東京を中心に大人初心者・ブランク向けにバスケットボールサークルを開催するHi-Five Basketball。
2023年5月と6月にサークル内リーグ戦「The League Season2」が行われ、チーム継続とした続編「The League Season3」が2023年9月〜11月で開催された。
リーグ戦は最終日を迎え、3位決定戦と優勝決定戦が行われる。
Game1 3位決定戦 SWAG × FREAK
Game2 優勝決定戦 DOPE × LIT
リーグ戦最終日は今までの体育館と異なる場所で行われ、正規コートの広さの体育館となる。
前節まではサイドラインがやや短い体育館だった。
設営された体育館が選手達のやる気をさらに引き出し高揚させるのだった。
The League Season3 最終日までの対戦結果
最終日までの対戦状況を振り返ると以下のとおりである。
リーグ戦参加者は、サークル有志により作られたチーム・個人スタッツを見ながら作戦を立てたり、誰が得点王に近いのかなども話題にしている。
観戦していても手に汗握る内容だっただけに、最終日の試合もどうなるか楽しみである。
Game1 3位決定戦 SWAG × FREAK
3位決定戦が始まる。
第3節でぶつかったカードで、その時は3点差でFREAKが辛勝した。
SWAGは男性ガード選手がチームを牽引するチーム。ロースタートだが土俵際の強さが際立つチーム。
全員揃っての参戦となる。
スタートは、#3.チームを牽引するガード選手。#13.プレーでチームを勢いに乗せる女性選手、#24.ボールをコントロールしたりスクリーナー約を買ってでる男性選手、#31.逆転演出家の男性選手、#84.センター選手。
FREAKは試合を重ねるごとに着実にチーム力を高めている。ただ強力なアタックをする男性選手が欠場(試合終わりに駆け付けてくれた)のため8人で戦うことになる。
スタートは、#18.チームを牽引する高確率ミドルとフリースローの名手、#6.体格良いガード選手、#8.フロアバランス良い女性選手、#11.フィジカル強めバランスよい男性選手、#17.急成長中のブランク選手。
「3位決定戦!よろしくお願いしま~す!」
Hi-Five Basketball 代表のモケ(高瀬)が第5節となる試合の開催を宣言し、審判がTIP-OFFする。
1Qスタート
ジャンプボールを制したのはFREAK。
FREAK#6.体格良いガード選手がボールをトスされたボールを取ると、すぐにパスまわしが始まる。
#18.選手はインサイドに位置し、他4人がフロアを動きまわりながらテンポよくボールがまわると、右コーナーで#11.男性選手のミドルシュートチャンス。
シュートは落ちるが、それまでのパスまわしが非常によかった。
FREAKはSeason2からSeason3にかけてメンバー入れ替えが多かったチームゆえ、第1節は緊張も重なり連携も思うようにプレーできていなかったように見えた。しかし、もはやそういった印象はなく、のびのびとプレーしていた。
先制点をとったのはSWAGだった。ボールを運ぶのはSWAG#3.チームを牽引するガード選手。味方スクリーンの援護により右ウイングでDFと距離ができた#13.女性選手がパスをうけると、思い切りのよい3Pシュートを放つ。
シュートはリングにあたり外れるが、リバウンドをとったのはSWAG#84.センター選手。ゴールまで少し離れたところから力強くドリブルでゴール下に体をいれるとシュートを放ち得点をあげた。
FREAKは#11.男性選手が右サイドレーンを進みながらボールを運び、そのままゴールアタック!
収縮したDFに右コーナーの#8.女性選手にキックアウトパス。少し力んだが、ボールはリングを越えてしまうが、そのボールをキャッチした#17.ブランク選手がすぐにミドルシュートを打つ。これも外れてしまうが、積極的なプレーが頼もしい。
続く両チームのポゼッション(攻撃権)で得点できず、まわってきたSWAGのオフェンス。
TOPでボールをコントロールするSWAG#3.ガード選手に#84.センターがスクリーンで援護。チェイスで追いかけてくるDFをジェイル(ドリブルしながら背中で押さえる)しながらペイントエリアに滞在すると、まわりのDFが引き付けられる。
空いた右ウイングの#24.男性選手にパスをだすと、ノーマークで3Pシュートが放たれ綺麗にリングを通り抜けた。
FREAKはコート内を選手達がうまく動き、シュートチャンスをつくるがボールがネットを揺らさない。
やや焦りが見えてきた中、FREAK#18.チームを牽引する選手が外れたシュートのリバウンドを取り、ねじ込むようにゴールを決めた!流石である!
SWAGもボールがまわり、ローテーションで選手も動くなかTOPでパスを受けた#13.女性選手がドライブを仕掛けるとシュートファールを得る。あと少しでバスカンだったが、惜しくもボールはリングからこぼれるもフリースロー1本を決める。
FREAKはさらにボールまわりが良くなる。バン・バン・バン、とボールをキャッチするたびに軽快な音をさせながらパスがくりだされ、DFがマークに追いつけなくなったチャンスに#6.ガード選手がドライブをしかけシュートファールを得ると1本を決める。
FREAKは次のSWAGオフェンスを守り切ると4分交代時間(1Q8分、4分で時間を止めて交代)。
1Q交代時間 SWAG 6-3 FREAK
SWAGは、#3.選手、#24選手、#31.選手を残し、#28.すこぶるリバウンドが強いセンターフォワード選手、#25.女性シューターが出場。
FREAKは、#18.選手、#11.選手、#17.選手を残し、#7.積極手にスクリーンに動きリバウンドに絡む女性選手、#17.女性ガード選手が出場。
FREAKボールで試合再開。左サイドラインからボールイン。左ウイングでFREAK選手がパスを受けると、同時に左コーナーに移動してきた#18.チームを牽引する選手にパス。
コートの右サイドにいた2人の選手は、右ウイングと右コーナーにステイでペイントエリアにスペースを空ける。
左コーナーで1対1のシチュエーションができあがると、#18.選手がベースラインドライブでDFを置き去りにし、ボード裏からレイバックシュートの体勢。出てきたヘルプDFのチェックを無効化しながらシュートを決めた。
続くお互いのポゼッションはシュートが決まらず、SWAGのオフェンス。
ミドルレーンでボールを運ぶSWAG#31.選手が右寄りTOPの#3.ガード選手にパス、パスを受けると同時に右コーナーに向けドリブルをつき始めると、右ウイングにいた#25.女性シューターにハンドオフでパス。
交差する瞬間、#25.女性シューターとDFの間に#3.選手が入り、DFと間が空いたそのチャンスに3Pシュートを放った!奇麗なアーチが描かれるとリングに当たらず「スパッ」とネットを揺らす!
FREAKのオフェンスは何度かシュートとリバウンドで攻め込むが点をとれずSWAGが守り切ると、先ほどと同じパス連携から、右ウイングでSWAG#25.女性シューターがミドルシュートを放つと、やはり奇麗なアーチを描きリングに当たらず「スパッ」とネットを揺らした!
FRAKは点がとりたい。コート右サイドで#17.女性ガード選手が#7.女性選手のスクリーンを使う。一度はうまくDFがスクリーンにかからずも、二人で息を合わし#7.女性選手がリピック(再スクリーン)をかけると、DFの裏をかくリジェクト(スクリーナーの逆方向に進行する)でベースライン側にドリブルをすると、空いたゴール下のスペースに#18.男性選手が飛び込んでくるのを見るとすかさずパスを出す。
#18.選手が力強くゴール下シュートを放つとDFはファールでしか止めることができずフリースロー得る。彼は第3節の試合で10/10という高確率でフリースローを決めた選手。この2本もしっかり決めた。
なお、この間にSWAGは#31.選手から#35.オフェンス力高い男性フォワードと交代。
さっそくSWAG#35.フォワード選手が味方スクリーンを使って左ウイングからミドルラインドライブを仕掛ける。DFと少し接触した状態で放ったレイアップシュートは外れ、自らとって再度シュートを放つが体勢が崩れていてシュートが乱れリングに当たってボールがこぼれる。
その間にボール下が密集地帯になる。その中からボールをとったのは、すこぶるリバウンドに強いSWAG#28.男性選手。リバウンド着地後、すぐにゴール下シュートを放ち決めた!
FREAKは#17.女性ガードがボールを運ぶ。右サイドで#7.女性選手のスクリーンを使った連携プレーでDFを崩しにかかるが崩れない。崩れないと見るや冷静にTOPの味方選手にパスを出し、TOPでパスを受けた選手は左ウイングに移動してきた#18.選手にすかさずパス。
#18.選手がミドルラインドライブを仕掛けるもDFが反応しコースを塞ぐが、ロールターンをするとゴールに向かいながらジャンプシュート。そのシュートにヘルプに入ったDFが接触してフリースローを得ると、またも2本のシュートをきっちり決める。
1Q残り1分。両チームとも積極的に攻め合うがゴールならず1Qが終了した。
SWAG 13-9 FREAK
2Qスタート
SWAGボールでスタート。
実況がコートインした選手たちを見て「女子オンザコートスリー!始まりました!」と告げる。
両チームとも女性選手3名ずつ出場に会場が沸く!
モケも「マジか!やるね!」と。
SWAGからは、#18.明るく大きな声でHi-Fiveを盛り上げてくれる女性選手、#13.と#25.の女性選手が出場。
FREAKからは、#7.#8.#17の女性選手が出場しマッチアップ。
3人のSWAG女性選手たちが右サイドコートで連携する。#25.女性シューターが右寄りTOPでボールをコントローすると、#18.女性選手がローポストに位置をとった#13.女性選手のスクリーンを利用したスタックで右ウイングに飛び出すとパスが入る。その間にローポストの#13.女性選手がしっかり面をとると、#18.女性選手からパスが入る。
#18.女性選手はパスと同時にベースライン側に駆け出し、#13.女性選手からハンドオフでボールを受け取るべく身構える。
と、#13.女性選手はハンドオフをせず、右にフロントターンをすると自らアタックを仕掛ける。不意を突かれたDFの対応が遅れ、ゴール下のシュートが決まる!
この連携プレーに会場が大きく沸いた!
FREAKのオフェンス。#17.女性ガードがボールを運び、パスがまわしから2Qから出場の#7.シューターにボールが渡ると3Pシュートを放つ。まだ体が温まっていなかったのか、シュートは大きく外れる。
SWAG#24.男性選手がTOPまでボールを運ぶと、#25.女性選手を手招きして呼ぶとハンドオフでボールを渡す。同時に#24.男性選手がスクリーナーとなると、そのスクリーンを上手く利用してDFを引っ掛け、ベースラインドライブでゴールを狙う。途中、FREAK男性選手がヘルプに入るが、ローカルルールにより男性によるジャンプしての女性へのシュートチェックはできない(ファール扱い)。躊躇するDFをさらに抜き去るとレイアップシュートを決めた!
両チーム、少し得点が止まるが女性選手たちがコートを躍動し、惜しいプレーが続く。
そんな中、FREAKがおちたシュートを拾い男性選手が得点。
さらにFREKが追加得手のチャンス。SWAGのオフェンスを押さえリバウンドを取ると、先行して走っていた男性選手にパス。完全フリー状態。
モケが「これはイージー、2点がはいるでしょう」と、実況するもレイアップシュートで放たれたボールに勢いが足りずリングからポロリする。
会場から「お~!」と歓声とともに笑い声。
モケ「やらかします(笑)」とコメント。
SWAGが優位にオフェンスを展開するも、両チーム得点なく4分交代の時間が告げられる。
2Q交代時間 SWAG 17-11 FREAK
FREAKボールで試合再開。コートには休憩していた#18.チームを牽引する選手も戻ってくると、動きながら激を飛ばしてチームを鼓舞する。
ボールまわりが良くなり、#17.ブランク選手の3Pシュートチャンス。放たれたシュートが高さも距離も良く、実況が「来るか!来るか!」と期待の叫び声を上げる。
シュートはリングに当たり外れると会場から「あ~!」と、惜しいという気持ちがこもった声が上がる。
だが、FREKの攻撃は終わらない。#18.選手が密集実態だったゴール下で落ちたボールに飛びつきリバウンドを取ると、一つドリブルをついて力強くゴール下シュート!DFが絡みながら放たれたシュートは落ちるもフリースローを得る。
観客「エンドワーン!」
モケ「はいってねーよ(笑)」
観客「エンドワン願望!エンドワン見たいよ~(笑)」
そんなやりとりが発生するほど会場は盛り上がる。
フリースローは2本中1本を決める。1本外すも5/6と高確率をキープ。
FREAKは点差を詰めるべく流れを掴みたい。しばらく両チームとも点が止まるも、FREAK#17.女性ガードによるパスカットなどナイスプレーも発生し、FREAKが流れを少しずつ手繰り寄せる。
そしてFREAKでナイス連携プレーで得点が生れる。
右ウイングでボールを保持する#11.男性選手が、状況を見るなか#18.選手が右ローポストで面を取る。
そのポジションは#18.選手が得意とする位置。SWAGはそこにボールは入れさせたくない。
#11.選手から#18.選手へのパスに、#11.選手についていたDFが大きく反応すると、すかさず#11.選手がゴールにむかって飛び込み、#18.選手がリターンパスをだすと難なくレイアップシュートを決めた!
FREAKの勢いにSWAGがタイムアウトを要求。
残り1分59秒。SWAG 17-14 FREAK
このタイムアウト中、実況に次の試合を控える女性選手たちがリポーターとして加わる。
SWAGボールで再開。落ち着いてボールをまわすと、左ウイングでボールを受け取ったのは#18.女性選手。
大きな声でチームのみならずHi-Fiveを元気づけてくれる彼女は、今リーグでは多くの場面でスクリーナーとして活躍していたが、まだゴールはなかった。普段の練習会ではドライブでも外からのシュートでも決めるが、リーグ戦ではボールがリングを通過していなかった。
ボールを受け取った次の瞬間、右に重心を移動させたフェイントをすると素早く左にドライブしDFを抜くと、リングまでのコースにFREK男性選手が被っていたが、ボールをカットされないようボールを頭上にスウィングさせながらステップを踏んでシュートを放つ!
彼女のゴールを待ち望んでいる会場から「おぉ~!」と声が上がる。
期待のシュートは惜しくも外れると会場から「あぁ~!」と大きな声が上がり、「ナイス!ナイス!」「いいステップインだった!」とプレーを讃える声がかかる。
残り56秒。タイムアウト後、両チーム得点がないまま攻防が続いた。
SWAGのオフェンス。
#3.チームを牽引するガード選手がゆっくりボールを運ぶ。ハイポストに入った味方選手に一度パスを入れ、左ウイングに移動してリターンパスを受けると、ドライブを警戒するDFを見て3Pシュートの体勢。DFがシュートチェックに入ったが、まったく気にかけることなるシュートを打ち放った。
堂々と放たれたシュートはリングに吸い込まれるようにゴール!
SWAGはさらにFRESKのオフェンスを防ぎきると、速攻のチャンス。
#3.ガード選手のロングパスをしっかりキャッチした#35.フォワード選手がレイアップシュートを決める。
残り20秒。FREAKは点を取って終えたい。
その期待にこたえるかのように、パスをうけたFREAK#7.シューターが3Pシュートを放ち決める!
残り10秒。FREAKはSWAGのオフェンスを防ぐと、2Q終了のブザーが鳴った。
SWAG 22-17 FREAK
3Qスタート
FREAKボールからスタート。再び女子オンザコートスリー!
点差を縮めたいFREAKは出場している#18.チームを牽引する選手にボールを集め、#18.選手がドライブを仕掛けるとSWAG女性選手がすぐにヘルプDFに入りボールカットを狙うがファール(シュート前)。
サイドスローで試合再開すると#18.選手にボールが渡り、女性選手がスクリーナーとなり援護。そのスクリーンを利用してドライブをしかけるが、またもSWAG女性選手がヘルプに入る。これもファール(シュート前)となってしまうが、男性選手の鋭いドライブにもひるまない女性選手達の奮闘がみられた。
実況する女性リポーターが「女子のハッスルが見れていいっすね~」と讃える。
続くFREAKのオフェンスは決まらずも女性選手のシュートで終え、SWAGのオフェンスでは女性同士の連携プレーを見せつけるもゴールにはならず。
そのプレーを見て女性リポーターが「今のいいプレー!さすがに5試合目となると連携も上手くいっています!」「かなりいい!」とコメント。
男子も負けてない。SWAGのオフェンス。FREAKのパスをカットすると早めに攻めに入り、ゴール下でボールを受け取ったのはSWAG#28.リバウンドに強い男性選手。リバウンドの強さとなっているフィジカルを武器にドリブルを一ついてゴールに近づくと力強くシュートを放つとファールの笛が鳴り、あわせてボールがリングを通過する!バスカン!
「エンドワーン!」
まってましたと観客席から体育館に響く大きな声で叫ばれ会場は大きく沸いた。
フリースローは外れるもチームの雰囲気をあげるナイスプレーだった。
FREAKはパスをまわしてチャンスをうかがうなか、ボールをコントロールする#17.女性ガード選手からインサイドでポジションを取った#7.女性選手にパスが入る。そこにSWAG女性選手達が寄って囲むとボールを奪うのだった。床に倒れ込むほどの激しいボールの奪い合いに、女性リポーターが「女子のハッスルいい~!」と興奮。
ボールを奪ったSWAGに今後はFREAK女性選手が、インサイドでパスを受けたSWAG女性選手からボールを奪い取る!ハッスルが止まらない!
FREAK#8.女性選手がシュートを放つが外れ、エンドラインスローでSWAGボールとなるが珍事が発生。
エンドラインからSWAG#3.男性選手にパス、その出されたボールを思わずリフティング。
「ピッ!」と笛が鳴り審判がキックボールのジェスチャー。
会場から大笑いがおこり、#3.男性選手はその場にしゃがみ込み頭をかかえる・・・。
さらに会場から「ありがとうございま~す(笑)」と冷やかしの声。
FREKのエンドラインスローに変わり、オフボールの動きでフリーとなった#8.女性選手にパスが入るとミドルシュートを放ち、今度はきっちりゴールを決める!
3Q交代の時間が訪れる。
3Q交代時間 SWAG 24-19 FREAK
「5点差、変わらず。いやぁ、冷や冷やしますね」「冷や冷やですねえ~。いい試合だ」
交代中、女性リポーター同士のやりとりで実況席が和んでいる。
FREKは#7.と#8.の女性選手がコートに残ったが、マークの組み合わせからSWAG#31.男性選手にFREK#7.女性選手がマーク。FREK#7.女性選手が「しんどっ!」と笑いながら覚悟を決める。
SWAGはスクリーンを上手く使い#35.フォワード選手がアタックを狙う。SWAG#31.男性選手についていたFREK#7.女性選手がスイッチで#35.フォワード選手と対峙。しっかり姿勢を落としたナイスDFを見せるが、ドライブで抜かれかかる。しかしFREK男性選手がカバーし、シュートを落とさせるとボールを確保。
FREAK速攻のチャンス。しかし出されたパスをSWAG#31.男性選手がパスカット。すぐに攻め手を見つけようとするが、FREAK#7.女性選手がすぐにDFで詰め寄りプレッシャーを与えて好きにさせない!
SWAGがシュートを外すと、再度FREAKは速攻のチャンス。速攻はシュートが惜しくも外れ失敗に終わるも、FREAKのDFフットワークが良く、続くSWAGのオフェンスも押さえる。
FREAKのオフェンスでは変わらずパスが良くまわり、右ウイングで#7.シューターがパスを受けると3Pシュートと思わせ、ドライブをしかけるとレイアップシュートを決めた!
シュートが決まると「いぇ~い!」と会場が割れんばかりの歓声に包まれる。
得点が止まっているSWAG。しかし、ボールを運ぶ#31.男性選手が、#84.センターの右コーナーから左ショートコーナーに上手くDFを振り切って移動する動きに合わせて、離れたところからナイスパスを通すと、#84.選手がジャンプシュートを決める。
「ナイスパス!」「がんばれ、がんばれ!」「よ〜し!ナイシュ!ナイシュ!」
一連の動きを見ながら女性リポーター達の和やかな声が入る。
その後も、両チームとも実に惜しいプレーが連発すると会場が明るい声の「あ〜!惜しい惜しい!」が、笑い声と共に響き渡り会場全体が試合を楽しんでいる。
広い正規コートのためか、両チームとも疲労が見え始め、ややフットワークが重くなってきた。DFの足取りが重くなった中、SWAG#35.フォワード選手が速攻のチャンスでしっかり走りこみ、レイアップシュートを決める。
残り20秒でまわってきたSWAGのオフェンス。時間を使って残り5秒で攻め込むがFREAKは守り切り3Qが終了する。
SWAG 28-21 FREAK
4Qスタート
7点を追いかけるFREAK。コートインの前にハドルを組み、独特の掛け声をあげる。
「おれたちいつも!かわいい〜!」
拳を振り上げ、明るい声が会場を包む!
SWAGのオフェンスでスタート。
右側TOPでボールをもつ#3.ガード選手。左側TOPの味方にパスを出すと、右ショートコーナーにいた#31.男性選手のDFにダウンスクリーンをかける。
エルボーまで上がってきた#31.選手がパスを受けるとジャンプシュート。シュートは外れるも、良い連携を見せる。
両チーム、落ち着いてしっかりボールをまわしチャンスメイクを図る。攻め合う中、FREAKのオフェンスで#6.ガード選手がシュートファールを得てフリースロー2本を決める。
SWAGは右サイドで#3.ガード選手を#25.女性シューターがスクリーナーとなって援護。2人で展開するとDFを翻弄し、#3.ガード選手がノーマークで3Pシュートチャンスを作る。#3.選手が3Pシュートを放つと、放った瞬間に手応えを感じたのか、ゴールが決まる前にDFに戻るために背中を向けて駆け出す!
「パツッ」とボールがネットを揺らす乾いた音が体育館に響くと、「ナイシュー!」という声が方々から上がる。
点差を詰めたいFREAKが猛攻を仕掛ける。シュートが外れてもゴール下でFREAK#18.選手がリバウンドをとりゴール下シュートを放つとファールを得るも、バスカンで決められなかったことに悔しさを滲み出す。
フリースローは1本を決める。
FREAKはDFに気合を入れる。SWAGがオフボールスクリーンやカッティングでチャンスを作り、ゴールに迫るも防ぎ切る。
SWAGのオフェンスを守り切ると、FREAKはしっかりパスをまわし#7.シューターに3Pシュートチャンスをつくる。だが、シュートが放たれるも決まらず。しかし、すぐにDFに戻り必死にSWAGのオフェンスを防ぐと、パスまわしから再度訪れたFREAK#7.シューターの3Pシュートチャンス。
放ったのちに綺麗なフォロースルー。「シュッパッ」と音をたてボールがリングを通過!
SWAG 31-27 FREAK
FREAKが4点差まで詰める。この追い上げムードの中、SWAG#3.ガード選手がTOPから仕掛ける。目の前のDFをドリブルで振り切ると勢いそのまま、迫る2人のFREAKヘルプDFの合間をぬってレイアップシュートを決めた。
SWAGが次のFREAKのオフェンスを守り切ると4分交代時間となる。
4Q交代時間 SWAG 33-27 FREAK
クロージングラインナップがコートに出揃いSWAGボールで再開。
SWAG#3.ガード選手がボールをコントロールして、他選手が動きDFのマークを外すとパスを入れる。SWAGのミドルシュートは外れるが、落ち着いて試合を展開している。
何度がポゼッションが移り変わるが、シュートは決まらずもどちらもボールがよくまわっている。
FREAKは点差を詰めるために積極的にアタックを仕掛けるが、逆にボールをカットされるとSWAGが速攻を決める。
SWAG 35-27 FREAK
直後、SWAG#3.ガード選手がディフェンスであえてファールをして#31.選手と交代する。
もともと体を痛めていた箇所があったようで、大事をとってベンチに下がったようだ。
FREAKは積極的に攻める。オフボールの動きでマークが外れ3Pシュートチャンスがあればパスを出して放つ。だが決まらない。
SWAGは落ち着いて攻める。#18.女性選手がオフボールスクリーンで上手くノーマークになるとパスが出され3Pシュートを放つ。彼女のゴールを期待するサークルメンバーたちが見守るが、外れると大きな「あ〜!」といった声が方々で上がる。
FREAKはSWAGのオフェンスを守り切っては早めに攻めこむが、焦りの色がやや出てきたかファンブルも発生し攻めきれない。
SWAGがFREAKのオフェンスを落ち着いて守ると速攻のチャンス。
前進していた#18.女性選手にパスが通るとレイアップシュートの体勢。だが必死に追いかけてきたFREAK選手が伸ばした手に接触してシュートファールを得た。
残り29.5秒
会場全員がSWAG#18.女性選手による待望のゴールがかかったフリースローに注目する。
1本目のフリースローは・・・しっかりゴール!
会場中から「ナイシュー!!」の声が上がり、本人もホッとした様子。
そして「もう1本!もう1本!」と2本目のゴールを期待する声が上がる。
2本目のフロースローも、きっちりゴールを決める!
会場から1本目のフリースロー以上に大きな声で「わぁ〜!!」と沸くと拍手が起こる。
実況の女性リポーターから嬉しさからだろう「涙出てきた」と。
SWAG 37-27 FREAK
FREAKのオフェンス。一度はゴール下までボールをいれシュートチャンスが来るがSWAGのカットでアウトオブバウンズになるとエンドラインからスロー。
エンドスローからのボールを#18.チームを牽引する選手が右エルボーで受け取ると素早く左ワンドリブルからジャンプシュートを放ちゴール!
SWAG 37-29 FREAK
残り10秒。
SWAGがすぐにボールをコートに入れると、前進していた選手にロングパスを出すがサイドラインを越える。
FREAKのサイドスローで、ボールをコートに入るとディープスリーを放つがリングにあたり外れ、試合の終わりを告げるブザーが鳴った。
整列して審判が試合結果を告げると大きな声で
「ありがとうございました!」
会場から大きな拍手がおくられ、選手達はお互いのチームを讃え、笑顔でハイタッチをしあう。
それぞれ嬉しさや悔しさ、様々な感情があるだろうが、総じてリーグを戦い抜いた達成感とチームとして活動してきた感慨深さもあるだろう。
晴れやかな表情がうかがえる。
SWAG 37-29 FREAK
SWAGの勝利で幕を下ろす。
優勝決定戦直前
SWAGとFREAKのメンバーが笑顔で集合写真を撮影しているのを見て、「いい試合だったし、皆が良い表情で満たされている。いい光景だな。」と感じる。
そして「よし。次は俺たちの番だ!」
気持ちを切り替えベンチに向かう。
対戦チームのDOPE選手達も自チームのベンチに集まってくる。
その表情は自信と気合に満ち溢れている。
間違いなく強敵だ。
LITチームメイトもベンチに集まってくる。
その姿と表情を見て「頼もしいなぁ」と感じ、怪我のため途中欠場となったチームメイトに目をやり「絶対に勝つ!」と改めて心に誓う。
心地よい緊張感で鼓動が高鳴る。
試合直前、ハドルを組み拳を中心に集めると10人でいつもの声をあげる!
「ワン・ツー・スリー リッ ゴー!(1・2・3 LIT Go)」
優勝を賭けた戦いが始まる。
用語補足
コートやライン等の名称について補足説明です。
まだバスケットボールに慣れていない方は参照しながらご覧ください。
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