どうも、岡田です!
特異なeスポーツ「eモータースポーツ」を紹介する記事、第2弾です。
今回は「eモータースポーツ」の大会ならではの特徴についてのお話です。
「eモータースポーツ」ならではの”主催”
ビデオゲーム・PCゲームをスポーツとして取り扱う「eスポーツ」。
新しい形の競技なのでこの言葉が先に耳に入りやすいですが、これは運動競技を「スポーツ」と一括りにしているようなもので、実際にはゲームのジャンルによって開催される大会は千差万別です。
基本的には「そのゲームが最も上手く、強い選手を決める」という目的で大会が開催される訳ですが、中にはもう少しカジュアルな大会であったり、キャンペーンの要素も含まれた大会もあります。
その意味で「eモータースポーツならでは」と言えるのは、実車や実在のサーキットで疑似体験してもらうことを目的に含んだ大会です。
例えば国内有数の国際サーキット「富士スピードウェイ」が主催するeモータースポーツコンテンツである「FSW CUP」は、「実在するレーシングコースが主催する、eスポーツコンテンツ」として稀な例かと思うので、今回はこちらを紹介したいと思います。
楽しみ方に合わせて選べる2つのレース
「FSW CUP」はレースゲーム「グランツーリスモシリーズ」を用いて開催されるeモータースポーツイベントで、バーチャル上の「富士スピードウェイ」を舞台に、2021年より年間5戦開催されています。
毎回「ガチの人カップ」「クレインズカップ」という2つのレースカテゴリーが開催され、参加者は自身のスキルや楽しみ方によってエントリーするレースを選択できます。
「ガチの人カップ」はその名の通り、eモータースポーツ競技の上級者が集うレースで、2019年より開催されている「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」の代表選手を始めとしたプレイヤーが参加しています。
毎回「スーパーフォーミュラ」「スープラ・NSX・Z」「トラックのみ」など、大会に使用できる車種が変わるのが特徴で、その都度車両にアジャストする能力が問われます。
また「ゲストプレイヤー」が毎回登場しており、私岡田衛や冨林勇佑選手などの「eモータースポーツ出身レーサー」や、山下健太選手や平手晃平選手といった「リアルトップドライバー」とグランツーリスモ上で対戦できることも魅力の一つとなってます。
もう一つの「クレインズカップ」は、富士スピードウェイイメージガールの「クレインズ」と共に遊ぶことができるeモータースポーツ。
3名のクレインズの誰かを優勝させ、「2位」になった「紳士」が優勝…という、かなり異質なレースです(笑)
こちらはよりカジュアルにeモータースポーツ、そして富士スピードウェイを楽しめるコンテンツとして開催されていますが、いざ2位になろうとするとなかなか難易度も高く、スタートからずっとクレインズの背後を「エスコート」する作戦や、序盤は先行し最後のゴール手前で「エスコート」するなど…と、ある意味独自の戦略性が生まれています。
また「ガチの人カップ」「クレインズカップ」共に、グランツーリスモの「リバリー機能(車体へのカラーリング)」を用いて特徴を出すことができ、実在のレーシングカーやeスポーツチームカラーを纏った車両で参戦する方もいれば、画像の「紳士カー」で紳士であることをアピールする方も。
両レースとも参加者全員に「富士スピードウェイ体験走行券」がプレゼントされる他、優勝者(クレインズカップは2位の方)にはクリスタルトロフィーが贈呈されます。
敷居の高いサーキットへの第一歩
モータースポーツは非常に楽しいですが、実際にはかなり敷居の高さがあります。
実車で少し走ろうと思っても、様々な準備が必要ですからね。
ですがFSW CUPでは、一通りグランツーリスモで遊べるセットがあれば家からすぐに参加可能です。
そして参加すると貰える「体験走行券」を使って、リアルの富士スピードウェイを走ってみて、「ここすごく似てる!」「ここってゲームより広く感じる!」といった発見をしてもらっても面白いと思います。
eモータースポーツから実車でも走ってる自分もそうでしたが、こういった段階を踏んでるといつの間にかモータースポーツにハマっちゃうものなので、その第一歩として参加してみるのもいかがでしょうか?
・・・という大会の宣伝の仕方がすでに「特異なeスポーツ」って感じがしませんか?
リアルへの入り口として、eスポーツの大会が開催されるのも「eモータースポーツ」ならでは。
やはり「eモータースポーツ」はリアルの「モータースポーツ」と切り離せない関係なのです。
レース・イベントカレンダー | 観る | 富士スピードウェイ公式サイト (fsw.tv)
FSW CUP次回開催は8月20日となっているので、是非予定を空けて頂いて、参加や配信視聴してみてほしいなと思います!
岡田
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