Fリーグって? Jリーグなら知ってるけど。。
ボクがフットサルを知ったのは2012年
Fリーグが開幕したのが2007年だからすでに5年も経過していたにも関わらず
恥ずかしながらボク自身、全く情報 存在を認識していなかったのが正直なところ
現に日本の至る所にフットサル場が存在するにも関わらず
『Fリーグって知ってる?』と聞くと『知らない』『名前だけ聞いたことある』
なんて言葉が未だに返ってくる
『フットサル』というと単にサッカーより狭いコートでプレーする『5対5のサッカー』
フットサルという言葉は知っていても最上位を意味する『Fリーグ』は認知されていないのが現状だ
フットサル全盛期は2010年くらいだろうか
プレー人口は400万人とも言われていたにも関わらず『Fリーグ』とは無縁
フットサルは観るスポーツではなくプレーするモノ的認識だ
中には『フットサルってサッカーダメだった人がやるんでしょ』
そんな質問も受けたコトがあるけど
昔はそんなイメージも強かったし確かにそういう部分はあった
しかし今では各クラブが育成組織を持ちしっかり底上げをしてきた15年
下部組織からTOPに昇格するケースも増えた
そこには確かに『根付き』は生まれているが
残念ながら競技的フットサル人口に比例してFリーグ認知されるにはまだまだ時間はかかりそうだ
Fリーグ 初代得点王
2012当時ボクがペスカドーラ町田というプロフットサルチームのホームゲームアリーナDJに就任した時には
すでに輝きを放っていたストライカー
横江怜
シュートセンスに長けていてフットサル特有の第二PK職人と言われたストライカーはFリーグ初年度
21得点を挙げて得点王に輝いている
そんな彼と今のペスカドーラ町田について話す機会があった
特に今シーズンに関しては二人の感じていたコトは一致していた。。
華がない
『華が欲しいんですよねw』
『一番華があるのは監督だからw』
確かにあの頃に比べれば無理もない
ボクの感じたペスカドーラ町田というチームの第一印象
『個が立っていてチームとしてもうまくて強い』
Fリーグの中でもトップクラスの実力を持ったチームだというコトは担当一年目にしてすぐにわかったし
パス一つ取ってみてもボールの質が高く、出し手はプレッシャーのかかった状況下でも
ディフェンスや戦術に合わせた細かい当て方をしたり
止める蹴るの解釈と圧倒的な技術力に加えてクワトロ戦術の完成度も高かった
何より『個性の融合』にエンタメ的華やかさ、一人一人に『華』があった
ザッと名前を並べてみればそれは歴然で
道を切り開いてきたパイオニア
フットサル界を牽引してきたカリスマ甲斐修侍を筆頭に
日本代表のスピードスター金山友希
確かな足元を持つ森谷優太や危機察知能力に長けたフィクソ大地悟
テクニック抜群のレフティ篠崎隆樹ととにかくレベルの高い選手層に驚いた
そして年を追う毎に凄い選手たちがどんどん加入してくるからワクワクさせてくれる
ブラジル人プレーヤーでテクニックで観客を魅了するボラ
日本代表絶対的ストライカー森岡薫
現フットサル日本代表でグアテマラ代表相手に衝撃のヒールリフトでゴール奪った室田祐希
やべっちFCでもお馴染みの鉄壁守護神ピレス・イゴールと錚々たるメンバーたち
そして今回話をさせてもらった横江怜もその華の一人
シュートセンス、キックフェイントのキレは群を抜いていた彼に今シーズンのチームについて聞いてみた
ゴレイロ イゴールの移籍と得点力不足
『イゴールがいないのは痛いですよ』
彼の存在の大きさはレオ自身も現役時代から相当評価している
絶対的守護神イゴールが浦安に移籍してしまったコトは今の町田にとってかなりの不安要素
ただでさえ最近の町田はディフェンスに偏り気味だったにも関わらず
イゴールに助けられていた失点数は少なくない中でこの移籍はかなりの痛手
ゴレイロは大きな課題だとレオは語る
ボクも同意見で現在ゴレイロは土岡優晟、石井遥斗の二名が在籍するが
アスピランチ出身昇格組の若い彼らにイゴールを超える活躍は期待できないのは正直なところ
いかに得点を挙げて彼らの成長と共に勝ち点を積み上げられるかが課題となる
初年度は横江怜
2013年には20得点を挙げた金山友紀
選手権優勝に大きく貢献したテクニシャンのボラ
言わずと知れた点取り屋の日本代表ストライカー森岡薫
攻撃センス抜群の日本代表ファンタジスタ室田祐希
各シーズンごとの得点の匂いがプンプンする選手が重複して在籍していた
要になる選手たちが退団する中、今の町田を支えるであろう二人
2年連続二桁得点を挙げ最年少で日本代表入りも経験した毛利元亮
2015シーズンでは28得点を挙げコンスタントに結果を残しているクレパウジ・ヴィニシウス
点を取るという部分ではこの二人の可能性に期待はするものの
ベテラン日根野谷建、金山友紀、今季戻ってきた原辰介らが若手をどう導いていくか
しながわシティから加入した野村啓介の働きも気になるところだが
今シーズンから甲斐修侍が新監督となり親子関係でもある
怪我明けの甲斐稜人の覚醒も町田ファンなら心から期待しているはず
レオに現役時代一番嬉しかったコトは?と聞くと
『選手権優勝です』
と即答してくれた
2016年の全日本フットサル選手権は彼自身も決勝戦では名古屋オーシャンズを相手に
先制点を叩き出し頂点に輝いたキャリア初の『優勝』
ボクもその瞬間はアリーナ席で号泣だったし同じ気持ちだった
ビッグネームが名を連ねても町田が『リーグ優勝』するコトはなかったこの15年
優勝するチームには必ず桁違いのストライカーが必ず存在するモノ
それらが不在する町田がチームとしてどこまでやれるのか
さて、今シーズン若さの覚醒はあるのか
まずはオーシャンカップでお手並み拝見
新監督の手腕も期待しながらペスカドーラ町田というチームを応援していきたいね
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