お久しぶりです。
長々と更新が滞っておりましたが、ぼちぼちと再開していきたいと思います。
2022-23 V.LEAGUE DIVISION3 MEN
12月の全日本インカレ、天皇杯が終わるまで、学生選手が本格的に参加できない近畿クラブスフィーダ。
立ち上がりの苦戦は予想されていたが、12月末までの成績は2勝6敗と大苦戦。
昨シーズンの4チームから10チームに増えたV3。
2位で昨シーズンを終えた近畿クラブスフィーダだが、V2から6チームが降格し、元V2チームが半数以上を占めるV3に苦戦を強いられる。
そして迎えた2023年1月9日から3日間のホームゲーム。
春高を終えた昇陽高校の秦 健太郎選手。開智高校の長田 哲太選手、近江高校の三杉 遥選手が入団。
リーグ開幕から入団していた202cmの左利き大型オポジットの阿雲 竜太郎選手と川野 誠和選手と合わせて、高校生Vリーガーが5名となった。
入団する選手がいる中で、このホームゲームを機に長年近畿クラブスフィーダを支え続けてくれた本多 駿選手が退団することとなった。新キャプテンとして那須野 裕進が選ばれたが、このホームゲームも1勝2敗となり、通算3勝8敗となった。
しかし2023年1月14日(土)の長野県の須坂市民体育館。対戦相手は若手選手の活躍でリーグ中位に位置するトヨタモビリティ東京スパークル。
全日本インカレ、天皇杯が終わった大学生メンバーが参戦し、初の遠征。
ここから近畿クラブスフィーダの快進撃が始まる。
昨シーズンも対戦したトヨタモビリティ東京スパークル、ホームチームの長野GaRonsを下し、2連勝。
1月21日、ホームゲームで敗戦した首位争いをしている奈良ドリーマーズに勝利し、3連勝。
1月22日、なぜV3にいるのかわからないホームチームのトヨタ自動車サンホークスにはフルセットで敗戦し、6勝9敗。
2月4日、これもなぜV3に?と言わざるを得ない警視庁フォートファイターズにストレート負けで、6勝10敗。
しかし、
2月5日 好調トヨタモビリティ東京スパークル戦 ストレートで勝利し7勝10敗。
2月11日 警視庁フォートファイターズ戦で雪辱を果たし、8勝10敗。
2月12日 昇格争いのクボタスピアーズに勝利し、9勝10敗。
2月18日 奈良ドリーマーズに勝利し、4連勝で勝率を五分に戻し、10勝10敗。
2月19日 ホームゲームを前にクボタスピアーズをフルセットで下し、11勝10敗。
2月25日 ホームゲームにて苦手千葉ZELVAをフルセットで破り、12勝10敗。
2月26日 ホーム最終戦で長野GaRonsを下し、7連勝で13勝10敗。
3月4日 福岡での東京ヴェルディ戦 ストレートで勝利し、14勝10敗。
3月5日 ホームチームの福岡ウイニングスプリッツをフルセットで破り、15勝10敗。
そして3月11日の最終週 東京ヴェルディに勝利して、10連勝で16勝10敗となった。
3月12日の最終戦では、千葉ZELVAにフルセットで敗戦し16勝10敗 5位でシーズンが終了した。
2023年のホームゲームのあとから、13勝3敗 勝率8割以上という結果をもたらしたのは、昨シーズン敢闘選手賞を獲得した後藤 陸翔選手の活躍であろう。
後藤 陸翔選手は愛媛県の雄新中学、強豪新田高校出身の近畿大学3年生。
全日本中学校バレーボール選手権大会で優秀選手賞や高校時代にジュニアオールスター出場や春高、インターハイに出場。
高校生時代には、ビーチバレーボールU-21 日本代表にも選ばれた。
社会人選手の怪我や退団、大学部員の他チームへのレンタル移籍などで、攻撃の主体は後藤選手。
他チームをそれをわかっており、「後藤さえなんとかすれば」とマークするが、なんともならない。
チームの半数近い打数・得点に、サーブ効果率も13.9と規定出場数に達しなかったため、タイトルは取れなかったが、驚異の数字であった。
また後藤選手だけではなく、身長170cmのアウトサイドヒッター北村 宏樹選手の縦横無尽の活躍や、東山高校出身の1年生山本 希望選手がミドルブロッカー・オポジットとバレーIQの高さを見せつけた。
2023-24シーズンでは、後藤選手は4年生となり、近畿クラブスフィーダでの出場はほぼない。
社会人選手と新しく近畿大学に入学した昇陽高校出身の秦 健太郎選手を筆頭に、近江高校出身の三杉 遥選手、報徳学園出身の阿雲 竜太郎選手などの新たな攻撃陣がV3としての最後のシーズンをどう戦ってくれるのか、それが楽しみである。