記事のポイント
・ルヴァン杯2回戦、J1鹿島がJ2山口にPK戦で敗れ2回戦敗退
・山口ルーキーMF小澤亮太がプロ初ゴールで先制、GK田口潤人がPK戦で柴崎岳のシュートをセーブ
・鹿島は後半36分にMF師岡のゴールで同点に追いつくも、PK戦で3-5と屈する
山口が起こした大金星
小澤の初ゴールで先制
4月9日に行われたルヴァンカップ2回戦、J2・レノファ山口FCがJ1の強豪・鹿島アントラーズをPK戦の末に破り、歴史的なジャイアントキリングを達成した。
前半から主導権を握った山口は、序盤から果敢に攻撃を仕掛けて鹿島を押し込んだ。試合が動いたのは後半19分。左サイドからのFKの流れで、日本体育大学出身のルーキーMF小澤亮太がボレーシュートを決め、貴重な先制点を奪取。今季リーグ戦では出場機会のなかった22歳の小澤が、ルヴァン杯の舞台でプロ初ゴールという形で存在感を放った。
鹿島も意地を見せるが…
鹿島は後半、FW鈴木優磨やMF柴崎岳、FWレオ・セアラら主力を次々に投入し反撃を強める。そして後半36分、ロングボールを起点に途中出場のMF師岡柊生が冷静に右足で決めて1-1の同点に持ち込んだ。
延長戦では互いに疲労が色濃く出る中、決定機を作るには至らず、勝負はPK戦へともつれ込む。
守護神・田口が鹿島撃破の立役者に
PK戦で柴崎のキックを止める
PK戦では山口が先攻。冷静に5人全員が成功させる中、鹿島は2人目のキッカー、MF柴崎岳が放ったシュートを、山口のGK田口潤人が横っ飛びでセーブ。
試合後、田口は「今季はコンディションが上がらず苦しい時間が続いた。今日ピッチに立てたことも奇跡のよう」と涙を浮かべながら語り、この勝利を「支えてくれたすべての人に捧げたい」と感謝を口にした。
山口が自信を得る大一番
公式戦で今季初出場となった田口だが、試合全体を通じて冷静なセービングとコーチングを披露。指揮官の志垣良監督も「苦しみを乗り越えた成果。神様は見てくれていた」と称賛した。
18位と苦戦が続くJ2リーグ戦とは対照的に、鹿島撃破の大金星でチームは勢いを取り戻す可能性を大いに感じさせた。
まとめ
最多6度のルヴァン杯制覇を誇る名門・鹿島アントラーズが、J2のレノファ山口にPK戦で敗れるという波乱が起きたこの一戦。
ルーキーの躍動、守護神の奮闘、そしてチーム全体が一丸となった山口の勝利は、今季のルヴァン杯のハイライトのひとつとなった。
一方、鹿島は公式戦3連敗と負の流れを断ち切れず、12日に控えるJ1リーグ戦・セレッソ大阪戦へ向け、再起が求められる。
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