ごきげんようみなさま、卓球してますか?
本日も前回に続いて全日本選手権大会について。
それでは男子ダブルスから。
第一シードには宇田/戸上のペア。宇田選手は2020年度の全日本シングルスで優勝してからというもの、やや鳴りを潜めている印象。正直ふらっと敗退しそうな雰囲気まで感じているので、この辺りで実力を見せていただきたいところ。筆者は基本的にフォアハンドを振り回せる選手と粘着ラバーを使う選手は無条件で好きになるタイプのメンヘラなので、前者である宇田選手には注目しております。ただ結構試練がありそうなのが組み合わせの妙で、田中/篠塚ペアや及川/松島ペアが同じ山にアサイン。地獄か?反対側は学生多めな感じなんですが、なんでここだけプロまみれなのか。篠塚選手はパリ代表ポイント(勝手にパリポと称しています)は張本選手に次いで2位。及川松島の木下マイスターペアはチームメイトということで練習量ばっちりなのでは。仕上がりに注目。
第二シードは張本/森園選手。国際大会ではあまり見ない組み合わせなのですが、前大会準優勝という実力。
彼らに当たりそうなのが酒井/上村の社会人ペアや、神/松平のTT彩たまペア。と言いつつダブルスは単純な個人技の足し算ではないので、ノーシードから勝ち上がることも勿論あり得ます。故に未知数みたいなところもあるので、純粋に結果を楽しみたいところ。
次に女子ダブルス。
伊藤/早田が国内外含めて圧倒的に実績があるので、このペアに向かって全員が挑戦者とも言わんばかり。木原/長﨑と佐藤/橋本のダブルスが同じサイドにいるので、どちらか片方のペアしかステージに上がれない点がもどかしい。もう一方のブロックでは、シードにアサインされている石川/平野と芝田/大藤が本命か。石川/平野の組み合わせは世界戦などへはよく参加している一方、Tリーグでは1試合しか出場機会がないばかりか1-2で落としているのですが、下馬評通りの戦績を残せるかというところ。国内で勝つことと海外で勝つことはまったく別物だと筆者は考えておりますので(別に外国籍の方と卓球したことはないのですが)、その前提からだと海外での実績が国内最強ランキングに直結するかという話には、まぁ何か違うんだろうなぁという結論を持たざるを得ないのですが。その辺の事情だったりでパリ五輪代表選考に関して波風が立ったりしているのは別の話としますが、それはそれとして海外の試合環境で勝ったり負けたり練習相手になってもらったりは実力として身に付くはずなので、特にそういった機会の多い日本代表チームには頑張ってほしいところです。反対に注目されている選手を破って頭角を現してほしい気持ちもあり、このふたつの思いは矛盾せず両立するので個人的楽しみポイントです。
最後に混合ダブルス。
通常のダブルス以上に読めないです、そこ接点合ったの?みたいなペアリングまであるので本当に未知数です。いち卓球ファンが選手のプライベートとか個人間のつながりまで追えるわけがないのでそれはそうなのですが、底の浅い文章になってしまいます。ご容赦ください。
混合はそこまでペアが固定化されていないからか、2022年度大会のシード選手も張本/早田ペアと硴塚/森田ペアしか残っていません。張本/早田は国内外ともに実績十分で優勝候補筆頭なのですが、他の新規ペアが客観的には謎である点がおもしろポイントかもしれません。名前だけ見て「強そ~」と思ったところとしては篠塚/木原や田添健/長﨑、おもしろそうなのが松島/張本と英田/南波。ダブルス巧者が多いことと、知らな過ぎて楽しみなことが選考基準です。ガバガバである。英田選手にダブルスのイメージが失礼ながらあんまりないので、どのようなプレーになるのか楽しみです。
以上です、最後に試合日程について。
今回ご紹介した混合ダブルスは1/26、男女のそれぞれのダブルスは1/28に決勝戦が行われます。最終日の1/29はそれぞれのシングルス決勝まで。色んな試合が観たい方は1/26、1/27あたりに観戦に行ってみてはいかがでしょうか。関東に住んでいたり大阪開催だったりしたら筆者も観戦したかったのですがなかなか……。とはいえ今はいろんな手段で試合を観ることもできるので、ネット配信などで結果を追いかけることとします。
今回はここまで、ご覧いただきありがとうございました。
Youtubeチャンネルもどうぞよしなに。
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