【MLB】オリオールズ、マウントキャッスルが球団タイ記録の1試合9打点。同日にサイクル安打も

オークランド・アスレチックスのピッチャーたちは、現地火曜日の対ボルティモア・オリオールズ戦、オリオールズの2番打者アドリー・ラッチマンに対しストライクゾーンを外すボールを2度投じた。
しかし、その次の3番ライアン・マウントキャッスルによってオークランドの投手陣はその代償を両方で払う事となった。

この試合の3回、アスレチックスの先発カイル・ムーラーはラッチマンにストレートのフォアボールを与えた後、そのマウントキャッスルは打点付きのシングルヒットを挙げた。そして7回にも一塁が開いていたためにアスレチックスはラッチマンを敬遠。だがまたしてもその2イニング前に3ランホームランをかっ飛ばし試合を同点にひっくり返したマウントキャッスルはレフトのフェンスを越える満塁ホームランを描いた。

そしてその結果、マウントキャッスルの2ホームランに9打点を挙げた活躍のおかげでオリオールズは12対8でアスレチックスに対して劇的な逆転勝ちを収めた。
また1試合9打点は1985年のエディー・マレーと1961年のジム・ジェンタイルに並ぶ球団タイ記録となった。「僕は今日、ボールがよく見れていたと思う。彼らがそうすることで、そういった活躍が得られた。さらに、より得点を挙げられる機会を、それに漬け込むことを自分に与えてくれた」マウントキャッスルはボルティモア・サンのジェイコブ・カルビン・メイヤーを含めた記者陣に対しそうコメントした。また1試合9打点について尋ねられたマウントキャッスルは「2人のグレートだ。どんなカテゴリーであれ彼らに肩を並べられるのはスーパー特別だ。すごいクールな夜だった」と語った。

また9打点をたたき出したことは、アシスタントピッチングコーチのダレン・ホルムスが自身に伝えるまで、どれほど打点を稼いだのか分からなかったという。
「僕はこういうようなのを言ったと思う。”多いな”ってね」マウントキャッスルはそう反応した。
そして1試合複数アーチはマウントキャッスルのメジャー4年の中で7回目となり、満塁ホームランの飛距離約456フィートは、自身最長飛距離。アスレチックスに対しては2022年9月3日に初めてホームランを放つ手以来2本目だった。またメジャー全体では1試合9打点を挙げた選手は2020年の9月にその当時ブレーブスに所属していた外野手アダム・デュバル以来だった。

さらにマウントキャッスルは11試合を経過して5ホームラン、18打点、長打率.711の成績をマーク。最初のシーズン11試合を最低5ホーマー&18打点であったオリオールズの唯一の選手は2013年シーズンのクリス・デービスとなり、その年デービスは53ホームランに138打点のパフォーマンスを披露した。

「彼の持つパワーは素晴らしい。彼はストライクゾーン内でも外に対しても優れたバットに当てる技術がある。間違いを犯せば、彼はその準備が万端だ。彼は今シーズン、素晴らしいスタートを決めたし、今現在の彼がプレーしているのにある自信は大好きだ。なんて彼にとって特別な夜だったんだ」監督のブランドン・ハイドはマウントキャッスルの活躍にそう言葉を込めた。

オリオールズ打線全体でも最近3試合を合わせ9得点に終わっていたが、この試合で打線は12得点12安打を挙げ、5イニングで5失点を許した先発のナンバーワン有望株であるグレイソン・ロドリゲスその後にマウンドに上がったオースティン・ボスを大きく助けた。「僕たちのラインアップは調子が良い時、上から下まで恐ろしいと僕は考えている」マウントキャッスルはそう述べる。

この試合におけるマウントキャッスルの最初の打点は、先頭打者で二塁打を放ったランナーのオースティン・ヘイズを本塁に帰す犠牲フライでヘイズは、左バッターのセドリック・マリンズが相手先発が左腕となる為、現地火曜日は一番バッターとして起用された。その試合前、ヘイズは通算34試合の先発でリードオフマンを任され打率.239の成績だったが、ヘイズもまた1二塁打に1本塁打2打点を含む4打数2安打の活躍であった。

週末を通して、ヘイズ、マウントキャッスルの両者は本拠地カムデンヤーズの距離のあるレフトフェンスによってホームランをひったくられるもしくは、良い当たりがアウトになる等に耐えなければいけなかったが、現地月曜日のチームの勝利でその壁を打破。ホームランをスタンドに運んで、(エンゼルスのように兜ではなく)新たなオリオールズのホームランセレブレーションである”ホーマー・ホース”をお披露目した。そしてまた次の日である火曜日にもそのホースからの水を吸い込んだ。
マウントキャッスルは自身らに降りかかったことにについて「僕とヘイズの両者はここでの最初のシリーズを非難していたと思う。それはちょっとしたウォームアップをし始めるものであり、いまは少し良く飛んでいるように思える」と口にした。ちなみにマウントキャッスルとヘイズが絡んでいない打点は4回に指名打者のジェイムズ・マッキャンが放った二塁打で、オフシーズンにトレードでメッツから移籍しボルティモアの地に降り立ったマッキャンにとってオリオールズでは初ヒットであった。

また日本時間12日のこの日は、マイアミ・マーリンズとフィラデルフィア・フィリーズで行われた試合でマーリンズのルイス・アライズがチームでは球団史上初めて、アライズの出身地であるベネズエラ生まれの選手では、エデュアルド・エスコバー、パブロ・サンドバル、カルロス・ゴンザレス、カルロス・ギーエン、セザー・トーバーの列に加わる6人目の選手となった。この結果、OptaSTATSによる記録では1日に9打点(マウントキャッスル)とサイクル安打(アライズ)が達成されるのは1936年5月24日にサム・レスリーがサイクルをトム・ラゼリが11打点を叩き出して以来の初めての日となった。

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本記事は、URL元の記事を元に翻訳書き加えたものです。
引用元:timesunion.com

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