- B1第4節、富山グラウジーズがアルティーリ千葉を99-95で下す
- 宇都直輝が25得点の活躍で勝利に貢献
- 昨季B2ファイナルの「幻のGAME3」の再戦として注目集まる
- A千葉のトレイ・ポーターは試合後の暴行で出場停止処分
宇都直輝が躍動、富山が“因縁”の再戦制す
B.LEAGUE 2025-26シーズン第4節が10月18日に行われ、千葉ポートアリーナでは昇格組同士の注目カード、アルティーリ千葉と富山グラウジーズが激突した。昨季B2プレーオフ決勝の再戦であり、「幻のGAME3」とも呼ばれた因縁の一戦は、99-95で富山が接戦を制した。
試合は序盤から白熱した展開。富山のエース、トレイ・ケルが得点ランキングトップの実力を発揮し次々に加点する一方、A千葉も木田貴明やトレイ・ポーターの得点で応戦し、点差の開かない展開が続いた。前半を52-50とわずか2点のリードで折り返した富山は、第3クォーターでも一進一退の攻防を続ける。
そして迎えた最終第4クォーター、富山は宇都直輝が攻守で圧巻のパフォーマンスを披露。残り2分で逆転に成功すると、ケルがダメ押しのフリースローを決めて勝負あり。富山が激戦をものにした。
再戦に懸けた思い、勝利で証明
この対戦は、昨季のB2プレーオフ決勝で両者が1勝1敗としたものの、停電により第3戦が中止となり両者が「B2王者」として昇格した因縁のカード。その“決着”を見届けようと、多くのファンが会場に詰めかけた。
試合後、富山の宇都は「優勝を分け合った相手に勝ててよかった」と安堵の表情を浮かべた。前節名古屋戦で浮き彫りとなった日本人選手の得点力不足を自らの活躍で払拭。25得点とキャリアハイに迫る活躍で、チームを勝利に導いた。
ケルは23得点7リバウンド、ヤニス・モランは15得点7リバウンド、ブロック・モータムは13得点7アシストと、主力外国籍選手も安定した活躍を見せた。
一方のA千葉は、木田が20得点、ポーターが17得点、杉本とエヴァンスがともに12得点と奮闘したが、勝負所でのミスが響き、惜しくも敗戦となった。
試合後に騒動、ポーターが出場停止に
この熱戦の余韻冷めやらぬ中、試合翌日の19日、Bリーグはアルティーリ千葉のトレイ・ポーターに対し、1試合の出場停止処分を科すと発表。原因は試合終了後の暴行行為によるもので、19日の第2戦には出場できなくなった。
クラブ側も公式に謝罪を発表し、関係者やファンに向けて謝意と反省の言葉を述べた。今後は規律委員会によるさらなる懲罰の可能性も残されている。
B1昇格初年度ながら注目カードとなった“B2王者対決”。その裏で発生した不祥事は残念だが、試合内容は間違いなくハイレベルな一戦だった。
まとめ
富山グラウジーズが、昨季B2王者として昇格を共にしたアルティーリ千葉との因縁の一戦を制した。宇都直輝の気迫あふれるプレーとチームの総合力で接戦をモノにし、シーズン3勝目を挙げた。第2戦ではポーター不在となるA千葉がどう立て直すか、注目が集まる。
ウルトラスポーツ速報編集部
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