先日、2日間にわたり後楽園ホール創立60周年を祝し、『還暦祭』と言うイベントが催された。
初日の女子プロレスではスターダムやアイスリボン等の9団体の選手が日頃顔を合わせない他団体の選手と組んだり戦ったりしながら試合を行った。
格闘技と笑点の『聖地』後楽園の還暦と言う事で、日頃は絶縁と言われているスターダムとアイスリボンが(一緒に試合をしなくても)同じマットにいると言う事自体が、なかなか刺激的で画期的だったと思う。
メインは野崎渚(wave)、SAKI(COLOR’S)、彩羽匠(Marvelous)と、尾崎魔弓、雪妃魔矢(ともにOZアカデミー)、スターライト.キッド(スターダム)が6人タッグで激突。
引き分けがちらついて来た29分台にコーナーに上がったSAKIに尾崎が毒霧をかました後にスターライト.キッド(以降はスタラキ)がエターナル.フォー(変形不知火.改)をSAKIに決めて引き分け寸前の29分31秒、勝利を掴んだ。
この記事を見て心配になったのは、フォールを取られたSAKIは『COLOR’S』の顔的存在。一方のスタラキは成長期で団体も推して行きたい存在と言えども、スターダムのエースかと言えば、そうではない。
かつて、上田馬之助氏はSWSが失敗した原因を聞かれて「(SWS移籍前の天龍の全日本最後の試合で)最後に鶴田にピンフォール負けを喰らった奴の試合なんて誰が見るの?」と語っていたのを思い出した。
アクトレスガールズがプロレス団体としての機能を停止してから志の同じものと造り上げた『COLOR’S』は団体の名前を売るため様々な他団体にも顔を出して試合をしている。
その中で、まだエースではないスタラキに団体の顔のSAKIがスリーを取られるって事は今後の団体の活動に響かないか気にはなります。
このままリベンジのチャンスがないと、「スタラキに負けたSAKIが団体のトップだと、たかが知れてるなぁ」って思われかねない…たぶん余計な御世話なんだろうけど。
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