【MLB】防御率7点台の投手がウエイバー経由後、マイナーFAに。しかし実質防御率は3.20

先週、テキサス・レンジャーズからDFAを受けたベテランのリリーフ投手イアン・ケネディーはウエイバーで獲得球団が現れなかったことから、マイナーFAを選択した。
ケネディーは、今シーズンキャリア2度目の在籍となっていたレンジャーズで短期間を過ごした後、FA市場でまた新たな職を探すこととなった。

38歳のケネディーはダイアモンドバックス、パドレス、ロイヤルズで先発投手として多くのシーズンをプレーし、近年は先発で成績が不安定だったためリリーフに転向。2019年はロイヤルズで防御率3.41、30セーブをマーク。次の2020年シーズンは防御率9点台と苦戦したが、2021年に1度目と在籍となったレンジャーズでの前半戦で好成績を収め、トレード期限で移籍したフィリーズでの成績を合わせ防御率3.20を記録した。昨年はその活躍を受けダイアモンドバックスと約475万ドルでサインしたが、5.36と振るわず、今オフはマイナー契約でレンジャーズと契約し開幕をメジャーで迎えていた。

またここ最近のケネディーのシーズンは好成績をマークした年、またはそうではなかった年と移り変わっていたことから今シーズンは復活を遂げる年の見込みがあるように思えるものだったが、レンジャーズの11登板で防御率7.20と結果は振るわずさらには相手打者にボールを当てられれば被ハードヒット率が48.3%で、前年のDバックス在籍時も同じようにハードヒットには苦しんだ。そのことを踏まえれば、レンジャーズがケネディーに対し、DFAの決定を下した物へと繋がったと考えられるだろう。

しかし、セイバーメトリクスの数字で物差しを計ると、ケネディーの防御率が示すほどパフォーマンスは悪いものではなく、三振率は28.3%、四球率は6.5%とそれぞれ平均を上回るもしくは下回るものであり、空振りストライク率16.3%はキャリアハイとなった。またBABIP .357、残塁率36.8%からでは今の成績はアンラッキーであった事が伺えられ、取り分け後者はより悪運であった(BABIP 今シーズン平均 .295、残塁率 今シーズン平均 71.6%)。 またFIPでは3.21と実際の防御率より4点近く低い数字となっている。

そのため、MLBトレードルーマーズの記事では過去数シーズンで苦戦を強いられている事があるものの、2019年に30セーブを稼ぎ、2021年にレンジャーズとフィリーズの2チーム間で防御率3.20を挙げ26セーブ以上を挙げた実績と今シーズンのサンプルが少ない段階で三振率等が良い結果を踏まえれば、最低マイナー契約で他チームからの興味がある事だろうと指摘している。

https://www.mlbtraderumors.com/2023/05/ian-kennedy-elects-free-agency.html

この記事は、URL元の記事を元に翻訳、要約したものです。

https://www.mlbtraderumors.com/2023/05/rangers-designate-ian-kennedy-for-assignment.html

この記事は、URL元の記事を元に翻訳、要約したものです。
引用元:www.lonestarball.com

ウルスポをフォローしよう

この記事をシェア

この記事を書いた人

ポラックのアバター ポラック MLBブロガー

コメント

コメントする

top
目次
閉じる