【格闘技ジム】格闘技指導者あるある? 怪我に対する認識は温度差がある

東京の豊島区池袋にあります、キックボクシングジム レグルス池袋ジム代表をしております、MIYATOです。

あっという間に年末ですね!私の時間軸がずれているのかな…と思うくらいに月日が経つのが本当に早い!(笑)私が運営している『キックボクシングジム レグルス池袋ジム』は年内は28日(水)まで通常営業、29日(木)~1月4日(水)まで休館とさせていただきます。ご来館される方はお間違いないように!年内、怪我せず楽しく動きましょう!

さて先日、ジムのイベントで『怪我をしない、させない為の医療セミナー』を開催いたしました。研修医として病院に勤めている弊社スタッフを中心に、格闘技でよくある怪我や起こった際の処置、AEDについて、こういう場合はどうすれば?というような質問コーナーなども設け、90分くらいで終わる予定がナンダカンダで2時間くらい行っておりました。何故、このセミナーをやったかというと

『格闘技指導者の怪我に対する認識がバラバラ(むしろ低い)だから』

というのを以前から感じていたからです。私はキックボクシングを始めて約12年、会員からインストラクター、ジム責任者、今はジムのオーナーをしながらインストラクターもやっておりますが、その過程で沢山のジムや指導者を見てきました。これは正直、私もそうなのですが『怪我が発生した際の処置』について、多くの指導者やジムは何も知らない事が多い、または意識が低いなと感じました。運動である以上、怪我はつきもの。ましてや、格闘技のようなコンタクトスポーツは怪我の発生率が高いのは誰が見ても分かります。それにも関わらず

『怪我をした際に適切な処置が出来ない』

『怪我しても気合いで動け』

『怪我をして一人前だ。怪我をするのが当たり前』

という認識や考えでいる指導者が多いなと感じました。そんな悪しき習慣を少しでも変えていけたらと思い、考え実施したのが、先述したセミナーだったのです。

ただ、上記のような考えや認識でいる指導者が一定数いるのは、どの競技でもよくある事です。他の競技の事は私は分かりませんが、格闘技に関していえば、なるようにしてそのようになっていると私は感じています。何故なら、指導者向けのきちんとした研修機関もなく、それらを管理するような母体もない。その為、格闘技の指導者は個人個人で判断し活動しているので、怪我に対する認識が低い指導者が生まれても仕方ないかも知れません。更にいえば、各ジムの責任者、会長の判断、指示により、格闘技指導者は動いているので、元を辿ればジム責任者、会長が怪我に対して認識が低ければ、そういうジムになる恐れがあるといえます。酷い環境になると

冷やすものもない

救急箱もない

スタッフもいない

という状態があり得るのかなと。このような環境のジムで、万が一怪我をしたらと思うと…怖いですね…。

では、どのようにすれば、それらの状況を変える事ができるのか?私の考えでは、月並みですが、一人一人の意識、考えを変えていくしかありません。未だに気合い、根性、怪我してナンボという考えの指導者がいるのは間違いありません。それらの指導者に対して、しっかりとした認識を理解させる。理解させる環境を整えてあげる。それでも変わらないようなら、あまり考えたくありませんが、新しい人材をしっかり育て、理解してくれない指導者を淘汰する。余計なものは排除するという一見すると非情に見えますが、それくらいの事をやらないと環境改善を行う事は出来ないと思っています。それぐらい、根深い事象だと私は考えています。

格闘技をメジャーにしたい。もっと沢山の人に楽しんでもらいたい。

という想いは格闘技従事者なら皆、あると思います。が、格闘技を習う人が増えなければ変わりません。その為には、環境を整えてあげる。安全、安心して練習できる環境を整え提供するのが我々、ジム運営側の仕事でもあると感じています。何より、怪我をしてしまったら、競技者もジム側も誰も良い事がありませんから。

レグルス池袋ジム代表 MIYATO

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この記事を書いた人

MIYATOのアバター MIYATO レグルス池袋ジム責任者 (株)KAKU-TANO 代表  取締役社長

レグルス池袋ジム責任者。(株)KAKU-TANO代表。
転職7回の後、経営の経験もお金も0で社長になる。格闘技に関する事業をしています。
プロ経験はありませんが、キックボクシング歴13年、指導実績1,000人以上あり。
格闘フィットネス、グループレッスン、パーソナルも得意。
手探りの毎日ですが、格闘技のカジュアル化と格闘技の違った形を提供する為に日夜奮闘中!

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