(アイキャッチ画像は、ベースボール・マガジン社「2023メジャー・リーグ30球団 選手名鑑+球場ガイド」より)
2001年シーズン、オークランド・アスレチックスはワイルド・カードでディビジョンシリーズに進出するも、対ヤンキース2連勝からの3連敗でゲームセット…圧倒的なチーム予算の差が、壁なのかー!?オーナーからは、現状規模のままで選手編成をと指示を受け悩むGMビリー・ビーン。オフに主力のジオンビはヤンキース、デイモンはレッドソックスへと移っていく。穴を埋めるべく補強に乗り出すが、クリーブランドでの出会いが運命のとき。イエール卒の経済アナリストを引き抜き、選手個々の見極めを出塁率など数字で客観視する独創采配〜ライバル球団の低評価選手をお手頃価格で手に入れろ!
奨学金での大学進学の道を蹴って、メッツにドラフト1巡目で入団したビーン。走攻守・肩に長打の5拍子期待も、鳴かず飛ばずで現役引退、離婚歴に娘ありの過去とプライベートも乗り越える挑戦が始まる。
GMの極端な方針転換は、ベテラン・スカウトはもちろん、有望選手にもビジネスライクに別れを告げる。四球を選んで、相手投手に球数多く投げさせろ、バントや盗塁封印させて、敵のバントでアウトをひとついただこう。あとは、現場の指揮官=監督の理解を得ることーそのために何をする?そしてどうして、結果どうなった!!
マネージメントの一方で、フィールドで戦うのは選手であることをGM自身が学べば、数字を越えた人間ドラマが動き出す。「憧れることをやめましょう」を実践した者たちの物語は、やっぱり心を揺り動かします。
ブラピの演じるF1ドライバーもはやく、早く、速く観たいゾーっ。
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