こんにちは!カート系YouTuberのもみちゃんです!
暖かくなってきてモータースポーツも各地でレースが開幕しましたね!
カートのレースも各地で開幕戦を迎え、各コースで多くの方が精力的に練習をしています。
また、実車のレースに参加している人がトレーニング目的でカートの練習をしている場面もよく見かけます。
そこで、こんな疑問が沸く人もいるんではないでしょうか、
「カートと実車って全然構造違うのに練習する意味あるの…?」って。
ということで、今回はカートの練習をすると実車の運転がうまくなるのかどうかを考えていきます!
カート経験のみで実車レースデビューした結果
カート一筋十何年…実車でサーキットを1度もまともに走ったことが無いもみちゃんでしたが、今年はなんとN-ONE OWNER’S CUPにデビューすることになりました。
ロクに練習もせず、本格的な練習走行は基本的にレースウィークのみという初心者にはちょっと厳しそうな縛りプレイで挑む今シーズン、これまで2戦を終えた結果は…
第1戦 モビリティリゾートもてぎ ラウンド:3位/44台(上位7%)
第2戦 富士スピードウェイ ラウンド:15位/78台(上位19%)
そう、優勝こそ出来ていないものの実車未経験にしては意外と戦えているのである。
※もちろん、所属しているチーム「SeredIQs」のサポートとノウハウがあってこその結果ですが…。
N-ONE OWNER’S CUP 開幕戦もてぎラウンドのもみちゃん参戦の様子↓
カートと実車の運転は共通点がたくさん!
実車はサスペンションがあって、カートには無いし何ならカートにはデフすら無い。
全然違う乗り物だし、きっと運転の仕方も違うんだろうな…
と、思っていた時期が僕にもありました(*’▽’)
実際に実車で走ってみるとね、もう本当にカートの技術が大部分で応用できるんだなってことがわかりました。
車を速く運転するためには荷重移動や転舵をすることで前後のグリップバランスを最適にコントロールすることが必要であり、速さの大半はここのコントロールがうまく出来るかで決まります。そこのコントロール方法は基本的にカートも実車も変わりません。
また、速く走るためにはタイヤのグリップも効率よく出してあげなければいけません。効率よくグリップを出すためにはタイヤの変形量を感じ取れなければいけませんが、そこに関してもカートと実車ではほぼ同じ。
実車だろうがカートだろうが速く走らせるための基礎技術は同じなんだな…
これが実車でレースに出てみて率直に思った感想でした。
そうじゃなけりゃ実車でロクに走ったこともない初心者の僕が練習なしに上位20%なんて走れないですよね。
↓初めて体験したスピン回避練習も難なくこなせました
カートは実車より12倍もコスパが良い!
当然、運転を上達させるには練習しないといけませんよね。
ですが、モータースポーツであるあるなのがお金が無くて練習したくてもなかなかできない問題。
コースの走行代金やらなんやらでとってもお金がかかるのがモータースポーツ。
ってことで、お金の話をしていきましょう!
車を速く走らせられるというのは、すなわちコーナーを速い速度で曲がれるということですよね。
コーナーは減速→転舵→加速の繰り返しであり、その動作はコーナー1つを曲がるたびに上達していきますよね。ということは、大雑把に考えると練習量=コーナーをクリアした数となりますね。
では、カートと実車で1つのコーナーを走らせるための価格を比較すれば、上達をするためのコストパフォーマンスを比較することが出来るじゃないか!早速やってみよう!
【実車の場合】
富士スピードウェイ走行代金11900円(50分走行)
1周2分換算すると50分で25周
コーナー数16/周×25周=合計コーナー数400
11900円÷400=29.75
コストパフォーマンス:29.75円/1コーナー
【カートの場合】
フェスティカサーキット瑞浪走行代金6000円(1日)
経験上、1日で150周走行可能
コーナー数16/周×150周=合計コーナー数2400
6000÷2400=2.5
コストパフォーマンス:2.5円/1コーナー
なんと!実車に比べてカートの方が約12倍もコストパフォーマンスに優れる結果に!
実際は車両レンタル費用なども掛かり、レンタル費用に関してもカートの方が安い場合が多いのでさらにカートの方がコストパフォーマンスに優れると考えています。ちなみに、車両を所有する場合も恐らくカートの方が安い場合が多いですね。
まとめ
というわけで、実車とカートでは同じお金で12倍も練習量が違うという結果になりました。
今回の比較ではカートの方が難しいから、実車の方が難しいから…と、そんなことは言うつもりは無くて(※実際、どんなカテゴリーでも特有の難しさはあるから比較が出来ない)ただ単純にカートの方が同じ資金でもたくさん練習できるよということが言いたかったわけです。
モータースポーツはお金のかかるスポーツなので、お金が無くて練習できない人、お金を言い訳に練習してない人、そんな人たちに是非カートで練習してもらいたいなと思います!
それでは、良いモータースポーツライフを\(^o^)/
コメント