「月曜から夜ふかし」出演の地域社会人サッカーマニア・齊藤晃が日本スポーツマスターズ岩手大会をレポート!

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全国から「サッカーを楽しむ大人」が集合!

 こんにちは!盛岡ゼブラサポーターの齊藤晃です。

 去る9月23日から26日まで、岩手県遠野市で日本スポーツマスターズサッカー競技が行われました。そもそもこの「日本スポーツマスターズ」というのは、30代以上のミドルシニア年代の選手たちがサッカーやバスケットボール、バレーボールといった競技を通じて楽しむ大会です。

 今大会も元プロ選手から地域リーグレベルの現役・OB選手まで、幅広い選手が参加しました。その中には高校時代全国制覇を果たした人、地域リーグや全国大会で活躍した選手が多くいますが、とりわけ我らが盛岡ゼブラは岩手サッカーのこの20年くらいを彩った選手たちが集い、まさに「一岩」となって優勝を狙いに行きました。

2022/9/23 遠野運動公園にて

注目の盛岡ゼブラ初戦は…?

 9月23日、遠野運動公園で行われた盛岡ゼブラO-35チームの初陣。相手は四国第2代表の香川マスターズ35、四国サッカーリーグ所属のアルヴェリオ高松の姉妹クラブ・ブルーベリオを中心にしたチームです。キャプテンの竹谷康平選手は四国リーグ時代のカマタマーレ讃岐に在籍していました。実は今回の盛岡ゼブラO-35キャプテンの加藤浩史選手もグルージャ以前にカマタマーレ讃岐に所属してたことがあり、ここで思いがけない再会となりました。

 前置きはここまでにして、試合です。ピッチは前日までの雨が残るコンディション、初戦ということもあり慎重かつ大胆に、普段のゼブラを見せれば負けることはないと思いましたが…

2022/9/23 盛岡ゼブラvs香川戦より

 当日のスターティングメンバーは以下の通りです。

 GK 熊谷蘭丸

 DF 金澤崇文 千葉書也 関田啓晃 上山愛史

 MF 松岡研二 上沢佑也 秋濱克弥 石川泰樹

 FW 加藤浩史 山谷紘大

 (太字は2022年東北社会人リーグ登録選手)

試合の行方は?

 前半はゼブラのキックオフで始まりました。ゼブラが東北リーグの地力を見せるのかと思いきや、なかなか決めることができません。香川もカウンターからチャンスを伺いますが、そこはゼブラで東北1部リーグの修羅場を経験しているDFラインが奮起してゴールを割らせません。

 前半も半ばに差し掛かると、ゼブラが加藤や秋濱の抜け出しでチャンスを迎えますが、GK宮下朝信(香川県リーグの南クラブ所属)相手に1対1を決めることが出来ず、そのまま前半は0-0で折り返しました。

 迎えた後半、ゼブラがようやく先制します。まずは秋濱のパスを受けた加藤がシュートを決めました。その後秋濱がドリブル突破したところで倒されPKをゲット、自ら決めて2対0とリードします。

2022/9/23 秋濱克弥がPKを決め2点目

 すると香川は一旦下げていたFW森元要介(ブルーベリオ所属)を再投入。その森元がFKから押し込んで1点を返します。しかしその後ゼブラは加藤が往年のような動きを見せて2点を追加、特に抜け出してからのループシュートはグルージャ時代を髣髴とさせました。

 終わってみれば4-1、盛岡ゼブラO-35の初陣は後半に東北リーグ現役の力を見せつけ完勝でした。当日はゼブラのOBや現役選手なども応援に駆け付けていましたが、皆さんも満足だったでしょう。

その後のゼブラは…

 初戦完勝のゼブラですが、その後はどうなったでしょうか?

 第2戦は北海道のヒヤシンスミドル戦。前日劇的な同点ゴールからPKの末勝利したヒヤシンス相手に、ゼブラはOB選手の須田良輝、藤村伸のゴールで2-0の勝利。この時点で勝ち点6となり、決勝トーナメントへ王手をかけました。

 続く第3戦、鹿島さわやかレジェンド戦は加藤のゴールで1-0。3戦全勝の勝ち点9で決勝トーナメント進出を決めました。

 最終日は1日2試合の強行軍、準決勝は難敵兵庫選抜相手に0-0からのPK戦でしたが、さすが東北リーグで揉まれたGKの力もあって見事に勝利。ついに決勝戦に進みました。

 迎えた決勝戦、相手はエリース東京O-35です。実態は関東リーグのエリース東京に横河武蔵野(現東京武蔵野ユナイテッド)OBというメンバーで、兵庫以上の強敵。案の定横河OBのFW村山浩史に先制を許し、更に後半オウンゴールもあって0-2の敗戦。地元での初出場初優勝はなりませんでした。

 しかしここまで来たことは「さすが盛岡ゼブラ!」と褒めておきましょう。東北社会人の試合で活躍する選手たちがその力をいかんなく発揮し、全国大会で結果を出したというのは素晴らしいことです。思えば岐阜国体で準優勝したのが10年前、グルージャの全国地域リーグ決勝大会優勝が9年前、それを経験した選手もいます。そこにゼブラの現役・OB選手たちが加わり準優勝です。来年以降は盛岡商業高校が全国高校選手権を優勝した時のメンバーも加入して、一層パワーアップすることでしょう。楽しみです。

盛岡ゼブラ、2022年のホーム最終戦予告

 最後に、盛岡ゼブラの東北社会人サッカーリーグ1部ホーム最終戦の告知です。

 10月2日、午前10時より滝沢市の盛岡誠桜高校グラウンドで富士クラブ2003と対戦します。ここまで富士クラブ戦は公式戦1勝(岩手県選手権)1敗(全国社会人選手権東北予選)1分け(東北リーグ)と全くの五分で、この試合ですべての決着がつくのかどうか楽しみです。

 盛岡誠桜高校グラウンドの場所は以下リンクを参照してください。

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この記事を書いた人

齊藤晃のアバター 齊藤晃 「月曜から夜ふかし」出演 盛岡ゼブラサポーター

1979年3月11日 岩手県盛岡市生まれ
高校時代より東北社会人サッカーの盛岡ゼブラサポーター。
2018年にテレビ「月曜から夜ふかし」に出演したが、それ以前から地元メディアに寄稿、出演している。

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