選手でした!「おー、山梨学院時代に見てた、見てた!そして、ランブレッタ福岡でフットサルも!」と1人でワクワク。まさか加部選手とソサイチで(一方的に)再会するとは。開始1分半での左足、見事でした。

ソサイチのボールはローバウンドの5号球。サイドからのリスタートはスローイン。ルールは一応勉強していったものの、FP6人でどう戦っていくのかを言語化できるほどには競技を理解できず・・・。ただやはり、スペースを作る、埋める、走りこむ、といった個人の動きや連係がうまいチームは見ごたえがありました。そして、ブラジル出身選手の独特の間合い、フィジカルの強さ、シュートの強さは別格。外国籍選手の登録や同時出場の縛りがない、アマチュア大会ならではの楽しみ方がありました。

大会が開催された2日間は、午前中は暑かったのに午後はベンチコートを着ないと震えてしまうほど日照や気温がめまぐるしく変わる天気でしたが、来シーズン以降はフットサルコートを人工芝に張り替えてリニューアルオープンした全天候型の「J-SOCIETY FOOTBALL PARK 多摩」があるので、天気によっては会場を変えることもできるそう。これもアマチュアならでは、そして箱があることの利点だな、と思いました。

今回、一番素晴らしいアイデアだと思ったのが、各試合のMOMへの副賞の渡し方。協賛者から提供を受けたラーメンやお蕎麦、サプリメント、卵とお醤油のセット、お米5kgなど魅力的な賞品が用意されていて、MOMに選ばれた選手がインタビュー後に自らクジを引きます。そこに番号が書いてあり、その場で賞品が決まる仕組み。周りでインタビューを見ているチームメートも「日本酒引いて!」「ハンバーグ!?やったじゃん!!!」と大盛り上がり。みんなが狙っていた日本酒が最後まで残るという奇跡もあって、これだけ喜んでくれるなら協賛する価値も高いなあ、と思いました。

2日目には、サッカー元日本代表の播戸竜二さんがスペシャルゲストとして登場。ライブ配信での解説や閉会式でのプレゼンターを務めていらっしゃいました。播戸さんはとにかく気さく!2日目はあいにくの大雨だったのですが、写真撮影を求められると「事務所じゃなくて外で撮る?」と自ら大会バナーの前に出てくれるほどサービス精神旺盛。私も一緒に記念撮影をしていただきました。寒すぎてアウターの上にアウターを重ねてミシュランマンみたいになっていますが・・・

播戸竜二さんと(※撮影時だけマスクを外しています)

そして、気さくだけで終わらないのが播戸さん。閉会式の時に「サッカーも、ソサイチも、フットサルも、ビーチも」という発言されていました。私はこれまで、いろいろな場面でいろいろな方のご挨拶やコメントを目にしてきましたが、ご自身が深く関わっている競技がサッカーの場合、フットサルの試合でもつい「サッカーが」「サッカーを」と言ってしまうことが多いですし、ソサイチの大会であれば「サッカーとソサイチ」と表現される方が大半なのでは、と思います。でも、その場にはない競技であるフットサルとビーチの名前も出てきたことで、普段からフットボール全体のことを意識されていらっしゃるんだろうな、と感じました。私の経験上、こういった挨拶で4つの競技の名前を出された方は播戸さんがはじめて。心をつかまれちゃいますね。

優勝チームの表彰の目玉であったキャノン砲でのテープの発射が大雨と強風できれいにチームの上に飛ばないなどいろいろなアクシデントがあった2日間でしたが、最近ではあまり経験がなかった「はじめての現場」で仕事をさせていただき、新鮮な気持ちを味わったり、新たな出会いがあったり、とても充実していました。今後はソサイチもしっかりチェックしていきたいと思います!

ソサイチ連盟公式サイト:http://j-society.com/ 
twitter:@F7SL_japan
Instagram:@japan_football7

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この記事を書いた人

しょうこのアバター しょうこ フットサルライター

兄の影響で幼少期からサッカーに親しむ。はじめて好きになったサッカー選手は四中工時代の小倉隆史。その影響で今でもレフティーが好き。中村俊輔は神。フットサルギアのCF製作、テレビ・ラジオ等のキャスティング、大学・専門学校のゲスト講師、メディア出演等、多岐にわたり活動中。「FIFA FAN MOVEMENT」メンバー。愛猫の名前はアイマール。

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