Wリーグは16日から始まったプレーオフファイナルでトヨタ自動車が連勝してリーグ2連覇を達成、今シーズンの全日程が終了した。
プレーオフに進めなかったクィーンビーズは3月末でシーズンを終了したが、それに伴い選手の移籍・退団を発表する時期になる。
体育館での練習、県内・遠征してのリーグ戦と行動を共にしてきた広報担当には
「シーズン終了 = チームを去る選手をお知らせする気が重い季節」となる。
4月11日にWリーグより発表された初回の自由契約選手リスト、その中からクィーンビーズは3名の退団選手の発表を行った。
今回はその3名についてクィーンビーズへの加入した順番で思い出、というか3人の印象を書いてみたい。
後藤 優 選手について
後藤 優
大分県出身
春日小→南大分中→精華女高→鹿屋体大→山梨QB
コートネーム マコ
チームに加わった年の7月、クィーンビーズのユニフォームで初めてWリーガーと対峙し、顔面蒼白でガチガチに緊張しいた長崎県大村市でのサマーキャンプから4シーズン。
スリーポイントシューターのイメージが強いが、印象に残っているいるのは「あれ、どこから現れた?」とばかり、大きいな選手の間をすり抜けてリング下に現れ、バックシュートを決めるシーン。試合中コートエンドでカメラを構えている私には、なかなかのカメラマン泣かせなプレーヤーだった。
「調子どう?」と尋ねると任せといてと言わんばかりに、毎回大きく頷いてサムズアップのポーズをとってくれた。
渡邉 まりい 選手について
渡邉 まりい
埼玉県出身
大間野ボンバーズ→大相模中→山村学園高→シャンソン→山梨QB
コートネーム ウタ
バスケット中心のチームから移籍して仕事とバスケの両立「1年目は仕事に慣れることでイッパイイッパイでバスケどころではなかった」と話していたウタ。
移籍から4シーズン、今季はスタートから出場する機会が多く、1試合平均25分出場とプレータイムも大幅に伸ばし、チームの中心選手となった。恵まれた身体を活かして、ゴールに切れ込んでくるドライブは迫力満点だった。
プロ野球ヤクルトスワローズのファン(あれ?推しの廣岡 大志はジャイアンツに移籍したがそのままヤクルトファンか?)
遠征のバスの中で野球談義が始まり、車中がプロ野球観戦ツアーのようになっていたこともあった。
池松 ほのか 選手について
池松 ほのか
熊本県出身
白川小→白川中→熊本国府高→ロバート・モリス大→山梨QB
コートネーム ノカ
昨年6月、Wリーグの写真撮影で初めてチームに加わった際「コートネームを教えて」と尋ねると「え?コートネーム」と首を傾げた。どうやらアメリカではコートネームという習慣はなかったようで、その場で本人・マネージャーと話してコートネームを「ノカ」に決めた。
1シーズンでチームを離れることになったが、一瞬の隙をついてセンターにビシッ!と通す速いパス、スペースを見つけては自分で決め切るドライブとプレータイムは短いながらもセンスをうかがわせるプレーを披露してくれた。
また、試合前のアップ時にカメラを向けると、何時もとびきりの笑顔を見せてくれたことも印象に残っている。
3人は、既に新しい環境での生活をはじめているようで、その様子がSNSなどにもアップされている。ここから、どんな人生を歩むのか?違ったカテゴリーでバスケを続ける者もいるようなので、またどこかのコートで再開することを楽しみにしたい。
オフィシャルサイトに掲載した3名のファン・ブースターに向けてのコメント
https://www.yamanashi-queenbees.com/2022/04/11/22163/
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