【塩原恒夫・F1】2024F1/怒涛のトリプルヘッダー・ファイナル!!

目次

サタデー・ナイト・キング〜ラスベガスGP

2年目を迎えた不夜城決戦。予選では、ペレスQ1敗退!Q2でコラピントがクラッシュ!!角田は7番グリッド獲得!!!タイトル争いのフェルスタッペンとノリスは、5位6位の3列目。ガスリーが3位健闘で、4位ルクレール・2位サインツ=フェラーリ勢に割って入る〜ポールポジションは、シーズン3度目ラッセルが手にしました。

眠ることのない街、土曜夜の50周決勝レースが覇権への欲望を掻き立てる。カジノのシグナル、約束の手札=ストレートフラッシューラッセルTOPは変わらないが、ルクレールがインから2位に上がった。角田はポジション・キープ7番手。フェルスタッペン、ハミルトンが順位を上げてくる。10周前後でのピットストップが済んで、先頭ラッセル、フェルスタッペン2位浮上、3位サインツ、4位ルクレール、ハミルトン5位、6位ノリス、角田は依然7位です。上位陣、タイヤ交換2度目は25周をすぎて。ここで、ラッセル-ハミルトン、メルセデス1-2に!フェルスタッペンは、ノリスの前でフィニッシュすることだけを考え、フェラーリ勢に後半抜かれても無理はしない。結果、ラッセルが堂々ポール・トゥ・ウインを飾り、ベルギー失格の憂さを晴らす通算3勝目。予選10位ハミルトンがドライバー・オブ・ザ・デイに輝く2位チェッカー、3位サインツ表彰台。ルクレール4位、フェルスタッペンは5位で4連覇達成!ノリスは、最後にソフトタイヤでファステスト獲得、チーム・タイトルに目標を切り替えました。7位ピアストリ、8位ヒュルケンベルグ、角田は9位で2戦連続ポイントゲット、10位ペレスでした。なお予選3位ガスリーは、パワーユニット・トラブルで前半リタイヤに終わっています。

罰則バラエティ〜カタールGP

シーズン最後のスプリント・フォーマット。コンストラクターズ・タイトルに向けては、ポイントを積み重ねたいところで、マクラーレンがピアストリ-ノリスしっかりと1-2。4位5位サインツ-ルクレールに対して点差を広げました。直後の予選では、フェルスタッペン1位もスロー走行ペナルティを取られ2位降格、ラッセルが繰り上がり連続ポール。マクラーレンは3位ノリス、4位ピアストリ。フェラーリ5位ルクレール、7位サインツ。角田は14位スタートになります。

去年は10月開催、今年は決勝12月1日。時期が移れば、気温も20度をわって夜の砂漠を57周ースタートでフェルスタッペンが、ノリスが、ラッセルを逆転だ!後方ではアクシデントから、コラピントとオコンがリタイヤ…オープニングLAPからセーフティカーです。再開後の展開では、タイヤ交換ミスの3位ラッセルが後退を余儀なくされる。本格的なピットの動きは後半に入った35周前後ーコース上の破片撤去や、ペレスとヒュルケンベルグSTOPによりセーフティカーが入ります。ラスト15周の勝負は、首位フェルスタッペン、2位ノリス、3位ルクレール。が、ノリスに下されたイエロー区間での不十分な減速による10秒ストップ&ゴー・ペナルティ…チームのタイトル決定は最終戦に持ち越されました。優勝フェルスタッペンは、王者のプライドを通算63勝・シーズン9勝目とともにアピールしました。2位ルクレール、3位ピアストリで両チーム21ポイント差。ラッセル4位に持ち直し、5位はガスリー、サインツ6位、アロンソ7位、8位ジョウ・グァンユーは意地の今季初入賞でドライバーズ・オブ・ザ・デイ!マグヌッセン9位、挽回ノリス10位。角田13位でした。

予選でのフェルスタッペンのグリッド降格、決勝ではノリスへの10秒ストップ&ゴーの他、10秒タイムペナルティ、5秒タイムペナルティ、ドライブスルーと罰則の多様さと厳しい適用が目立った週末ともなりました。

ゆく人くる人〜アブダビGP

開幕からおよそ9か月半、シーズン最多24戦もいよいよ最終ラウンド。FP1での平川亮・岩佐歩・ルクレール弟の走行、アルピーヌはオコンに替えてドゥーハンが前倒しデビューを飾った。予選は、ノリス-ピアストリのワンツー。フェラーリ、サインツ3番手-ルクレールはPU交換10グリッド降格19番手…得意のヤスマリーナ、角田は11番手から締めくくる。

見納めのドラマは58周、9番グリッドからボッタス、さらばメルセデス=ハミルトン16番グリッド。シーズン8度目ポールからノリス、勝てばチームはチャンピオン、成長の証スタート決めてTOPで1コーナー!ピアストリはフェルスタッペンと接触、ボッタスとペレスもか。ヴァーチャルSC発動。フェルスタッペン、ボッタスには10秒ペナルティです。2位サインツは最後の仕事で逆転タイトルにつなげるか!?3位ガスリー、4位ラッセル。なんとルクレールは、一気に入賞圏内まで上げてきました。1ピットストップという展開の中、終盤は16位スタートのハミルトンがラッセルとのメルセデス同僚ラストバトルで盛り上げる。結局ノリスがそのままTOPチェカー、マクラーレンは1998年以来26年ぶり9度目とタイトルを決めました!サインツ、ルクレールの二人がポディウムに並び、ライバルとして花を添えています。4位には惜別のハミルトン、5位ラッセル。フェルスタッペン6位、7位ガスリー、8位ヒュルケンベルグ、アロンソ9位、ピアストリ10位。角田は13位、ドゥーハンはデビュー戦15位でした。

閉幕から10日あまり、レッドブルは来季のラインナップを発表。フェルスタッペン-ローソン体制を明らかにしています。2025シーズンは、3月14日オーストラリア・メルボルンで開幕します。

ウルスポをフォローしよう

この記事をシェア

この記事を書いた人

塩原 恒夫のアバター 塩原 恒夫 フリーアナウンサー

1987年フジテレビ入社、アナウンス室勤務〜2017年7月BSフジに出向し、広報担当局長としてアナウンス業務も兼ねる。2022年3月フジテレビを退社、同年4月よりフリーアナウンサー。フジテレビNEXT/F1中継や、福島テレビ・エキサイティング競馬のMCを担当する。

コメント

コメントする

top
目次
閉じる