【塩原恒夫】シルバーストン/七夕の決闘~2024F1第12戦イギリスGP

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ジェントルメンの帰還

ブリティッシュ・ウェザー泣いて笑って、伝統の舞台。スターティング・グリッドです。

やってしまった…赤旗ペレス、ピットスタート。ガスリー最後尾/オコン、マグヌッセンの超危険なブービーライン/7月7日77番ボッタスと7月生まれリカルド、同級生は窓際族/7月7日の7列目、行けアジアン特急。ジョウ・グァンユー、角田/12番手サージェントの飛躍、Q3届かずルクレールの転落/アロンソ、アルボンTOP10あろある探検隊/残るとなったらストロール、出ていくんだからサインツ/先週の決勝6位ヒュルケンベルグ、2位ピアストリ52周胸張って/王者フェルスタッペン、挑戦者ノリス、セカンドロウのわだかまり/母国興奮ハミルトンとラッセル、逆襲のメルセデス・ウォール。以上20台、”雨に濡れても”日曜日のハミング・ドライブです。

破れ傘、涙の栄光

降水確率60パーセントの決勝レース。フォーメーション・ラップで、ガスリーが離脱…。シルバーストン開催でのイギリス人ドライバーTOP3独占スタートは、史上初の快挙です。連勝狙うラッセル、復権かけるハミルトン、アイドル卒業へノリスーチャンピオンの前には野望が渦巻く。F1第12戦イギリスGP、曇り空の下、太陽兼ねるレッドシグナル。ポールからラッセル好スタート、ハミルトンはノリスを牽制、メルセデス1-2守る。フェルスタッペンは、ノリスを抜いて3位に上がった。ルクレールが8位に、角田11位に浮上、ヒュルケンベルグとアルボンは順位を落としました。

カメラに水滴が…となった15周目のハンガーストレート、ノリスがフェルスタッペンを交わして3位を奪い返す。17周目ピアストリが4位に、フェルスタッペンは5位。翌周には、ハミルトンがラッセルを逆転して、レースリーダーになります。雨がやや強くなる状況での攻防戦、メルセデス2台コースオフの間、ノリスが、ピアストリが、それぞれメルセデス勢を交わしてマクラーレン1-2です。上位陣、ドライタイヤの我慢比べから、先にフェルスタッペンとサインツがインターに履き替える。28周目、ノリス、ハミルトン、ラッセルがピットイン。ピアストリは1周後のタイヤ交換となり順位を下げました。TOPノリス、2位ハミルトン、3位フェルスタッペン、4位ラッセル、5位サインツ、6位ピアストリ、角田は10位をキープしています。

レース34周目衝撃のラジオは、4位走行中ラッセルにリタイヤの指示…冷却系トラブルのようです。

後半39周目、ハミルトンがソフト、フェルスタッペンはハード、ピアストリがミィディアムに交換。40周目にノリスがソフトに交換も、制止時間4秒5とかかってしまいました。トップがハミルトンに変わる。追いかけるノリスとフェルスタッペンは、ファステストを更新しあっている。ラスト5周をきって、フェルスタッペン2位、3位ノリスとかわる。しかし最後は、ルイス・ハミルトン。サー・ブライアン・メイがチェッカーを構える、まさに “You are the チャンピオン!”自身3シーズンぶり通算104勝目、F1史上初同一サーキット最多9勝目を母国グランプリで成し遂げました〜2位フェルスタッペン、ノリス3位、4位ピアストリ、5位サインツはファステスト獲得、以降ヒュルケンベルグ、ストロール、アロンソ、アルボン、10位角田は4戦ぶりの入賞を果たしました。13位リカルド、ルクレール14位、ペレス17位、ラッセル残念なトラブル・リタイヤでした。

シーズン6人目のウイナーが誕生して、次はサマーブレイクへのスパート、ハンガリー~ベルギー2連戦です。

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この記事を書いた人

塩原 恒夫のアバター 塩原 恒夫 フリーアナウンサー

1987年フジテレビ入社、アナウンス室勤務〜2017年7月BSフジに出向し、広報担当局長としてアナウンス業務も兼ねる。2022年3月フジテレビを退社、同年4月よりフリーアナウンサー。フジテレビNEXT/F1中継や、福島テレビ・エキサイティング競馬のMCを担当する。

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