【体操】全日本経験者である私、遠藤幹斗が”フリーター体操選手”として体操を続ける理由

目次

体操選手の選手寿命が短い理由

『え⁈フリーターなの?』とよく聞かれます。
そうなんです!

なぜフリーターとして活動しているのか?
まず初めに、体操選手の選手寿命についてお話しさせて頂きます。

体操競技は他のスポーツに比べると競技人生が短く、多くの体操選手は20代前半(大学卒業後)に競技を引退してしまいます。
なぜこんなにも競技人生が短いのか。理由は2つあると考えます。

1つ目は、筋力や体重の維持が難しいということです。
私が行なっている種目は器械体操です。
器械体操では器械を使用しますが、動く主は自身の肉体です。また、採点競技ですので大半は自身が動く、見せる種目です。
自身の肉体が主で激しく動かなければならないため、トップアスリートとしての選手寿命は短いと思います。

2つ目は、社会人チームに入ることが難しいということです。
社会人として選手を続けるということは、もちろん成績や能力を求められます。
実際に実業団に所属している選手の多くは、元日本代表選手や、全日本大会でメダル獲得経験者ばかりです。
社会人でも本気で体操を続けたい!この気持ちがあっても実業団に入れるわけではありません。

これらの理由から、多くの選手は20代前半(大学卒業後)で競技を引退してしまうのだと思います。

フリーター体操選手という道

仕事をしながらだと練習時間の確保や筋力維持が難しい。
だったらフリーターで選手を続けよう!

そうすれば体操を本気で続けることができる!
生活は厳しいかもしれないが、選手寿命が短く今しか全力でできない体操競技を続けるならこれだ!
そう思い、フリーター体操選手という道を選びました!

これまでの競技成績は下記のとおりです。
2012年 第43回全国中学校体操競技選手権大会 跳馬優勝
2018年 第72回全日本体操種目別選手権    跳馬第6位
2019年 第73回全日本体操種目別選手権    跳馬第3位
2019年 第73回全日本インカレ        跳馬第8位
2020年 第43回全日本体操種目別選手権    跳馬第4位
2021年 第75回全日本体操種目別トライアウト 跳馬第3位
2021年 第60回NHK杯体操種目別       跳馬第3位
2022年 第76回全日本種目別選手権     跳馬第7位

フリーターとして活動を始めてからの成績は下記のとおりです。
全日本体操種目別トライアウト 跳馬第3位
NHK杯体操種目別 跳馬第3位
全日本種目別選手権 跳馬第7位
もしかすると、私以外にもフリーターとして体操選手を続けている方がいるかもしれません。
ですが、フリーターとして活動しながらも、日本のトップで戦い続けているのは私だけかと思います。

この生活を通して、
スポーツの続け方は沢山ある。
その選択肢の一つとして、多くの方に知って頂きたいと思います。

日頃の練習風景などをYouTubeにて毎日投稿していますので、是非チェックしてみてください。
「YouTubeチャンネル:DEKAPURI&でかぷり」
https://www.youtube.com/channel/UCPwMnHYG6wJl5GPB0sQh-ng
YouTubeパートナー(ひかる)

もちろんこの生活は多くの方のご協力があり、成り立っています。

夢を応援してくれる家族。

経緯を知り、心よく引き受けてくださった仕事先の親方。

施設を使用させてくださっている方々。

YouTubeを見てくれている皆様。

試合関係の手続きをやってくれているYouTubeパートナーのひかる。

いろんな方への感謝を忘れずに今後も頑張っていきたいと思います。
ぜひ、応援のほどよろしくお願い致します。

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この記事を書いた人

遠藤 幹斗のアバター 遠藤 幹斗 フリーター体操選手

宮城県仙台市出身 遠藤幹斗(25歳)
体操競技歴19年
現在、静岡県磐田市で練習をし、体操競技の種目別跳馬で『日本一』を目指し練習をしています。
YouTubeにて夢を叶えるまでの道のりを毎日配信しています。
またYouTubeを通して体操競技の事を幅広く知っていただきたいと思い、素朴な疑問から専門的な疑問まで動画で検証してます。
チャンネル名 『DEKAPURI&でかぷり』
企画・撮影・編集などチャンネル運営を2人で行なっています。
遠藤幹斗(みっきー)
木原晃(ひかる) 23歳→神奈川県出身の元体操選手。体操競技歴16年
https://www.instagram.com/hikau_kihara_0329

体操競技での主な成績
2012年 第43回全国中学校体操競技選手権大会 跳馬優勝
2018年 第72回全日本体操種目別選手権    跳馬第6位
2019年 第73回全日本体操種目別選手権    跳馬第3位
2019年 第73回全日本インカレ        跳馬第8位
2020年 第43回全日本体操種目別選手権    跳馬第4位
2021年 第75回全日本体操種目別トライアウト 跳馬第3位
2021年 第60回NHK杯体操種目別       跳馬第3位
2022年 第76回全日本種目別選手権     跳馬第7位

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