【卓球】トップクラスの選手が、練習中ボールを”蹴る”理由

 スポーツに「けが」はつきものである。
比較的おとなしそうな卓球においても体を動かしてボールを追いかけたり、腕を振り回すわけなので、当然そのリスクはいたるところに潜んでいる。

上半身まわりはもちろんのこと、意外にも多いのが「腰」の故障。
卓球はあらゆる動作において全身をくまなく使用するため、腰を回転させる動きも非常に多い。
筆者の身の回りにも椎間板ヘルニアを発症させた選手が多いこと。
コルセット装着を余儀なくされたチームメイトがいつもいた。

彼曰く、腰を使うこともそうなのだが、床に転がったボールを拾う行為。これが良くないらしい。

テニスボールを拾うマシンなんてのがあるんですね。卓球にも欲しい。


ボールがないと練習はできない。床に落ちたボールを、さてどう拾う。
となるとそりゃ腰を曲げて床に手を伸ばす。これが負荷になるとのこと。
下を向いて屈むことが椎間板にとって良くないそうで、床のボールを拾う時は”背筋をまっすぐ伸ばしたままひざを曲げてしゃがむ”と良いそうだ。
チームメイトにそれを聞いてから、自分の中でも習慣化している。お遊びレベルと言ってもけがは怖い。

こういうのもあるけど人数分は無いし、毎回は取りに行ってられない。

 表題の件について。床に転がったボールを蹴っとばす行為。
筆者の経験談として、比較的トップクラスの選手の練習風景で見かけることが多い。

道具を大切にしないだとか、見ていて気分が悪いだとか、失礼だ、清潔でない、不謹慎だとか。
そんなことを言うつもりはないし、いまこの記事でそういったシーンがあることを知った読者の皆様にも、そういった感想を持ってもらいたいわけではない。
決して邪魔だからふっ飛ばしているわけでも、イライラを解消する目的で足をぶつけているわけでも、悪意があってやっているわけでもない。

トップクラスの卓球選手は、もう一般人が想像する以上に練習をしている。
それならば体を酷使する頻度も度合いもケタが違うというもの。
「ちょっと腰を曲げて球を拾う」なんてことでさえ負担になってしまう。
塵も積もれば山となる、なんて言うが、積もる速度も回数も段違いなのだ。
さらには卓球を生業にしている選手ともなれば、身体が資本なのである。
「ちょっと」が僅かでもリスクになるのであれば、回避するに決まっているのだ。

 Tリーグ5thシーズンの開幕が9/10と、目前に迫っている。
早めに会場に着いたりすると、試合前の公式練習を観戦することができる。
もし仮にその場で床のボールを足で払いのけるような光景を見たとしても、
屈んで床の球を拾うという事象が一般レベルでも重大な故障に繋がる行為であり、
それらのリスクから身を守るために行っているのであって、
決して用具をぞんざいに扱っているわけではないと認識していただければ幸いである。

 もちろん選手すべてが理由があるからと言ってボールを蹴り散らかしているわけではなく、一部にはボールを蹴る様子が見られる選手が稀にいて、しかしそれはなにも道具に雑に当たっているわけではなくて……、というのが本稿の趣旨であることを念のため付け加えておきます。

 ちなみに試合中に故意にボールを蹴っとばすと普通にバッドマナーで警告されます。
近年の大会では試合ごとに選手が20球程度ボールを選定し、ラリーが終わるごとに新しくボールを審判に投げ渡してもらって試合を進める。
飛んで行ったりしたボールはコートサイドにいるスタッフが回収するので、
ボールを変えたい時なんかはそっち方面にボールを飛ばしたりもする。
その時に足が出ると、まぁ、態度としては良くないですね。

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どうしてもボールが蹴りたくなったら……

こんなのがあるんですね、ゴルフ場などで体験できるようです。

フットゴルフ: footgolf)は、サッカーゴルフを融合させたような形態のニュースポーツの一種[1][2]。ゴルフクラブとゴルフボールの代わりに競技者自身の足とサッカーボールを使って行うゴルフであり、ゴルフ同様コースに設けられたホール(穴、カップとも)にいかに少ない打数で入れられるかを競う。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Youtubeに動画ないかなって調べてみたら、大西ライオンさんとマギー審司さんが体験されてました。


こちらからは以上です。

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糀卓球放送局のアバター 糀卓球放送局 卓球動画投稿者

みなさまごきげんよう、卓球してますか?特定のラケットが好きすぎる男のアカウント。強めの思想をネットにばらまく。卓球歴は長いだけ。ファッションで用具を選ぶ卓球エアプ。Youtubeチャンネルもどうぞよしなに。

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