どうも、岡田です!
先日静岡県の「富士スピードウェイ」で行われた「NAPAC 富士 SUPER TEC 24時間レース」に、ST-2クラス7号車「新菱オート☆DIXCEL☆EVO10」のドライバーの一員として参加してきました!
レースである以上、優勝を目指して全力で走るのはどの大会でも同じなのですが、今現在国内で唯一開催されている24時間レースは、また違った雰囲気のあるレース参戦でした。
ナイトセッション
今回のレースは通常より2人多い6人のドライバーで24時間を戦うことになった7号車。
1人のドライブがだいたい1時間20分で、僕が最初に担当したのは20時頃のナイトセッションでした。
これほど真っ暗な中で行うレースは、国内では富士24時間レースのみですが、富士での開催5年目で設備や照明も整っていますので、意外なほどコースは見えますし、フラッグも電光掲示板や車内のモニターで把握できます。
ただし、後方から来る車両の車種などは把握できないので、自分のランエボよりどの位速い車が後ろについてるのかは気にするのが難しかったです。
ちなみに、僕がコースイン直後はコース上で花火が打ち上ってました。
後で写真で見せてもらうと、芝生はキャンプ客のテントで賑わい、コース上は様々な速さで音を奏でるレースカーが混在し、空には綺麗な花火は花を添える大変非日常感溢れる素晴らしい空間になってました。
まさにドイツの伝説的な耐久レース「ニュルブルクリンク24時間レース」が、日本の富士スピードウェイで再現されてるかのようですね!
この花火を、僕はレースカーの車内から見る貴重な体験をさせていただきましたが、右ハンドル車なので左手に見える300Rより、最終パナソニックコーナーからの方が目線に花火が入りやすく、綺麗に見えました(笑)
コースに広がるBBQの匂い
24時間レースでのレース観戦の醍醐味が、コースサイドでのBBQやキャンプです。
今回、僕の友達が応援(BBQ)しに来てくれたので、出番までに余裕があるタイミングで少し顔を出しました。
元々僕も「観る側」で、富士のコースサイドでキャンプをしていたこともありますが、車好きにとってレース観戦×キャンプは最高の一言です。
加えて、スーパー耐久は国内トップレベルの選手から駆け出しの若手選手、僕のようなeスポーツ出身ドライバーなど様々な約280名ものドライバーが乗る、56台によるレースですから、結構知り合いが参戦しているとか、お世話になっているショップが参戦している…という見方で観戦されてる方もいたのではないでしょうか?
そしてマシンに乗ってコースに出ると、BBQの匂いや煙がレースカーの車内に入ってくるんですよ。
昔雑誌でニュル耐久に出ていた選手が同じことを言ってるのを見て「そんなことある?」って疑問でしたが、体感しました(笑)
特に富士で一番の低速コーナーになる「ダンロップコーナー」では、毎周物凄いソーセージの香ばしい香りが車内に入ってきたのをよく覚えています。
ダンロップ付近でソーセージ焼いていた方、ごちそうさまでした。
レースの方は本当に過酷で、マシントラブルも多発して最後はリタイヤとなってしまったのですが、特別なレースに参加させていただいたという充実感をすごく感じました。
今回家が近く、サーキットから帰るたびにグランツーリスモ7を起動してイメトレし直す…というようなことをしていたレースウィークでしたが、全力で走る予選と、マシンをセーブしながら走る決勝のメリハリのつけ方など、自分の担当では出来ることはやれたと思う反面、やはり初の24時間レースということで経験不足なところもあったなと振り返って思います。
S耐2022Rd.2 富士24時間レース 決勝|岡田 衛 / アペックス|note
↑レースの詳細についてはこちらもご覧ください。
グランツーリスモで富士×ランエボの組み合わせで走った時は、かなりリアルと近い感覚で走れて練習になってましたが、BBQの匂いとか現地の「熱気」みたいなものが、特にリアルの24時間レースでは印象的でした。
富士での24時間レースも5年目で、開催されるコンテンツも充実してきて、お客さんも毎年の24時間レースの観戦を楽しみにされていて、「富士24時間レース」文化の根付きみたいなものを感じました。
今年来れなかった方や、この記事を見て初めて「24時間も走ってるレースがあるんだ!」って知った方には、是非来年この特別な空間を感じに富士スピードウェイに来ていただきたいですし、またそこでドライバーとして走りたいなって思いました!
今回は以上です!
岡田
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