世界で挑戦を続ける中西麻耶・野中生萌両選手が特別MC・トラウデン直美さん、現役女性大学生と共に「誰もが個性をいかし輝くために」を実施!

東京五輪スポーツクライミング女子複合銀メダリストの野中生萌選手と、パラ陸上の中西麻耶選手が14日(土)にNEC本社にて行われたトークイベント「NEC+CHALLENGE PROJECT2023」に出席。”自分らしさ”と”チャレンジマインド”について、特別MCのトラウデン直美さんと女子大学生15名と共に座談会をYouTubeにて生配信を行った。

目次

世界を舞台に挑戦を続ける3名の考える「自分らしさ」とは?

「自分らしさ」について語るスポーツクライミング野中生萌選手

「自分らしさ」を表現する事について、野中選手は
「自分が好きだと思う事、やりたい事をやる。自分の欲を実現する事が自分らしさだと思います」
と回答。
「大会前には、髪形を変えたり、スポーツ選手はファッションやメイクとかけ離れていると思われがちですが、私はバチバチ決めていきたいと思っているので、そういう風に自分を表現するのが自分らしさだと思います」
と自身が思う自分らしさについて語りました。
トラウデンさんも
「私も最近髪を切って、染めたんですが、心が軽くなったので、自分自身が勝手に思っていた自分のイメージを破った気がして、自分がやりたい事をやる大切さを感じました」
と野中選手に共感する姿が見られました。

一方、中西選手は、
「自分にしか生きられない人生を生きようと思っている。ハンディキャップを持っているが、そういう生き方いいなと思ってもらえるような自分でいたい」
と語り、野中選手も
「かっこいいですね。私もそうやって生きていきたいですよね」
と中西選手へ尊敬の念を示しました。

「チャレンジマインド」の大切さを3名が説く

パラ陸上中西麻耶選手 21歳の時に単身アメリカに渡った際の苦労話で会場を驚かせた。

8歳でクライミングを始めた野中選手に対して、トラウデンさんから
「16歳で世界大会に挑戦したときの心境は?」
という質問があると
「幼少期からずっと持っていた“強いクライマーになる“という目標に近づくための通過点だったのであまり緊張はしていませんでした」
という、野中選手の強い精神力が垣間見えるエピソードを披露し共演者を驚かせました。

一方で中西選手も、片道切符で高みを目指した留学というエピソードを披露し、中でも片道切符で留学をした際の話では、現地で賞金を中々獲得できず、なんとか成田までの帰国の飛行機を確保できたものの、そこから当時住んでいた大分まで帰るお金が無くヒッチハイクで家まで帰ったエピソードを披露すると、
「すごすぎる…」
などと共演者から驚きの声があがりました。

座談会のテーマである「誰もが個性をいかし輝く」ために必要なことについて、野中選手は
「何にも自信を持ち続ける事。みんな違う中で輝く未来があるのではないか」
と答え、中西選手は
「今、多様性を受け入れる社会になったが、受け入れたうえでその個性を活かして、何かを作っていける世界を作りたい」
と言い、このテーマについて締めくくりました。

アフタートーク

情報番組などで活躍中のトラウデン直美さん。人生を変えた人は中学時代の国語の先生だそう。

アフタートークも実施され、テーマは「私の〇○を変えた人!」ということで、
皆さんが自分の人生で価値観や生き方などを変えてくれた人を紹介する事に。トラウデンさんは、
「中学時代の国語の先生」
と回答。その理由として
「当時、人見知りだった自分に、出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打たれないという言葉をかけてくれた事で、学校では仕事の話をしたくなかったが、友達に気軽に仕事の話もできるようになった」
と答え、当時の担任に感謝の意を示しました。
野中選手は
「もともと他人にすごく興味があって、色々な人の良いところを吸収してきたので、今は自分が良い影響を与えられる人間になることを目標に掲げています」
中西選手は
「留学時のコーチにかけられた“女性の時間を楽しめない人は世界で1位を取れない”という言葉のおかげで、スポーツだけでなく日常で過ごす時間からも得られるものがあることに気づきました」
とそれぞれ強烈なエピソードを語り、中西選手は当時の自分に新しい自分になりたいなら“やめる”という選択も大切にしてほしいと声をかけたいと答え、賑やかな雰囲気で会を締めくくりました。

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