【パラクライミング・ドキュメンタリー映画】「LIFE IS CLIMBING」

パラクライミング世界選手権優勝の経験を持つ、ブラインドクライマーの小林幸一郎選手。障がい者クライマーの普及とコミュニティーの場を提供するために立ち上げた、モンキーマジックの代表を務めている。

私も、小林選手とは面識があり、また、ブラインドクライマーの現役選手も指導していることから、とても興味深く、映画を鑑賞しました。

サイトガイドを務める、鈴木直也さんとの信頼関係を始めとして、2人の出会いから、クライミングに関わる素晴らしい仲間たちとの出会い、エピソードがとても興味深かったです。

最後の最後に、よきせぬトラブルに見舞われてしまい、大丈夫かなと不安に駆られてしまいますが、これ、また、いろいろな奇蹟だったり努力に結晶で乗り越えようとして行く場面も見所の1つかなと思います。

クライミングを知らない方も、とにかくアメリカの広大で無限に広がるステップ、そびえ立つ赤い砂岩の巨塔と透き通る青空の風景をスクリーン越しにみるだけで迫力があり、息を飲むと思います。小林選手は、この赤い巨岩を鈴木さんのガイドと共に挑んで行きます。

私の席の後ろの方は、最後に、一言『凄すぎる』と言葉を残し、映画館を去っていきました。それくらいの迫力と感動があったと思います。

目の見えない方や、耳の聞こえない方のために、スマホアプリを使った副音声や字幕を利用することができますので、どなたでも映画を楽しめると思います。

文部科学省選定、東京都推奨映画、Yahoo!の映画、口コミも4.5ととても好評。まだまだ公開中ですので、ぜひ機会のある方はご覧ください。非常にモチベーションアップ&勇気が湧いてくること間違いなし!

詳しい情報は公式ホームページをご覧ください。

https://synca.jp/lifeisclimbing/

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この記事を書いた人

プロクライマーの尾川とも子です。現在二児のママでありながら、トレーニングに励み、登り続けております。スポーツクライミングが東京2020オリンピック競技会に正式種目として追加されたことで、多くの方に競技を知っていただけるようになりました。かつて、世界大会やワールドカップ(ボルダリング)で日本人女性の選手は私しかおらず、 まだ世の中に「ボルダリング」という言葉も浸透していなかった時代を過ごし、そんな壁を乗り越えるべく、このスポーツの魅力を何とか皆さんに知ってもらいたい!と無我夢中で走り続けてきました。1978年4月14日に生まれ、 幼少から毛利衛さんに憧れ、宇宙飛行士を目指して早稲田大学理工学部応用物理学科に入学。日本で一番宇宙に近いところに行きたいと富士山を登ったことをきっかけに、登山と宇宙飛行士に通じるものを感じ取り、のめり込んでいきました。 大学在学時、より高難度の山に挑戦するためロッククライミングを始めたのがきっかけです。クライミングジムで練習時、国体山岳競技に誘われたのを機に本格的に競技の世界へ足を踏み入れることになりました。その後、命綱を使わないボルダリングに集中し、競技歴3年でアジアのトップに。 日本人女性初のプロフリークライマーとして、世界を転戦し数々の大会や高難度の岩に挑戦。1000種類の岩を登った主婦としてもメディアで取り上げられました。2008年4月には、日本人女性初の難度V12を達成。 2012年10月には世界で女性初となる難度V14を達成。2012年に世界で最も活躍したクライマーに贈られるGolden Piton賞、2014年にGolden Climbing Shoes賞を両賞とも日本人史上3人目、日本女性初の受賞。スポーツクライミング解説者、NHKのボルダリング講師を努め、「夢・挑戦の大切さ」や「クライミングから学ぶ危険回避の方法」を伝えるイベント・講演などで啓蒙活動を行う傍ら、 実際登ることできない方でも安全でゆるっとボルダリングの魅力が楽しめる『シートボルダリング』を開発。より多くの方にスポーツクライミング、ボルダリングの魅力を伝える取り組みを積極的に行っています。現在 1男1女の2児の母であり、ママさんクライマーとして、今なおトレーニングにも励んでいます。これからは、今まで培った経験を活かし クライミング・ボルダリングを通して、様様な方のお力添えになれるような活動、クライマー尾川とも子にしかできない活動をしていくことが夢です。スポーツクライミングの世界のさまざまな情報をわかりやすく皆様にお届けできればと思います。

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