【相原ユタカ】ボクの愛した裏サッカー⑤ ~団地の庭のプロサッカー~

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【相原ユタカ】ボクの愛した裏サッカー ~タイリーグのボーナス~

今回はバングラデシュでのお話。

ボクがやっとの思いで契約出来たディパリーFC。全くと言っていいほどお金がないチームなんですね。練習場なんて近所の公園でフィジカルやりまくりっすよ。

ホント、フィジカルトレーニングのみで契約出来るかとか決められるのかと思ったくらい。

で、そのお金のない我がチーム。

毎度毎度の公園トレーニングが終わって、“〇〇マートで練習だ”なんて言うワケですよ。ちなみにマートっていうのは現地でグランドを意味する言葉です。

やっと、ちゃんとしたグランドでボールが蹴れる!なんて思ったんですが、そこはバングラデシュ。一筋縄じゃいきませんぜ。

連れて来られましたのは団地の広場。要所要所牛のフンなんて転がってます。そりゃそうだ。団地の方を見たら牛が繋がれてるんですもん。あっさり納得。

そんなとこで練習ですよ。

アップして、基礎的な事やって、ゲームやって。

ゲームなんて大変ですよ。何が大変って注意しなきゃいけないものがてんこ盛り。相手をかわし、牛のフンをかわし、周りを見て、地面見て。

牛のフンなんて落ちてるぐらいのグランド・・・いや、広場ですよ。そりゃ当たり前のごとく犬のフンだって我が物顔でそこにいますよ。

牛のフンより犬のフンの方が危険度とダメージが高いからそっちの方を重点的に気を付けるワケですよ。

あ、言うまでもなく芝なんてぬるいもんは生えてないですよ。土+砂利です。

ボクはこのグランドで周りを見ることと怪我しない転び方を学びました。

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この記事を書いた人

相原 ユタカのアバター 相原 ユタカ タイプロフットサルクラブ オーナー兼選手

2003年タイでプロキャリアをスタート。日本で一番面白いサッカー人を目指し、サッカーで痛い目に合うためその後バングラデシュとウガンダリーグでプレー。その後2009年からタイのシラチャにて日本人向けサッカースクール、ユタカフットボールアカデミー設立。自身も左手に障がいを持っているため同じような子供たちに夢を与えるため2011年からタイのろう学校でサッカーを指導。2019年からは恐らく世界初となる障がい者が活躍するプロフットサルクラブを設立。現在タイのプロフットサル2部リーグにてオーナー兼選手として奮闘中。

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