【MLB】レイズ今オフの課題、打線強化は現状維持で終わってしまうのか?

数か月前、レイズはファンや関係者を含め明確だった打線を強化するために一人のバッターを加える事を素直に認めていた。しかしスプリングトレーニングが約3週間と迫る中、FAではビッグネームの名前がすでに無く、加えてトレードでも興味をそそられるアイテムは限られ、レイズは投手のザック・エフリンの獲得以外今オフの動きはおとなしいものとなっている。

ワイルドカードシリーズで地区3位のガーディアンズと対戦した際、全24イニングでわずか1得点に終わり早々にポストシーズンの舞台から去った後、レイズの編成総責任者エリック・二アンダーが「今ここに座って我々が今と同じくらい良く、来年は我々のグループからより良い活躍が引き出せると述べるのは無弁別なもの」とコメントするほどレイズのフロント陣は、今オフ”ビッグバット”の獲得を探っていた。
そしてレイズは、経験が豊富で過去に大きなサクセスがあった打者を手に入れようと、フリーエージェントではアストロズの再契約に至ったマイケル・ブラントリーやブルージェイズとサインしたブランドン・ベルトに、トレードでは右打者ではあるが、アスレチックスの捕手でゴールドグラブ賞を受賞しているショーン・マーフィーに興味を示しその本気度は確かだった。

ただ、金額が高いとみるとすぐに後退せざるを得なかった。しかし、レイズが追わないと決めたコストが低くハイリスクの選手よりも、現在チーム内にいる若い選手や昨年はケガに悩まされた選手が、現状を打破してくれるチャンスが高いと二アンダーをはじめとするスタッフ達は確信しており、ケガや成績が急降下し、さらに明確に打線をアップグレードしてくれない選手を加える事且つ現在チームに在籍する選手を阻むものとなれば、メリットはないだろう。

「口にしているすべての言葉は意味があるものだ。すべての目的は、心から望んでいるものであり、我々が探している事だ。冬が進むにつれて、私たちが口にしているように、定評がある選手で理想的なのは左バッターで我々のグループにフィットすることがフォーカスであると私は考えている。我々は、躍進を遂げている選手や復活を期すことになる選手がいるロスターの状態には満足しているし、実績があり安定しているバッター加える事のみだ。ただ、そのような選手は市場にそういない」と二アンダーはいう。

「チームを改善するのにデッドラインはない」とまた二アンダーがコメントするように、2021年シーズンから2022年シーズンを比較し約200得点ほど減った打線を強化する方法を探し続けるのは明確で、スプリングトレーニングまでの数週間、またはスプリングトレーニング中にトレードでの獲得を狙い続ける意味するものとなるだろう。それにレイズは昨年のスプリングトレーニングでトレードで加入させた2選手ーハロルド・ラミレス、イサック・パレデスーが最終的にチーム内で最も活躍が際立っていた選手となったことは言うまでもない。

そしてひょっとしたら最も可能性が高いのは、最初のシーズン数か月を通して以前にケガに悩まされた選手や若手の選手がどのようなパフォーマンスを挙げたかをジャッジし、強化することが必須なのかを判断することだろう。このセオリーでは、今現在よりも7月のトレードデッドラインの方がより多くの打者がトレード市場に転がっている事が予想される。それに加え、レイズは約7000万ドルほどと推定されるペイロールを増やす余裕がある事だろう。
ただ現在は、ケガや不安定なシーズンを送り復活を目指してのシーズンとなる選手やまだMLBレベルでは実績のない若手選手に”打破”することを期待するしかない。
そのグループで最初に目に付く名前は、外野手で左バッターのジョシュ・ロウ、内野手のジョナサン・アランダで、ロウやアランダのようにマイナーでは好結果を残しているもののメジャーでは結果を残せていない選手に2、3回チャンスを与える事にはプラスとなるものがある。またそのグループで、チャンスを得るであろう選手はルーク・レイリーや何人かのプロスペクトも考えられる。

また実績がある選手ではブランドン・ラウ、ワンダー・フランコがおり、両社とも素晴らしい能力を示しているが昨年はケガにどちらも泣かされている。
「我々が、何か動きを起こせなかったら今居る選手たちを最大限生かすことが事が重要になる。そしておそらく、昨年メジャーに初めて踏んだ選手たちに機会を与える事を意味するものとなる」二アンダーは語っている。

またトレードに関してタンパベイタイムズのマーク・トプキンは、チームの長所といえるエリア(レイズの場合、投手)から一人のバッターをトレードすることを挙げており、そうなればドリュー・ラスムッセンやジェフリー・スプリングスといった投手がツインズやカーディナルスといったチームに見返りに出される事となるだろうとトプキンは示唆した。またそうでなかった場合レイズはFA市場に残っている選手から”お買い得品”を狙う可能性がある。
「我々は本当にパズルピースが好きだ。完璧なパズルなのか?確実にそうではない。だけど、今のチームの状況は気に入っているし、我々は、オープンになって完璧なものとする為の方法を探し続けるつもりだ。ある時点で止めるつもりはない」と二アンダーはそう述べている。
ひょっとしたら、復活を誓う、ラウ、フランコに合わせアランダやラウといった選手に期待することで機能を果たすかもしれない。ただ、その反対には無弁別という名の壁が立ちはだかることになる。

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https://www.tampabay.com/sports/rays/2023/01/23/so-about-that-big-bat-rays-were-looking/

本記事は、URL元の記事を元に翻訳、書き加えたものです。
引用元:DRaysBay

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