英雄が消えた日曜日
日本GP以来3戦ぶりにスプリント開催なしのグランプリ・ウィーク。金曜・土曜のフリー走行計3時間、予選結果とあわせて摩訶不思議感たっぷり。連日前半のセッションでは好調示すアルボン、アルファタウリは手応え十分、フェラーリかなり厳しそうというプラクティス終わりからのーグリッドは、ルクレール2戦連続ポール、サインツとの跳ね馬1-2、フェルスタッペン3番手、復帰4戦目リカルドが2列目獲得!母国GPペレス5番手、ハミルトン、ピアストリ、ラッセル、アルファロメオのボッタスとジョウがTOP10。アロンソ13番グリッド、期待アルボン落胆14位…さらに後方ノリス、PU&ギアBOX交換の角田がいます。(驚きの予選結果に関しては、路面温度の変化に対して、ソフトタイヤの反応がより顕著に出たのではのこと)
フェラーリの壁、直後の奇数列には世界王者と母国英雄が続く。71周決勝レース、太陽と情熱のレッドシグナルーブラックアウト〜レッドブル好スタート、ルクレールとフェルスタッペンの背後、ペレスが1コーナーのアウトから行く!あーっとしかし、接触だーペレスが宙に浮く…超満員のスタンド、ぼう然です。一方で、先頭フェルスタッペンです。結局このオープニング・サプライズが、ハイライト。そしてもう一つは、レース中盤でした。
サスペンション・トラブルで、マグヌッセンがクラッシュ。セーフティカー後、赤旗中断…この時点で、角田が8位まで上がっていました。上位フェルスタッペン、ルクレール、ハミルトン、サインツで再スタート。40周目ハミルトンがルクレールを抜いて2位に浮上。角田は、7位ピアストリをDRS圏内で追撃しています。ただ抜くに抜けないもどかしさ、49周目の1コーナーで接触の痛恨。リカルドが7位フィニッシュのF1カムバック入賞だっただけに悔やまれます。優勝のフェルスタッペンは、シーズン新記録16勝&プロストに並ぶ通算51勝。ハミルトン、ルクレールは前週の失格返上の表彰台。4位サインツ、再スタート後に大きく巻き返したノリスは5位、6位ラッセル、8位ピアストリ、アルボン、オコンがTOP10でした。
長い週末の最終週
スプリント・フォーマット2023最終戦は、金曜日の予選から何かが起こりそうな暗雲の結末。Q3ラストアタック午後4時に真っ暗な上空、激しい雨で終了です。フェルスタッペン通算30回目のPP、ルクレールが続き、アストンマーティンが2列目に並びました。ピットレーン出口での妨害行為により、ラッセル・オコン・ガスリーは2グリッド降格となりました。
スプリント・サタデーは、シュートアウトでノリスがポール。角田6番スタートの躍進ー24周レースは、2位スタートのフェルスタッペンが制し、角田は自身&チームにとってのスプリント初入賞6位をはたしました!
アメリカ大陸3連戦の締めくくり、71周決勝レース。フォーメーション・ラップのサプライズ、ルクレールSTOP…ぽっかり空いた2番グリッド、サンバのパレードは止まらない〜スタート!直後に後方でクラッシュだ。マグヌッセン、アルボンがストップ、タイヤやパーツが飛び散って赤旗となりました。ピアストリとリカルドは、その間にピットでマシン修復に努めました。角田は、10位から再スタートにのぞみます!
先週の失敗を取り返したい角田は、インフィールド区間でコースオフ。11位に後退しますが、ボッタスを抜いて、ラッセルのリタイヤもあり9位と巻き返す。例年このコースで好成績をマークしているメルセデスは大苦戦。アメリカ失格からライドハイトで攻めのセッティングができなかったか。
トップはフェルスタッペン、ノリス2位。最後のポディウムを巡って、アロンソvsペレスのクライマックス・バトルが激しい。ラスト2周で、ペレスが3位に〜しかしアロンソももちろん諦めない。ファイナル・ラップのバック・ストレート、DRSでオーバーテイク!!アロンソ・ペレスの順、上りで迎える最終ターンは、チェッカーまでのパワー全開ーその差100分の53秒、アロンソが7戦ぶり今季8回目の表彰台です!!!フルスタッペン、シーズン最高勝率の20戦17勝。ストロールTOP5、サインツ、ガスリー、ハミルトン、9位角田、オコンまでが入賞。完走は、シーズン最少14台でした。
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