【地域サッカーマニア・齊藤晃】東北女子サッカーリーグ・ゼブラレディース岩手戦！

　こんにちは！岩手県盛岡市でサッカーサポータークラブ「岩手レボリューション」をしています齊藤晃です。
　東北社会人サッカーリーグの1部開幕は4月28日と決まりましたが、それに先んじて東北女子サッカーリーグが4月7日から始まりました。岩手県からは専大北上高校が1部、ゼブラレディース岩手と奥州ユナイテッドプリンセスが2部に参戦します。

ゼブラレディース岩手とは？

　今回ご紹介する『ゼブラレディース岩手』について、簡単にご説明しましょう。

　公式サイト　https://fc-zebraladiesiwate.isp.or.jp/

　そもそもこのチームは1988年に盛岡ゼブラの女子チームとして設立され、岩手県女子サッカーの草分け的存在でした。その後1993年にU-15年代のメニーナ(発足当時はゼブラフレンズ)が誕生(東北女子U-15リーグに参戦)しました。

　それが2022年、元なでしこジャパン監督の高倉麻子氏をアドバイザーに迎え岩手町にホームタウンを移転。チーム名もゼブラレディース岩手と改めて東北リーグ参戦となりました。

　現在は台湾、香港からも代表クラスの選手がやってきています。また、県外選手の中には地域おこし協力隊にも参加している人がいます。

試合について

　続いて東北女子サッカーリーグについてお話します。

　東北女子サッカーリーグは2部制×8チームの16チームが参加しています。前書きでも書いたように岩手県からは専大北上、ゼブラレディース岩手、奥州ユナイテッドプリンセスの3チームが参戦(奥州は今年昇格しました)。他に女子高校サッカーの実力校である聖和学園、常盤木学園の両校やWEリーグ・マイナビ仙台レディースのユースもいますね。今年は東日本大震災後静岡に拠点を移していたJFAアカデミー福島も2部リーグで東北に帰ってきましたし、ますます注目されるリーグになるでしょう。

ホームゲーム観戦記

　それでは本題に入りましょう。4月14日、21日と岩手町総合グラウンドでゼブラレディース岩手のホームゲームが開催されました。

　14日は山形県の鶴岡東高校と対戦しました。この相手なら勝てるだろうと読んでいましたが、その読みが甘かったですね。と言うのも、鶴岡東のFW今野彩花が右サイドから鮮やかなループシュートで先制。それに対してゼブラも香港代表のMFチャム・チンマンとFWソウ・ホイラムが軸となり攻め立てましたが、鶴岡東GK高橋璃桜(りおん)の好セーブに阻まれてなかなか得点できません。

　しかしゼブラは30分、CKから最後はホイラムが押し込んで同点に追いつきます。その後も何とか勝ち越したかったところですが、最後までゴールが遠く…1－1の引き分けに終わりました。

　続く21日は奥州ユナイテッドFCプリンセスとの一戦でした。ゼブラと奥州は女子でも熾烈なライバル関係にあるため、ここは絶対勝ちたかったところです。

　この試合は鶴岡東戦とは逆にゼブラがリードしました。34分にホイラムのゴールで先制します。奥州は中学生の選手を早くから交代させるなどして流れを変えようとしていました。これが後半意味を持つことになります。

　後半、ゼブラはなかなか次の1点を奪えません。そうしてる間に65分、奥州は右サイドからのクロスにFW千田千愛(ちなり)が合わせて同点に。彼女が前半途中で交代出場した中学生です。さらにその後もゼブラGKウン・チョワイ(通称ミーちゃん)と1対1になる場面があるなど、見せ場を作りました。

　このまま終われないゼブラでしたが、チャム・チンマンをハーフタイムに下げてDF茂庭汐里を投入したのが結果的に裏目に出た感じ。結局この試合も1ー1のドローで終わりました。

最後に

　結局4月のホームゲームでは勝ちきれなかったゼブラレディース岩手ですが、この後の予定をご案内します。ぜひともご声援よろしくお願いします！

日時	対戦相手	会場
5/6 14:00	仙台育英高校	岩手町総合グラウンド
5/12 13:30	ノースアジア大明桜高校	明桜高校グラウンド
6/9 10:00	八戸学院大学	いわぎんスタジアム
7/6 14:00	桜の聖母学院高校	岩手町総合グラウンド
7/14 14:00	JFAアカデミー福島	岩手町総合グラウンド
7/21 11:30	鶴岡東高校	酒田市光が丘球技場
7/27 13:00	奥州ユナイテッドプリンセス	胆沢川桜堤サッカー場
8/25 14:00	仙台育英高校	仙台育英多賀城キャンパス
8/31(時刻未定)	ノースアジア大明桜高校	岩手町総合グラウンド
10/6 10:00	八戸学院大学	八戸学院大グラウンド
10/20(時刻未定)	桜の聖母学院高校	(会場未定・福島県内)