【フットゴルフ】世界No.1プレーヤー “ベン・クラーク”選手が日本にくる〜

サッカーのワールドカップに挑む日本代表メンバーの26名が、1日に発表されました。サッカーファンだけでなく、世界中のスポーツファンが注目するワールドカップの開幕まであと少し。皆さんも、初のベスト8入りを目指す日本代表に大きな期待を寄せていることでしょう。

ワールドカップといえば、もちろんその競技の世界一を決めるビッグイベント。サッカーや五輪競技になっていないラグビーにおいては、オリンピック以上に注目を集める国際大会と言えます。

我々日本人は日本代表の活躍に目が行きがちですが、各国ともにスーパースターを擁しておりこちらにも目が離せません。特に、今回が最後のワールドカップ出場と言われているアルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手とポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド選手は、今大会最大の注目プレーヤー。ワールドカップ無冠の2人が、最後に悲願を成し遂げるのか気になるところです。

「なんで、フットゴルフのネタのはずなのにサッカーの話なの?」

ここまで読んで、そう思われた方もいらっしゃるでしょう。

それは、サッカーに比べてまだまだ歴史が浅く注目度・認知度・普及度にも大きな差があるフットゴルフですが、この新スポーツにも、メッシ選手やロナウド選手のように、他のプレーヤーが目標とするような選手がいるから。そして、今回、その中の一人が日本にやってくるからです。皆さんに是非、注目していただきたい世界を代表するフットゴルファーが、4年ぶり3度目の来日を果たすことになったのです。

イギリスのベン・クラーク選手は、2010年代後半、つまりフットゴルフが日本を含め世界で急成長を遂げている最中、常にトップに君臨しているフットゴルフ界の“メッシ”であり“ロナウド”です。

フットゴルフを始めたのは2014年からですが、すぐに頭角を表すとトップ選手に成長。これまでにワールドツアーチャンピオン4回、欧州王者4回、メジャー大会優勝6回、UKツアーチャンピオン6回を誇ります。ワールドランキングでも2020-21シーズンに続き2022シーズンも首位。2022年11月2日現在、FIFG(世界フットゴルフ連盟)のワールドランキングには、2677選手が登録されていますが、その中のトップというわけです。

クラーク選手は、日本のフットゴルフとも縁があり、2017年に長野県軽井沢の軽井沢72南コースで行われた「FIFG World Tour Japan Footgolf International Open 2017」で初来日し優勝すると、翌2018年に岐阜県のフォーティーンヒルズカントリークラブが舞台となった「FIFG WORLD TOUR JAPAN FOOTGOLF INTERNATIONAL OPEN 2018 supported by Shields」にも勝って連覇を達成しました。

2017年の「FIFG World Tour Japan Footgolf International Open 2017」でのクラーク選手。

また、上記両大会当初が開催された2017年、2018年ごろは、当協会のオフィシャルサプライヤーである「SHIELDS」と契約し、同社ウェアを着用して世界中を転戦していたこともありました。

とにかくクラーク選手は、そのキック力はもちろんのこと、数十メートルの距離をピタリと寄せるアプローチ、ラインを完全に読み切り繊細なタッチで決めるパッティング、コースマネージメント、あらゆるプレッシャーに打ち勝つメンタルなど、すべてが世界基準。そんな世界No.1プレーヤーが、再び日本でその技を披露してくれることになったというわけです。

また、クラーク選手のような世界のトップが国内の選手とともにプレーすることは、日本のプレーヤーたちにとっても大きな刺激であり、学びとなるはずです。今年はようやく日米対抗戦などで海外選手とプレーができるようになりましたが、コロナ禍の約3年間は国際交流が皆無。特にワールドカップの日本代表やスキルアップを目指す選手は、“世界”との物差しを失っていました。

それが、世界No.1プレーヤーのクラーク選手が来日することで、各選手の世界における“現在地”を知ることができる。海外の選手となかなかプレーできなかった約3年間で、“世界との距離”は縮まったのか、それとも…。クラーク選手の国内大会参加は、単に「すごい選手が日本にやってくる」以上のものがあるはずです。

クラーク選手が出場するのは、群馬県の鳳凰ゴルフ倶楽部で開催される「フットゴルフジャパンツアー 2022-23 supported by SHIELDS」の第35回SHIELDS OPEN(11月26日開催)と太田カップ at 鳳凰ゴルフ倶楽部(11月27日開催)の2大会です。

両大会は11月4日から参加募集をスタート。どちらも2023年5月に米国フロリダ州で開催されるワールドカップの日本代表選考をかねたトーナメントとなっています。“日の丸”を目指す方も、まだフットゴルフを体験されていない方も、クラーク選手のプレーが気になる方もふるってご参加ください。

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この記事を書いた人

田村 一人のアバター 田村 一人 一般社団法人日本フットゴルフ協会理事

フットゴルフは、サッカー(フットボール)とゴルフが融合したスポーツで、2009年にオランダでルール化。サッカーボールの5号球を使い、ゴルフコースで9ホール、または18ホールをラウンドしてスコアを競います。国際フットゴルフ連盟(FIFG)が設立されて以降、欧米を中心に40カ国以上で楽しまれており、2012年が第1回大会となったW杯は、これまで3回開催されており2023年5月には米国での第4回大会開催が決定しています(第4回大会は当初、日本で2020年に開催予定でしたが新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年に延期となり、その後もコロナ禍となっていたため中止)。フットゴルフ先進国のアメリカでは、既に600コース以上でフットゴルフがプレーでき、イギリスでもその数は200を越えるなど、その認知度は急速に高まっています。当協会は2014年2月に創設され、国内唯一のFIFG加盟団体として、同連盟とともに世界的なフットゴルフの普及に取り組み、2028年ロス五輪での正式種目化に向け活動しています。

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