【Jリーグ・Y.S.C.C.】Y.S.C.C.FARM とは?


Y.S.C.C.では「Y.S.C.C.FARM」として、農業を行っています。

2021年、選手が試合・練習をしながら空いている時間を使い、神奈川区にある農家さんのお手伝いをしていました。その中でお話を聞かせて頂く機会があり、元々横浜市は農業が盛んな地域であったが、高齢化問題と若い世代の担い手不足により耕作放棄地が現在問題となっていると伺いました。クラブ理念である「地域はファミリー」の観点から困っている人がいれば手を差し伸べる事は必然だと感じ、何とか協力出来る事はないかと模索していた所、緑区中山にある三好種苗株式会社に農業指導を受けながら耕作放棄地を蘇らせるプロジェクトとしてY.S.C.C.ファームは2021年夏に発足しました。
現在は、西山峻太選手を中心に活動を行い、Y.S.C.C.のホームゲームやイベントで販売を行っています。

目次

このプロジェクトの想いは

.眠っている土地を蘇らせる

.子供たち、ファンの皆様に農業に興味・関心を持ってもらう 

.横浜野菜を皆様に食べてもらい、野菜のおいしさ・魅力を知ってもらう。

参加してくれる選手は当初はまだまだ農業の知識はありませんでしたが、農家さんのお手伝いをしていく中で、様々な知識を身につけ、選手発信で最近はやりたい事などを企画してくれています。

眠っている土地を蘇らせる

横浜市に農業が根付いたのは弥生時代中期で1859年に横浜港が開港し、外国人が居住を始めると自給自足的に西洋野菜の栽培を始め、レタスや芽キャベツ、パセリなどの菜園を始めたとの文献もあるが、第2次世界大戦後には住宅地や工業用地への転用が急速に進み、1950年には8665戸あった専業農家は1960年には4436戸に半減した。昨今は農業に従事されている方の高齢化がすすみ、若い世代の担い手不足から耕作放棄地が問題となっています。

そこで耕作放棄地を選手が力を合わせ、雑草を取る作業を行い、土を耕し作物が育つ生きた農地として復活をさせます。

子どもたち、ファンの皆様に農業に興味・関心をもってもらう

2021年12月に選手が育てたじゃがいもを子どもたちとファンの皆様と一緒にじゃがいも収穫祭を実施。
野菜がどの様に出来て、どの様に収穫をして食卓に並ぶのかなど日頃体験出来ない事を皆さんに体験していただきました。当日は選手も参加し、日頃聞けないサッカーの話や農作業などの話をして交流をしました。

横浜野菜を食べてもらい、野菜の美味しさ・魅力を伝える

ホーム戦や地域のイベントで定期的に美味しい食べ方などをレクチャーしながら販売をしています。また生産している野菜は特別栽培農産物の基準より厳しい化学肥料30%未満、農薬70%削減を基本とした栽培で行っています。手間はかかり形は決して良くはないですが安心・安全・野菜本来の味で食べる事が出来る野菜を皆様にお届け出来る様に心がけて生産しています。

ただ露地栽培で行っているので天候に左右され、時には収穫直前に全滅してしまう事もあり、販売が出来ない日などもありますが、横浜の土地や天候で育った野菜を皆様に食べてもらいたいと想いで行っています。

2024活動予定(4月~8月)

4月 
・就労支援事業所「アート工房クローバー」と就労に向けての農業体験
じゃがいも 種まき / とうもろこし・枝豆用 土づくり

5月 
・とうもろこし・枝豆 種まき / じゃがいも芽かき・土寄せ
夏野菜準備(茄子・ピーマン・きゅうり)
・馬車道マルシェ出店(横浜野菜の販売)

6月 
夏野菜植え付け
・じゃがいも収穫

7月 
・とうもろこし・枝豆・夏野菜収穫・販売
(販売場所:スタジアム・スポンサー企業・イベントetc)

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