記事のポイント
・マックス・フェルスタッペンが今季初勝利、日本GP4年連続優勝
・ホンダとの“別れの鈴鹿”で完璧なポール・トゥ・ウイン達成
・コースレコード更新でポール獲得、レースでもマクラーレン勢を圧倒
・レッドブルのコンストラクターズ争いへ弾み、角田裕毅は12位
ホンダとの別れに花添える勝利
感謝を胸に“完璧な週末”を演出
2025年4月6日に開催されたF1第3戦・日本グランプリ決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが圧巻の走りを見せ、ポール・トゥ・ウインで今季初勝利を挙げた。タイムは1時間22分6秒983。通算64勝目を飾り、日本GP4連覇という快挙を達成した。
この鈴鹿での勝利は、ホンダとの最後の母国レースを意味する特別な一戦だった。2026年からホンダはアストンマーチンへパワーユニット供給先を変更するため、フェルスタッペンにとっては感謝を込めた“別れの勝利”となった。「ここで先頭を走り続けなければならないと思った」と語り、ホンダとの絆の深さを強調した。
王者の貫禄、マクラーレンを封じる
予選から見せた異次元のスピード
前日の予選では、フェルスタッペンが1分26秒983という驚異的なタイムでコースレコードを樹立。これが今季初のポールポジションとなり、レースでもその勢いは止まらなかった。
決勝では、2番手スタートのランド・ノリス(マクラーレン)との同時ピットインで一時ヒヤリとする場面もあったが、冷静に対応し、トップを死守。その後も安定したペースでノリス、ピアストリの猛追をかわし、最後まで一度も首位を譲ることなくチェッカーを受けた。
レッドブルの光と影
昇格初戦の角田は12位、課題も明確に
フェルスタッペンの勝利で沸いたレッドブル陣営だが、昇格初戦を迎えた角田裕毅は12位でフィニッシュ。トップ10入りは逃したものの、ファン投票で「ドライバー・オブ・ザ・デー」に選出されるなど、存在感は十分だった。
チーム代表のクリスチャン・ホーナーは「マシンへの理解が進んでいる。時間をかけて前進できるはず」と前向きに評価。一方、フェルスタッペン1台による得点に依存する現状は、コンストラクターズ争いにおいて懸念材料でもある。
観客26万6000人、注目度も最高潮
ホンダ60周年で特別なGPに
今年の日本GPは、ホンダがF1初勝利を挙げた1965年メキシコGPから60周年の記念すべき大会となり、車体には当時のマシンを模した特別カラーリングも施された。これもあって大会の注目度は非常に高く、3日間の観客動員は26万6000人に到達。これは2009年以降最多となる数字で、F1人気の再燃を象徴する一戦となった。
レース後には、ネット上で「やや単調だった」との声もあったが、王者の圧巻の走りと日本人ドライバー角田の奮闘、そして“別れ”のストーリーが重なった今大会は、記憶に残るグランプリとなった。
まとめ
ホンダとともに駆け抜けた最後の日本GPで、マックス・フェルスタッペンが見事な勝利を収め、4年連続の鈴鹿制覇を達成。注目された角田裕毅は12位にとどまったが、次戦以降に向けて前向きな手応えを得た。世界中が注目した日本グランプリは、未来へと繋がる“終わりと始まり”の象徴でもあった。
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