【塩原恒夫】フォーミュラE世界選手権/シーズン10Rd.5東京Eプリ開幕へのカウントダウン

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1月の開幕3戦を終えて

フォーミュラE世界選手権は、年明けの開幕から一ヶ月が過ぎました。2月に開催が予定されていたインド・ハイデラバードEプリがキャンセルとなったため、次戦は3月のブラジル・サンパウロEプリ。そして、いよいよ東京〜ということで、開幕3戦を振り返ります。

開幕は、メキシコシティ。F1でもお馴染みとなった野球場改修のスタジアム・セクションのあるエルマノス・ロドリゲス・サーキットが舞台です。主役となったのは、TAGホイヤー・ポルシェのパスカル・ウェーレイン(ドイツ29歳)でした。一昨年自身とチームが初優勝を飾ったメキシコ、去年も2位に入りスタートダッシュを決めた相性で、見事ポール・トゥ・ウインを決めました。2位には、通算13勝・PP16回を誇る”ミスター・フォーミュラE”エンビジョンのセバスチャン・ブエミ(スイス35歳)が、最前列スタートからポジションを守ってのフィニッシュ。3位は、ジャガーTCS移籍初戦となったニック・キャシディ(ニュージーランド29歳)。ディフェンディング・チャンピオンのデニスは、予選14位から9位入賞が精一杯。ニッサンは、ローランド11位・フェネストラズ12位と入賞に届かず、同じパワートレイン勢マクラーレンのヒューズが7位6ポイント獲得という結果でした。

ダブルヘッダー開催のサウジアラビア・ディルイーヤEプリは、シーズン唯一のナイトレース。第2戦は、カーナンバー1番アンドレッティのジェイク・デニス(イギリス28歳)が、予選3位スタートからの優勝で通算6勝目をマークしました。ポール・ポジションDSペンスキーのジャン・エリック・ベルニュ(フランス33歳)は2位、キャシディが2戦連続の3位表彰台。マクラーレン移籍2戦目のバードが4位と意地を見せ、去年までの同僚ジャガー5位エバンスの前でチェッカーを受けています。開幕戦ウイナーのウェーレインは、8位でした。

翌日の第3戦は、ニッサンのオリバー・ローランド(イギリス31歳)が、3シーズンぶりチーム復帰3戦目で自身7度目のポール・ポジション獲得(ポイントも3点ゲット)し、決勝では3位表彰台をはたしました。優勝は、フォーミュラEキャリア4年目で初タイトルを目指すキャシディ。開幕からすべてポディウム(去年最終戦から4戦連続表彰台)の活躍で、まだ序盤とはいえ、ライバルに19ポイント差をつけ堂々リーダーに躍り出ました。2位は、キャシディがデビューから2年間チームメイトだったロビン・フラインス(オランダ32歳)。ヒューズ4位、フェネストラズ6位と、ニッサン勢3台のTOP10は、頼もしい限りで期待が高まります。

ここからしばらく間隔は空きますが、第4戦サンパウロは、決勝3月16日。そして東京は、3月30日土曜日が決勝レース!さらには翌週のF1日本グランプリ鈴鹿サーキットへと一気に加速していきます!!

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この記事を書いた人

塩原 恒夫のアバター 塩原 恒夫 フリーアナウンサー

1987年フジテレビ入社、アナウンス室勤務〜2017年7月BSフジに出向し、広報担当局長としてアナウンス業務も兼ねる。2022年3月フジテレビを退社、同年4月よりフリーアナウンサー。フジテレビNEXT/F1中継や、福島テレビ・エキサイティング競馬のMCを担当する。

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