主なポイント
・日本サッカー協会(JFA)は12日、なでしこジャパンの新監督にデンマーク人のニルス・ニールセン氏(53)が就任したと発表。
・ニールセン氏はデンマークやスイス女子代表を歴任し、2023年までマンチェスター・シティ女子チームのテクニカルダイレクターを務めた実績を持つ。
・新監督は、「新たな視点とアイデアを注入し、タイトル獲得を目指す」と意気込みを表明。
初の外国人監督、ニールセン氏が就任
日本女子サッカー代表「なでしこジャパン」の新監督に、デンマーク出身のニルス・ニールセン氏が就任することが発表されました。同氏は1993年から指導者としてのキャリアを開始し、2013年から2017年にデンマーク女子代表を、2018年から2022年にスイス女子代表を率いた経験を持ちます。特にデンマーク代表時代には、2017年のUEFA欧州女子選手権で準優勝を達成。その後は、マンチェスター・シティ女子チームでテクニカルダイレクターとして活躍しました。
■ニールセン氏の指導歴
1993年~1994年 オーデンセBK U-17男子監督
1995年~2000年 FCコペンハーゲン U-17男子監督/U-19男子監督
2001年 オールボーBK U-19男子監督
2002年~2006年 ABコペンハーゲン U-19男子監督/U-21男子監督(暫定)
2006年~2008年 U-15/U-16/U-18 デンマーク代表監督
2008年~2010年 ブレンビーIF U-15男子監督
2011年 ブレンビーIF U-19男子監督
2012年 U-19デンマーク代表アシスタントコーチ、 U-18デンマーク代表監督
2013年 U-21デンマーク代表監督(暫定)
2013年~2017年 デンマーク女子代表監督
2018年 U-20中国女子代表アシスタントコーチ
2018年~2022年 スイス女子代表監督
2023年~2024年 マンチェスター・シティ 女子テクニカルダイレクター
就任の経緯と背景
日本サッカー協会では、パリ五輪後に退任した池田太前監督の後任選びを進める中で、10人以上の候補者と面談を実施。最終的に、欧州女子サッカーでの経験が豊富で、日本の選手たちへの理解も深いニールセン氏に白羽の矢が立ちました。佐々木則夫女子委員長は、「彼は戦術的な面でも非常に優れており、なでしこのスタイルを共有してくれる存在」と評価。先週末に直接面談を行い、就任が正式決定しました。
ニールセン新監督の抱負
ニールセン氏は、「高い技術を備えた日本選手たちと活動できることを嬉しく思う」と語り、続けて「新しい視点をチームに注入し、選手やスタッフと共に成功を目指す」とコメント。さらに、「世界の舞台で刺激を与え続ける存在として、日本女子サッカーをより高いレベルへ導きたい」と意欲を示しました。
ニールセン監督コメント
「なでしこジャパンの新監督にご指名いただき、非常に光栄で誇りに思います。宮本会長、佐々木委員長とは、これまでの選考プロセスにおいて、なでしこジャパンをどのように次のレベルに引き上げるかについて非常に建設的でプロフェッショナルな話し合いができたことに感謝しています。高い技術を備え、才能にあふれた日本代表選手たちと活動できることを大変うれしく思いますし、これまでの指導者の皆さんの素晴らしい業績に自分がこれからさらに積み上げていけることにワクワクしています。
私の就任により、新たな刺激とアイデアを新しい目線をもってチームに注入し、選手やスタッフと協力して成功に導き、タイトルを獲得したいです。日本はこれまで長きにわたり世界のチームに刺激を与えてきました。今後もさらにそのような状況を続けられるよう、全員でハードワークしていきたいと思います。ファン、パートナー、メディアの皆さんも引き続き、新生なでしこジャパンを応援いただけるよう、よろしくお願いします」
未来への期待と課題
ニールセン氏の下で、なでしこジャパンは2025年のシービリーブスカップや2027年女子W杯、2028年ロサンゼルス五輪といった国際大会でのタイトル獲得を目標としています。一方で、戦術面の強化や新たな選手の発掘など、チームの再構築が求められる課題もあります。
まとめ
ニールセン新監督の就任は、なでしこジャパンにとって新たな時代の幕開けとなります。彼の豊富な経験と国際的な視点が、チームにどのような影響をもたらすのか、今後の展開に注目です。
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